145 / 190
KANSHAして
しおりを挟む
「高井さん!」
高井がスタジオ入りすると、望月が慌てて近づいてきた。
「望月P
どうしたの?」
「久美子さんとこの子、どうされました?」
「あー、ごめんごめん
アシストのお礼を忘れてたね。
おかげでおいしくいただくことができたよ。」
「えっ
ヤッちゃったんですか!?」
「うん。
もちろん。」
「あの子
めちゃくちゃ美人でしたけど、ニューハーフでしょ?」
「そうだけど、あのミカちゃんて子だけ、性転換手術済みでさあ
ホンモノの女の子と何ら変わらなかったよ。」
「それで、どしたんですか?
ヤッた後。」
「あー、朝に帰らせたよ。
タクシー代渡してさあ。」
「高井さん…
大丈夫なんでしょうね?」
「えっ
何がよ?」
「その…
ヘンなクスリ使ってないでしょうね?」
「もう、望月ちゃん
俺、そんなに信用ない?
そんな事しねえって。」
「社長の久美子さんには、AD時代から本当に良くしてもらって…
僕が辞めずにいられたのは、彼女のおかげなんです。
あの人を悲しませるような事は、絶対にしたくないんです。
いや、しちゃダメなんです!」
「もう、真面目なんだから。
大丈夫だよ。
何もしてねえし。」
「ホント、お願いしますよ。」
望月がそう言うと、高井は手を上げて笑い、その場から去っていった。
高井がスタジオ入りすると、望月が慌てて近づいてきた。
「望月P
どうしたの?」
「久美子さんとこの子、どうされました?」
「あー、ごめんごめん
アシストのお礼を忘れてたね。
おかげでおいしくいただくことができたよ。」
「えっ
ヤッちゃったんですか!?」
「うん。
もちろん。」
「あの子
めちゃくちゃ美人でしたけど、ニューハーフでしょ?」
「そうだけど、あのミカちゃんて子だけ、性転換手術済みでさあ
ホンモノの女の子と何ら変わらなかったよ。」
「それで、どしたんですか?
ヤッた後。」
「あー、朝に帰らせたよ。
タクシー代渡してさあ。」
「高井さん…
大丈夫なんでしょうね?」
「えっ
何がよ?」
「その…
ヘンなクスリ使ってないでしょうね?」
「もう、望月ちゃん
俺、そんなに信用ない?
そんな事しねえって。」
「社長の久美子さんには、AD時代から本当に良くしてもらって…
僕が辞めずにいられたのは、彼女のおかげなんです。
あの人を悲しませるような事は、絶対にしたくないんです。
いや、しちゃダメなんです!」
「もう、真面目なんだから。
大丈夫だよ。
何もしてねえし。」
「ホント、お願いしますよ。」
望月がそう言うと、高井は手を上げて笑い、その場から去っていった。
3
あなたにおすすめの小説
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる