夫が女になって帰ってきた!

フロイライン

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bath & pass

心はカミングアウトのタイミングを失い、ある程度腹を決めて帰ってきたのに、少し拍子抜けしたような気持ちになった。


だが、久しぶりに愛の手料理を食べ、素直に美味しいと思った。


「相変わらず、愛は料理が上手だね。」


ついつい、そんな事を口にしてしまった。

後で余計にカミングアウトしにくくなるじゃないか…

心は、思わずため息をついてしまった。


「心、どうしたの?」


「いや、何でもないよ。
ご馳走様。

すごくおいしかった。」


「そう言ってもらえると、私も作り甲斐があるわ。」

愛は照れたような笑みを浮かべた。

心はビジュアル的にも美しいと言っても言い過ぎではないほどの美男子だったが、愛も美人で、いや、どちらかといえば、可愛いに属するタイプの女性だった。

どちらにしても美男美女のカップルとして、周囲からは羨望の眼差しで見られていた。



「心、お風呂沸いてるよ。」


「えっ、あ、そうなの…」


「先入っちゃって。

私、今日生理になっちゃって。」


生理…

これは幸運な事なのか?

心は一瞬、戸惑いの表現を浮かべた。

生理だから先に風呂に入れと言った。


生理だから、今日セックスしなくても済む


故に、今日、愛に自分の秘密がバレる事はない…


既に決心が揺らいでいた心は、今日カミングアウトするのはやめようという結論に達していた。

古い言い方をすれば、男らしくない。

だって、男じゃないんだもん

心はそんな事を思いながら、先に入浴する事にした。


脱衣所のドアを閉め、流石に鍵はかけなかったが、愛が近くにいない事を確認しつつ服を脱いだ。

シャツとパンツを脱ぎ、下着も脱いで裸となった。

普段は女性用の下着を履いているが、今日はもちろん男性用の下着だ。

裸になると、ペニスは付いているがタマが無い。
タマが無いので袋が垂れ下がらない。

つまり、竿だけがある状態の股間になっている。

あと、数ヶ月に及ぶ女性ホルモンの注射により、少しだけ胸が膨らんできている。

とは言っても、大人の女性のような膨らみではなく、思春期後期の少女程度のものだった。

ただ、乳首と乳輪は驚くほど大きくなっている。

心自身も驚いたのだが、女性ホルモンの効果が最初に出るのは、胸の膨らみではなく、乳首と乳輪の肥大化なのである。

そのせいで、シャツの上からでも、常に乳首がピンっと立っているのがわかり、すごく恥ずかしい。

普段はニップレスが必需品となっていた。


湯船に浸かると、心はフッとため息をついた。
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