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強固な意志
「菊地課長には本当にお世話になり、今も感謝の気持ちでいっぱいです。
もう会社に出てくるつもりはありませんでしたが、最後にお会い出来て、こうしてご挨拶ができてよかったです。
本当にありがとうございました。」
「自分もです。
課長がニューハーフになったのは死ぬほど驚きましたけど、尊敬の念が変わった事はありません。
今までご指導いただきありがとうございました。」
島内、筧は、比呂に対して心からの謝意を述べた。
「ワタシがしっかりしていれば、あなた達のような有望な社員を失う事もなかったと思うけど、自分たちで決めた道だし、これ以上言うことはないわ。
心から応援しているから。
頑張ってね。」
比呂も説得は無理だと判断し、最後は二人の意見を尊重する事にした。
「伊藤課長、いいですか。」
しばらくして事務所に戻ってきた比呂は、今度は舞彩を会議室に呼び出した。
「今、二人共帰っていったわ。
話を聞いてみたけど、意思は固いみたいで。」
「そう…
やっぱり私への不満が強かったんだね…」
「それは仕方ないわよ。
ワタシは舞彩ちゃんと付き合っているとはいえ、ここの会社の人間として、今回の事については、俯瞰で見る事が出来ていると思うの。
舞彩ちゃんに悪い点などないわ。
だから、何も気にする事ないよ。」
比呂の言葉に、舞彩は涙目で小さく頷いた。
もう会社に出てくるつもりはありませんでしたが、最後にお会い出来て、こうしてご挨拶ができてよかったです。
本当にありがとうございました。」
「自分もです。
課長がニューハーフになったのは死ぬほど驚きましたけど、尊敬の念が変わった事はありません。
今までご指導いただきありがとうございました。」
島内、筧は、比呂に対して心からの謝意を述べた。
「ワタシがしっかりしていれば、あなた達のような有望な社員を失う事もなかったと思うけど、自分たちで決めた道だし、これ以上言うことはないわ。
心から応援しているから。
頑張ってね。」
比呂も説得は無理だと判断し、最後は二人の意見を尊重する事にした。
「伊藤課長、いいですか。」
しばらくして事務所に戻ってきた比呂は、今度は舞彩を会議室に呼び出した。
「今、二人共帰っていったわ。
話を聞いてみたけど、意思は固いみたいで。」
「そう…
やっぱり私への不満が強かったんだね…」
「それは仕方ないわよ。
ワタシは舞彩ちゃんと付き合っているとはいえ、ここの会社の人間として、今回の事については、俯瞰で見る事が出来ていると思うの。
舞彩ちゃんに悪い点などないわ。
だから、何も気にする事ないよ。」
比呂の言葉に、舞彩は涙目で小さく頷いた。
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