9 / 72
正体
しおりを挟む
眩しい
太陽の光が眩しすぎて、目を開けてられねえ。
「三ヶ月ぶりの外だもんな。
太陽が目に染みるってか。」
北岡は、ニヤニヤしながら俺に振り返って言った。
「そうだな。
たしかに眩しすぎだ。」
俺がそう答えると、北岡は爆笑した。
「何がおかしい?」
「いや、お前さあ
男らしい言い方をするけど、その甲高い声で言っても、全然締まりがねえっていうか、滑稽なんだよ。」
「勝手に声まで手術しやがって。
そんな事言われる筋合いはねえよ。」
俺は、上擦った声で北岡に食ってかかった。
「まあ、これから女として生きていかなきゃなんねえんだから、声も大事だぜ。」
「…
うんざりするぜ。」
「ところで、もうヤッたのか?」
「は?
何をだよ」
「マンコが出来たんだろ
一人でやってみたかって聞いてんだ。」
「バカか
そんなのする筈ねえだろ。
見るのもゾッとするわ。」
「そりゃ勿体ねえな。
最近の手術はすごくてよ。
ちゃんと濡れるし、感じるって聞いたぜ。
男よりもはるかにな。」
「知らねえよ。」
「まあいい。
もう少ししたら、お前は女を武器にして稼いでいかなきゃなんねえんだからな。
そのために、俺の女からのレクチャーを受けさせるってわけだ。」
「…」
「だが、一番大事なのは、記憶を取り戻す事だ。」
「俺が記憶を取り戻したとして、何も関係がなかったらどうする?」
「いや、お前は大いに関係している。
これはうちのオヤジもそう見立てている。
整形はしちまったが、お前の顔つき
特に目は、カタギのもんじゃねえって。」
「何も思い出せない…
自分が何者かってことが…」
俺は一体誰なんだ…
太陽の光が眩しすぎて、目を開けてられねえ。
「三ヶ月ぶりの外だもんな。
太陽が目に染みるってか。」
北岡は、ニヤニヤしながら俺に振り返って言った。
「そうだな。
たしかに眩しすぎだ。」
俺がそう答えると、北岡は爆笑した。
「何がおかしい?」
「いや、お前さあ
男らしい言い方をするけど、その甲高い声で言っても、全然締まりがねえっていうか、滑稽なんだよ。」
「勝手に声まで手術しやがって。
そんな事言われる筋合いはねえよ。」
俺は、上擦った声で北岡に食ってかかった。
「まあ、これから女として生きていかなきゃなんねえんだから、声も大事だぜ。」
「…
うんざりするぜ。」
「ところで、もうヤッたのか?」
「は?
何をだよ」
「マンコが出来たんだろ
一人でやってみたかって聞いてんだ。」
「バカか
そんなのする筈ねえだろ。
見るのもゾッとするわ。」
「そりゃ勿体ねえな。
最近の手術はすごくてよ。
ちゃんと濡れるし、感じるって聞いたぜ。
男よりもはるかにな。」
「知らねえよ。」
「まあいい。
もう少ししたら、お前は女を武器にして稼いでいかなきゃなんねえんだからな。
そのために、俺の女からのレクチャーを受けさせるってわけだ。」
「…」
「だが、一番大事なのは、記憶を取り戻す事だ。」
「俺が記憶を取り戻したとして、何も関係がなかったらどうする?」
「いや、お前は大いに関係している。
これはうちのオヤジもそう見立てている。
整形はしちまったが、お前の顔つき
特に目は、カタギのもんじゃねえって。」
「何も思い出せない…
自分が何者かってことが…」
俺は一体誰なんだ…
3
あなたにおすすめの小説
世界の終わりにキミと
フロイライン
エッセイ・ノンフィクション
毎日を惰性で生きる桐野渚は、高級クラブの黒服を生業としていた。
そんなある日、驚くほどの美女ヒカルが入店してくる。
しかし、ヒカルは影のある女性で、彼女の見た目と内面のギャップに、いつしか桐野は惹かれていくが…
あなたの人生 高価買取します
フロイライン
ミステリー
社会の底辺の俺には、何の希望もない。日々を惰性で生きるだけのクズ人間だ。
そんな俺は、ある日、ふとした事から、人生をやり直すチャンスをもらうが…
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
秘書と社長の秘密
廣瀬純七
大衆娯楽
社内の調査のため、社長・高橋健一はこっそり秘書・木村由紀と不思議なアプリで入れ替わることに。
突然“社長役”を任された由紀と、自由に動ける立場を手に入れた高橋。
ふたりの秘密の入れ替わり作戦は、どの様な結末になるのか?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる