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親
愛の部屋を出た心は、続いて美都子の部屋を訪れていた。
重い病気で入院していた美都子の看病を、娘の愛に代わってしたのは義理の息子である心であり、二人はそこで信頼関係以上の絆を深めていった。
「ずっとここにいてほしいけど、そういうわけにはいかないのね…」
美都子は心の手を握り、寂しそうに言った。
「ここは、美都子と愛ちゃんの家だし、愛ちゃんには旦那さんと子供も出来たしね。」
「それはそうだけど…
ココは、私にとって家族以上の存在だったわけだし、寂しくて仕方ないわ。」
「いつまでもお世話になるのも良くないことよ。
ワタシみたいな男でも女でもないようなワケのわからない存在は、幸希ちゃんの教育にも悪影響を及ぼすからね。」
「そんな事ないわ。
あなたの素晴らしさは私も愛もわかっているんだから。」
「ありがとう、美都子。
ところで、若い彼氏とは上手くいってんの?」
「えっ、それは、まあ…」
美都子は、一瞬にして顔を赤くして俯いてしまった。
「でも、やるわね。
二十代の恋人をゲットするなんて、さすが美都子だわ。」
「ホント、こんなおばあちゃんのどこがいいのかしらねえ。」
「美都子は、魅力的だしね。
ワタシもタマ無しなのに、美都子相手だといつも勃ってたもんね。」
心が笑って言うと、美都子は
「何言ってんのよ、バカね…」
と、さらに顔を赤くして目を泳がせた。
重い病気で入院していた美都子の看病を、娘の愛に代わってしたのは義理の息子である心であり、二人はそこで信頼関係以上の絆を深めていった。
「ずっとここにいてほしいけど、そういうわけにはいかないのね…」
美都子は心の手を握り、寂しそうに言った。
「ここは、美都子と愛ちゃんの家だし、愛ちゃんには旦那さんと子供も出来たしね。」
「それはそうだけど…
ココは、私にとって家族以上の存在だったわけだし、寂しくて仕方ないわ。」
「いつまでもお世話になるのも良くないことよ。
ワタシみたいな男でも女でもないようなワケのわからない存在は、幸希ちゃんの教育にも悪影響を及ぼすからね。」
「そんな事ないわ。
あなたの素晴らしさは私も愛もわかっているんだから。」
「ありがとう、美都子。
ところで、若い彼氏とは上手くいってんの?」
「えっ、それは、まあ…」
美都子は、一瞬にして顔を赤くして俯いてしまった。
「でも、やるわね。
二十代の恋人をゲットするなんて、さすが美都子だわ。」
「ホント、こんなおばあちゃんのどこがいいのかしらねえ。」
「美都子は、魅力的だしね。
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と、さらに顔を赤くして目を泳がせた。
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