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光復
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お茶しながらすごす日曜日
平和だ
俺達はどうって事ない内容の話をグダグダになりながらしていた。
「蒼、ユウさんは元気にしてるの?」
「うん。あのときはユウさんには本当にお世話になったから…
何かお礼をしないとって思ってるんだけど、何も要らないからって言うの。」
「そっか
ユウさんが病院まで付き添ってくれたもんな…」
ユウさん…
俺が浮気して、よりによって蒼の母親と浮気してるって知ったらブチ切れるだろうな。
「一回、お家にお呼びしたら?
私も会ってお礼が言いたいわ。」
「うん。言ってみる…」
蒼がそう答えたそのとき、友梨奈さんの携帯のバイブ音がした。
「お母さん、携帯鳴ってるよ。」
「あー、いいのよ。
LINEだし」
「LINE?」
俺は何気なく聞いてみた。
「別れた旦那」
「えっ!?
お父さんが…
一体何の用件で?」
蒼も全く予想していなかったLINEの相手に、思わず驚きの声を上げた。
「向こうが一方的に送ってきてるだけだし。
私は一回も返信してないから。」
「友梨奈に何の用があるんだ?」
俺が言うと、友梨奈さんは少しだけ沈黙した。
そして、すぐに
「復縁して欲しいんだって。」
と、サラッと言った。
「ふ、復縁!?
いやいや、あの愛人がいるじゃんか。
私が幸せにしますからって宣言してた女が。」
「別れたらしいよ、最近
ていうか、捨てられたんだって。」
「えーっ!早っ!」
「向こうもやり手で、かなりの額の財産を持ってかれたそうよ。」
「えっ、どうやって?」
「知らない間に不動産だったか、何かの資産かよくわかんないけど、勝手に売却して、それ持って姿消したんだって。
籍入れる前だったし、計画的だったんじゃないかな。
ざまあみろって感じよ。」
そう言って友梨奈さんは笑った。
「酷い女だなあ」
「女を見る目がないんだよ、あの男には。」
「でも、だからといって復縁ってのは、どうなのよ?」
「あっちが欲しいのは私じゃなくて、私に渡した財産よ。
その女に金を持ち逃げされたせいで、会社の資金繰りにかなり支障が出てて、私のお金がどうしても欲しいみたい。」
「そう言われてもなあ」
「うん。だから無視するのが一番」
友梨奈はそう言って笑った。
だけど、蒼はそうではなかった。
「お父さん、大丈夫かなあ…」
さすがに、離婚しても蒼の父親には変わりなく、蒼はすごく心配そうだった。
平和だ
俺達はどうって事ない内容の話をグダグダになりながらしていた。
「蒼、ユウさんは元気にしてるの?」
「うん。あのときはユウさんには本当にお世話になったから…
何かお礼をしないとって思ってるんだけど、何も要らないからって言うの。」
「そっか
ユウさんが病院まで付き添ってくれたもんな…」
ユウさん…
俺が浮気して、よりによって蒼の母親と浮気してるって知ったらブチ切れるだろうな。
「一回、お家にお呼びしたら?
私も会ってお礼が言いたいわ。」
「うん。言ってみる…」
蒼がそう答えたそのとき、友梨奈さんの携帯のバイブ音がした。
「お母さん、携帯鳴ってるよ。」
「あー、いいのよ。
LINEだし」
「LINE?」
俺は何気なく聞いてみた。
「別れた旦那」
「えっ!?
お父さんが…
一体何の用件で?」
蒼も全く予想していなかったLINEの相手に、思わず驚きの声を上げた。
「向こうが一方的に送ってきてるだけだし。
私は一回も返信してないから。」
「友梨奈に何の用があるんだ?」
俺が言うと、友梨奈さんは少しだけ沈黙した。
そして、すぐに
「復縁して欲しいんだって。」
と、サラッと言った。
「ふ、復縁!?
いやいや、あの愛人がいるじゃんか。
私が幸せにしますからって宣言してた女が。」
「別れたらしいよ、最近
ていうか、捨てられたんだって。」
「えーっ!早っ!」
「向こうもやり手で、かなりの額の財産を持ってかれたそうよ。」
「えっ、どうやって?」
「知らない間に不動産だったか、何かの資産かよくわかんないけど、勝手に売却して、それ持って姿消したんだって。
籍入れる前だったし、計画的だったんじゃないかな。
ざまあみろって感じよ。」
そう言って友梨奈さんは笑った。
「酷い女だなあ」
「女を見る目がないんだよ、あの男には。」
「でも、だからといって復縁ってのは、どうなのよ?」
「あっちが欲しいのは私じゃなくて、私に渡した財産よ。
その女に金を持ち逃げされたせいで、会社の資金繰りにかなり支障が出てて、私のお金がどうしても欲しいみたい。」
「そう言われてもなあ」
「うん。だから無視するのが一番」
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だけど、蒼はそうではなかった。
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