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sigh
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体育の授業を終え、着替えをする晴翔達だったが、みんな不服そうに、先程の体育の授業内容について語り合っていた。
「ちょっとキツくない?マジで」
長谷部桃香が言うと、その周りにいた晴翔や、高井翼、内藤悠希も頷き、同調した。
「いくら、ワタシらが引きこもりで体が鈍っているからって、こんなに厳しくされるとは…」
晴翔が言うと、翼は憂鬱な顔をして
「もうすぐホルモン治療が始まって、女性ホルモンが体に入ってきたら、もっと体力が落ちて、ホントについていけなくなるよ。」
と、嘆いてみせた。
「ねえ、今日やらされたキツイ体操って、自衛隊体操って言って、自衛隊内でやってるやつみたいだよ。」
悠希がそう言うと、桃香が驚きの表情に変わった。
「自衛隊体操?
なんで、ワタシ達がそんなものを…
でも、ユキちゃん、どうしてそんな事知ってるの?」
「ワタシ、軍事オタクっていうか、自衛隊とかの事調べたりするの好きなのよ。
もちろん、見るだけで自分でやる事には全く興味ないんだけど。」
「へえ、そうなんだ。
でも、なんで自衛隊の体操なんてさせるんだろう…」
「知らなーい。
引きこもり矯正プログラムか何かじゃないの。」
そんな話をしていると、教室の前のドアがガラッと開き、光瑠が入ってきた。
光瑠は、少し足を引き摺りながら自分の机のところまで来ると、ダルそうに腰掛けた。
「光瑠ちゃん、お帰り」
着替え終わった晴翔が側に駆け寄り、声をかけると
「ああ。」
と、一言だけ言い、鞄の中からペットボトルに入った水を手に取り、一口飲んだ。
「何で呼ばれたの?」
「知らね。
俺、アレだからな。」
と、光瑠は、晴翔にだけわかるように、アレという言葉を使って質問に答えた。
晴翔はもう少し掘り下げて話を聞きたいと思ったが、周りを見て、これ以上質問するのを諦めた。
何故なら、美少女の光瑠に対し、クラス中の生徒が話をしたがっており、晴翔に、早く取り継いでくれという目をしながら見ていたからだ。
「光瑠ちゃん、ちょっといい?」
「ああ?」
「皆んなをあらためて紹介するね。」
と、晴翔は言い、近くにいた人間から順番に紹介を始めた。
「えっと、高井翼ちゃん。」
晴翔に紹介された翼は、少し顔を赤らめながら近づき、緊張気味に自己紹介を始めた。
「あの、高井翼です。
女の子になってからの名前はまだ決めてなくて、今のところ翼でやっています。
よろしくお願いします」
翼はそう言うと、ペコリと頭を下げた。
「へえ、可愛い顔してるんだな。
マジ男なの?」
光瑠がぶっきらぼうに言うと、翼は頬を両手で押さえ
「えっ、ホント!?
嬉しいっ!」
と、さらに顔を赤くして大照れとなった。
ここで時間となり、この休み時間では翼しか紹介出来なかった晴翔であった。
「ちょっとキツくない?マジで」
長谷部桃香が言うと、その周りにいた晴翔や、高井翼、内藤悠希も頷き、同調した。
「いくら、ワタシらが引きこもりで体が鈍っているからって、こんなに厳しくされるとは…」
晴翔が言うと、翼は憂鬱な顔をして
「もうすぐホルモン治療が始まって、女性ホルモンが体に入ってきたら、もっと体力が落ちて、ホントについていけなくなるよ。」
と、嘆いてみせた。
「ねえ、今日やらされたキツイ体操って、自衛隊体操って言って、自衛隊内でやってるやつみたいだよ。」
悠希がそう言うと、桃香が驚きの表情に変わった。
「自衛隊体操?
なんで、ワタシ達がそんなものを…
でも、ユキちゃん、どうしてそんな事知ってるの?」
「ワタシ、軍事オタクっていうか、自衛隊とかの事調べたりするの好きなのよ。
もちろん、見るだけで自分でやる事には全く興味ないんだけど。」
「へえ、そうなんだ。
でも、なんで自衛隊の体操なんてさせるんだろう…」
「知らなーい。
引きこもり矯正プログラムか何かじゃないの。」
そんな話をしていると、教室の前のドアがガラッと開き、光瑠が入ってきた。
光瑠は、少し足を引き摺りながら自分の机のところまで来ると、ダルそうに腰掛けた。
「光瑠ちゃん、お帰り」
着替え終わった晴翔が側に駆け寄り、声をかけると
「ああ。」
と、一言だけ言い、鞄の中からペットボトルに入った水を手に取り、一口飲んだ。
「何で呼ばれたの?」
「知らね。
俺、アレだからな。」
と、光瑠は、晴翔にだけわかるように、アレという言葉を使って質問に答えた。
晴翔はもう少し掘り下げて話を聞きたいと思ったが、周りを見て、これ以上質問するのを諦めた。
何故なら、美少女の光瑠に対し、クラス中の生徒が話をしたがっており、晴翔に、早く取り継いでくれという目をしながら見ていたからだ。
「光瑠ちゃん、ちょっといい?」
「ああ?」
「皆んなをあらためて紹介するね。」
と、晴翔は言い、近くにいた人間から順番に紹介を始めた。
「えっと、高井翼ちゃん。」
晴翔に紹介された翼は、少し顔を赤らめながら近づき、緊張気味に自己紹介を始めた。
「あの、高井翼です。
女の子になってからの名前はまだ決めてなくて、今のところ翼でやっています。
よろしくお願いします」
翼はそう言うと、ペコリと頭を下げた。
「へえ、可愛い顔してるんだな。
マジ男なの?」
光瑠がぶっきらぼうに言うと、翼は頬を両手で押さえ
「えっ、ホント!?
嬉しいっ!」
と、さらに顔を赤くして大照れとなった。
ここで時間となり、この休み時間では翼しか紹介出来なかった晴翔であった。
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