ニューハーフ極道ZERO

フロイライン

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新章〜新たなる潮流〜

告白

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優磨は未来を寿司屋に連れて行ったが、未来はその店のあまりの高級さにたじろぎ、何を頼んでいいかわからなくなって固まってしまった。

結局、優磨は、未来の分を含めて、店の大将にお任せでお願いをしてくれたので、事なきを得た。

食事を終えると、また二人は夜のミナミを少し歩くことになったのだが…

「まだ時間大丈夫?」

「えっ、はい。」


「じゃあ、少し飲もう。」


二人はバーに入っていった。

優磨はカウンターには座らず、テーブル席を選んだ。

二人の話を聞かれたくないという思いと、ニューハーフという特殊な立場にいる未来に配慮しての事だった。

この時点ですっかり心を許し合った二人は、さらに酒の力もあり、自分の心情についての話もするようになっていた。

優磨は亡くなってしまった恋人夏希の話を。

未来はここに至るまでの心の移ろいや、苦労話を…

恋愛未経験で、誰も好きになった事のない未来は、ハッキリと認識していた。
自分はこの優磨という男性が好きだということを…

そして、優磨もまた自分の事を好意をもって見てくれているのではないかと。

そうでなければお店で二人きりになったりしないし、アフターなんかに誘わないはずだ。

しかし、恋愛未経験者の頭ではそれ以上の事を想像する事は不可能であった。

然るに、今日は優磨という特別なお客様に不快な思いをさせないようにしよう
それだけを頭に置いて接する未来だった。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、時刻は既に午前二時となっていた。

「あっ、とんでもない時間になっちゃったね
ごめんね、引っ張りすぎちゃって。」


「いえ、すごく楽しくて、時間が経つのを忘れちゃいました。」

「フフッ

一カ月とは思えない、立ち居振る舞いだね。

オジサンの心を鷲掴みだよ」

優磨は笑って言った。



優磨は支払いを済ませると、店を出てタクシーを拾うために御堂筋の方に二人で歩いた。

「いやあ、今日はすごく楽しかったよ。」


「ワタシもです。
いっぱいご馳走になって、本当にすみませんでした。」


「いや、そんなのは全然…


何かさあ、未来ちゃんと会ったの二回目で、ちゃんと話したのって今日が初めてじゃない?

でも、昔から知ってるような感じで話せたよね。」


「はい。
ワタシもそう思いました。

お店で働き始めて一カ月経つんですけど、岡田社長みたいに緊張せずに色んなこと話せる人に一度も出会ったことないですもん。」


「それは光栄だなあ。

だったら、思い切って言おうかな。」

優磨は、視線を隣を歩く未来に向けた。
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