ニューハーフ学園

フロイライン

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普通の国へ

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晴翔が不安を抱いている事に対し、他の生徒達は、気にしすぎだと口々に言ったが、当の本人は聞く耳を持たず…


授業を終え、部屋に帰ってきても、晴翔の心は晴れず、光瑠に対して自分が思い描いている陰謀論を説いた。

あまり勉強の出来ない光瑠は、話が難しいと、ろくに聞かずに、マンガを読んでいたが…

「あっ!」

と、突然声を上げた。


「えっ!えっ!

どうしたのよ、光瑠ちゃん。」



「ワタシ、忘れてたんだけど…

今、ハルが自衛隊がどうとかって言ったじゃない?

その事で、ワタシも思い当たることがあるわ。」


「どういうこと?」


「ほら、ワタシって犯罪を犯してるから、色んなテストをさせられてたじゃん。

その中で、佐々岡って男からテストと称されて、ケンカみたいなことをさせられたときに、アイツが言ってたんだけど…」


「何て?」


「ここの生徒達を、性転換後に自衛隊に送り込むって。」


「えっー!」


「本当は、国内にいる引きこもりっていうか、大量にいるニートを、人手不足で😕自衛隊に送り込む事で、有効利用しようってのが第一の目的で、ここの生徒達はその前の実験台だって。」


「やっぱり!

だから今日、自衛隊の男が来てたのか」


「ホントに自衛隊員の数が少なくて困ってるらしいよ。

ハルとかは、女性自衛官として行くことになるらしいんだけど、女性というか性転換者は、色々使い勝手がいいみたいで、単なる隊員としてだけではなく、他の使い途もあるって。
それに、今在籍中の隊員たちのモチベーションも高まるって。」


「人の進路を勝手に決めやがって…

許せないわ!」


晴翔は憤って、吐き捨てるように言ったが、現状において、危機感を持っているのは彼女一人であった。

そして、光瑠もまた国によって実験台にされ、晴翔達と同様に、暗い未来が待っていたが、その行き先は全く別のもので、光瑠の方がより悲惨な末路を辿ろうとしていた。


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