120 / 469
case-by-case
「でも、新しい彼とは上手くやれてるんでしょ?」
「まあ、そうね…」
自分の質問に、イマイチの反応を示す愛に対し、梨花は首を傾げた。
「そうじゃないの?」
「なんて言うんだろ…
心とは、私が一目惚れをしちゃったのがきっかけで付き合い始めたんだけど、今のカレは、向こうが私を気に入って、何度もアタックを受けたっていうか…」
「じゃあ、今でも杉原クンの事が好きなんだね。」
「正直に言うと…嫌いにはなれないわ。
でも、お互いの事を考えると、別れるのが一番いいって思ったのよ。
心も自由に生きられるし、私もイライラしなくて済む。」
「なるほどね。
まあ、杉原クンて本当にキレイな顔してたし、優しかったし、愛が好きなったのもよく理解できたもの。」
「うん。
全部が好きだったわ。
許せなかったのは、女になった事。
この一点で全てが台無しになった…
で、私は今のカレを選ぶ形になってしまったんだけど…その事については後悔してないの。
でも、やっぱり比べちゃうのよね。
心はどうだったとか…
そんな事心は言わなかったとか…
心だったらこうしてくれたのに
とかね。」
「まあ、わかるわ。
別れて初めて気付くこともあるからね。」
「結局は、不倫して私の方が裏切った事には違いない。
でも、全てはもう済んでしまった事だし、前に進むしかないって、今はそう考えてる。」
「そうだね。」
「でも、母が心と一緒に住んでるっていうのもあるし、一生会わないって事もないと思うのよね。
また、何かと会う機会が出てきそう。」
「嫌いで別れたわけじゃないから、いいんじゃない?
フラットな気持ちで会えば。」
「うん。
ところで梨花はどうなのよ?
例の彼とは。」
「うーん…
マイペースでお付き合いさせてもらってるわ。
マッチングアプリも捨てたもんじゃないね」
梨花は、少し照れたような表情で笑いながら言った。
そんな梨花の姿に、愛は心と付き合い始めた時のことを思い出していた。
あの時の自分は、只々心の事が好きで、希望に満ち溢れていた…
全ては心が性転換してしまった事が悪いと言えたが、どこでボタンをかけ違ったのか…考えれば考えるほど、悔やまれてならなかった。
「まあ、そうね…」
自分の質問に、イマイチの反応を示す愛に対し、梨花は首を傾げた。
「そうじゃないの?」
「なんて言うんだろ…
心とは、私が一目惚れをしちゃったのがきっかけで付き合い始めたんだけど、今のカレは、向こうが私を気に入って、何度もアタックを受けたっていうか…」
「じゃあ、今でも杉原クンの事が好きなんだね。」
「正直に言うと…嫌いにはなれないわ。
でも、お互いの事を考えると、別れるのが一番いいって思ったのよ。
心も自由に生きられるし、私もイライラしなくて済む。」
「なるほどね。
まあ、杉原クンて本当にキレイな顔してたし、優しかったし、愛が好きなったのもよく理解できたもの。」
「うん。
全部が好きだったわ。
許せなかったのは、女になった事。
この一点で全てが台無しになった…
で、私は今のカレを選ぶ形になってしまったんだけど…その事については後悔してないの。
でも、やっぱり比べちゃうのよね。
心はどうだったとか…
そんな事心は言わなかったとか…
心だったらこうしてくれたのに
とかね。」
「まあ、わかるわ。
別れて初めて気付くこともあるからね。」
「結局は、不倫して私の方が裏切った事には違いない。
でも、全てはもう済んでしまった事だし、前に進むしかないって、今はそう考えてる。」
「そうだね。」
「でも、母が心と一緒に住んでるっていうのもあるし、一生会わないって事もないと思うのよね。
また、何かと会う機会が出てきそう。」
「嫌いで別れたわけじゃないから、いいんじゃない?
フラットな気持ちで会えば。」
「うん。
ところで梨花はどうなのよ?
例の彼とは。」
「うーん…
マイペースでお付き合いさせてもらってるわ。
マッチングアプリも捨てたもんじゃないね」
梨花は、少し照れたような表情で笑いながら言った。
そんな梨花の姿に、愛は心と付き合い始めた時のことを思い出していた。
あの時の自分は、只々心の事が好きで、希望に満ち溢れていた…
全ては心が性転換してしまった事が悪いと言えたが、どこでボタンをかけ違ったのか…考えれば考えるほど、悔やまれてならなかった。
あなたにおすすめの小説
秘書と社長の秘密
廣瀬純七
大衆娯楽
社内の調査のため、社長・高橋健一はこっそり秘書・木村由紀と不思議なアプリで入れ替わることに。
突然“社長役”を任された由紀と、自由に動ける立場を手に入れた高橋。
ふたりの秘密の入れ替わり作戦は、どの様な結末になるのか?