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賭け
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「しかし、そうなると、相手の奴らも必死に阻止しようとするんじゃないか。
実際、今日の代表質問なんて、前日には内容が決まってて、相手に知らされてんだろ。
そんなに早くに手が打てるのか?」
宮埜は、心にそう言って心配そうな顔をした。
「今、このスキャンダルが出たら、次の参議院選で与党は惨敗し、参議院と衆議院でねじれ現象が起きてしまう。
そうなると、衆議院解散を余儀なくされるが…
間違いなく、政権交代が起きる。
当然、必死になるでしょう?
どちらの陣営も。」
「だからこそ、危ないんじゃないか?
今の政権が、そうならないように全力で揉み消しに来る。
こんなところでのんびり茶なんて飲んでる場合じゃねえぞ、心!」
「大丈夫よ、それは。」
「なんでだよ?
警察も関与してんだろ?
それはマズイって。」
「マズくないんだって、それが。
ワタシもその辺はバカじゃないし、民国党だってそう。
ねっ?
愛ちゃん」
心は愛の方を見て笑った。
「えっ
愛ちゃんもこの件に噛んでんの?」
宮埜が驚いて愛の方を見ると、愛は小さく頷いた。
「昨日、宮埜さんと岸田さんがダウンして寝ている間に、心と少し話をしてて。
何か証拠になるものはないかって心に言われて、色々考えてみたら、一つだけあったの。」
「えっ、どんな?」
「私の恥ずかしい写真や動画をネタにされ、藤村に脅されていたっていう事実があったから、それを取り返そうと探しまくってた時期があったのね。
藤村が寝てる時とか、お風呂に入ってるときとかに、アイツの携帯の中とかに入ってないかって。」
「携帯にロックかけてるんじゃ」
「ええ、勿論。
でも、携帯を開けるときのアイツの手の動きを見てて気付いたの。会社のパソコンのパスワードと同じだって…
会社のパソコンは以前、アイツが作った資料がおかしいから直しといてくれって出張先から電話がかかってきて、私が作り直した事があったの。
そのとき、その資料を共有ファイルに入ってなくて、ワタシのパソコンじゃ見れなかとの。
そしたら、自分のデスクのパソコンを開けてくれって言ってきて、パスワードを聞いて開けた事があるの。」
「なるほど
それで携帯の中から、動画は見つかったんですか?」
「いいえ。
アイツもバカじゃないから、私のものは、どこかに移されていて入ってなかったの。
でも、例のパーティーの写真は数枚、移されずにまだあったの。」
「まさか…」
「或る政治家が私を犯している場面が収められた写真が。
でも、その写真に私の顔は見切れてて、ちゃんとわからなかったから、藤村も重要視せずにいたんだと思う。
ワタシはその写真を自分の携帯に移した…」
愛がそう言うと、宮埜と岸田は思わず顔を見合わせた。
実際、今日の代表質問なんて、前日には内容が決まってて、相手に知らされてんだろ。
そんなに早くに手が打てるのか?」
宮埜は、心にそう言って心配そうな顔をした。
「今、このスキャンダルが出たら、次の参議院選で与党は惨敗し、参議院と衆議院でねじれ現象が起きてしまう。
そうなると、衆議院解散を余儀なくされるが…
間違いなく、政権交代が起きる。
当然、必死になるでしょう?
どちらの陣営も。」
「だからこそ、危ないんじゃないか?
今の政権が、そうならないように全力で揉み消しに来る。
こんなところでのんびり茶なんて飲んでる場合じゃねえぞ、心!」
「大丈夫よ、それは。」
「なんでだよ?
警察も関与してんだろ?
それはマズイって。」
「マズくないんだって、それが。
ワタシもその辺はバカじゃないし、民国党だってそう。
ねっ?
愛ちゃん」
心は愛の方を見て笑った。
「えっ
愛ちゃんもこの件に噛んでんの?」
宮埜が驚いて愛の方を見ると、愛は小さく頷いた。
「昨日、宮埜さんと岸田さんがダウンして寝ている間に、心と少し話をしてて。
何か証拠になるものはないかって心に言われて、色々考えてみたら、一つだけあったの。」
「えっ、どんな?」
「私の恥ずかしい写真や動画をネタにされ、藤村に脅されていたっていう事実があったから、それを取り返そうと探しまくってた時期があったのね。
藤村が寝てる時とか、お風呂に入ってるときとかに、アイツの携帯の中とかに入ってないかって。」
「携帯にロックかけてるんじゃ」
「ええ、勿論。
でも、携帯を開けるときのアイツの手の動きを見てて気付いたの。会社のパソコンのパスワードと同じだって…
会社のパソコンは以前、アイツが作った資料がおかしいから直しといてくれって出張先から電話がかかってきて、私が作り直した事があったの。
そのとき、その資料を共有ファイルに入ってなくて、ワタシのパソコンじゃ見れなかとの。
そしたら、自分のデスクのパソコンを開けてくれって言ってきて、パスワードを聞いて開けた事があるの。」
「なるほど
それで携帯の中から、動画は見つかったんですか?」
「いいえ。
アイツもバカじゃないから、私のものは、どこかに移されていて入ってなかったの。
でも、例のパーティーの写真は数枚、移されずにまだあったの。」
「まさか…」
「或る政治家が私を犯している場面が収められた写真が。
でも、その写真に私の顔は見切れてて、ちゃんとわからなかったから、藤村も重要視せずにいたんだと思う。
ワタシはその写真を自分の携帯に移した…」
愛がそう言うと、宮埜と岸田は思わず顔を見合わせた。
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