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悟り
女性ホルモンの投与を始めてから半年が経過した。
智は外見が変化したという自覚はなかったが、ケイコはその変貌ぶりに驚きの声を上げた。
たしかに、胸も少しずつではあるが膨らみ続け、思春期後期の少女と同じくらいまでに成長した。
また、乳首や乳輪も大きくなり、女性と同じとまではいかないが、男性に比べるとはるかに大きくなった。
他には筋肉が落ち、皮下脂肪が程よく付いて
全体に丸みを帯びた体つきになった。
まだまだ変化したところは多々あったが、智自身は物足りない思いに包まれる日々を送るのだった。
外見だけでなく、内面、とりわけ心理状況にも変化が見られた。
情緒が安定せず、涙脆くなったり、少しイライラしたりと、そういう部分は智本人もはっきりと自覚することが出来たのだった。
智は元々性欲がそれほどなく、結婚生活を送っていたときは義務的な思いで妻との夜の生活を送っていたが、離婚後はその必要が無くなったので快適に暮らしていた。
勿論、自慰行為などすることもなかった。
だが、女装するようになってからは度々自慰行為を行なってきた。
自分が女性になったことを頭に思い浮かべ、男性に荒々しく犯されるのを想像すると、興奮に包まれ
性的欲求が高まったからだ。
それも、女性ホルモンを打つようになってから全くしなくなった。
薬によって性的欲求や機能は破壊されたからに他なく、ケイコに言われた通りの状況になったことを意味した。
智は少し心配になり、半年ぶりに自慰行為にチャレンジしてみた。
性的欲求、衝動のない中するのはなかなか大変で、心を集中させた。
以前とちがって智のペニスは反応せず、なかなか勃とうとしない。
心なしか、竿もタマも一回り小さくなったようで、とにかく元気がない。
苦戦すること30分、ようやく勃起したが、やはり硬さはない。
この機を逃してはならないと、智は必死に手の動きを早めた。
やがて、鈍い快感がお腹と腰の辺りを襲い
射精の瞬間を迎えた。
やはり、以前とは比べものにならないくらい快感が弱い。
そして、胸の辺りまで飛んでいた精液も、ペニス先端からちょろっとこぼれ落ちるように出るだけで、色も白濁色ではなく透明だった。
これは智の精液から精子がいなくなってることを示し、男性機能を喪失したことを意味した。
不可逆の変化であり、もう永久不妊になってしまっている。
智はその事実を目の当たりにしたが、さして残念な気持ちにはならず、淡々とそれを見つめるのだった。
智は外見が変化したという自覚はなかったが、ケイコはその変貌ぶりに驚きの声を上げた。
たしかに、胸も少しずつではあるが膨らみ続け、思春期後期の少女と同じくらいまでに成長した。
また、乳首や乳輪も大きくなり、女性と同じとまではいかないが、男性に比べるとはるかに大きくなった。
他には筋肉が落ち、皮下脂肪が程よく付いて
全体に丸みを帯びた体つきになった。
まだまだ変化したところは多々あったが、智自身は物足りない思いに包まれる日々を送るのだった。
外見だけでなく、内面、とりわけ心理状況にも変化が見られた。
情緒が安定せず、涙脆くなったり、少しイライラしたりと、そういう部分は智本人もはっきりと自覚することが出来たのだった。
智は元々性欲がそれほどなく、結婚生活を送っていたときは義務的な思いで妻との夜の生活を送っていたが、離婚後はその必要が無くなったので快適に暮らしていた。
勿論、自慰行為などすることもなかった。
だが、女装するようになってからは度々自慰行為を行なってきた。
自分が女性になったことを頭に思い浮かべ、男性に荒々しく犯されるのを想像すると、興奮に包まれ
性的欲求が高まったからだ。
それも、女性ホルモンを打つようになってから全くしなくなった。
薬によって性的欲求や機能は破壊されたからに他なく、ケイコに言われた通りの状況になったことを意味した。
智は少し心配になり、半年ぶりに自慰行為にチャレンジしてみた。
性的欲求、衝動のない中するのはなかなか大変で、心を集中させた。
以前とちがって智のペニスは反応せず、なかなか勃とうとしない。
心なしか、竿もタマも一回り小さくなったようで、とにかく元気がない。
苦戦すること30分、ようやく勃起したが、やはり硬さはない。
この機を逃してはならないと、智は必死に手の動きを早めた。
やがて、鈍い快感がお腹と腰の辺りを襲い
射精の瞬間を迎えた。
やはり、以前とは比べものにならないくらい快感が弱い。
そして、胸の辺りまで飛んでいた精液も、ペニス先端からちょろっとこぼれ落ちるように出るだけで、色も白濁色ではなく透明だった。
これは智の精液から精子がいなくなってることを示し、男性機能を喪失したことを意味した。
不可逆の変化であり、もう永久不妊になってしまっている。
智はその事実を目の当たりにしたが、さして残念な気持ちにはならず、淡々とそれを見つめるのだった。
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