ニューハーフ学園

フロイライン

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進路と針路

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「痛てて…」

光瑠は股間の痛みに耐えられず、目を覚ました。


「大丈夫ですか…」


晴翔は少し表情を強張らせながら、光瑠に声をかけた。


「大丈夫じゃねえって。めっちゃ痛い


俺、何時間くらい寝てた?」


「三時間くらいです」


「そうか。

喉乾いたなあ

何かない?」


「あ、冷蔵庫があるんですよ、この部屋。

中に水が入ってましたけど、飲まれますか?」


「おう。」


晴翔は、慌ててミネラルウォーターのペットボトルを取り出し、光瑠に手渡した。


光瑠はゆっくり起き上がり、渡された水を半分くらい飲むと、フッと一息ついた。


「お前、名前聞いてなかったよな。

何クン?」


「あ、沖原です。

沖原晴翔といいます。」


「わかった。晴翔な。

まあ、よろしく頼むわ。」


「光瑠君でしたね。

こちらこそよろしくお願いします。」


「君付けしなくていいよ。

光瑠で。

だって、お前十七だろ?」


「えっ、はい…」


「俺も十七だよ。
タメじゃん。」


「はい」


「あー、それにしても痛えよ。」


「しばらくは痛むと思います。」


「だよな。
お前、詳しいの?」


「詳しいというか、ワタシ…いや、僕もタマは取りたいと思ってるので」


「えっ、マジ?

自分の意思で取るんかよ」


「はい、そうです。」


「何で?」


「女らしくなりたいからです。」


「女らしく…」


「もちろん、それだけだと不十分なので、女性ホルモンの注射を定期的に打たないとダメなんですけど。」


「たしか、俺もその女性ホルモンの投与がなんとかってあのオッサンが言ってたな。

それしたら女らしくなるんか?」


「はい。
個人差はありますけど、胸が膨らんできたり全身に皮下脂肪が付いて丸みを帯びた体になると言われています。」


「…

なるほどな…

それが俺の罰かよ…」


光瑠は、ようやく自分がここでどのような目に遭うのか、また遭っているのかを理解した。
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