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培ってきたもの
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リングに上がった四人を見つめる山本に、内縁の妻であるアキが側に来て
「ねえ、どんな展開になると思ってるの?」
と、質問した。
「まあ、フツーに考えれば、滝澤兄弟にアッサリ負けてしまうだろうな。」
と、言った。
「じゃあ、また一方的にやられるところを見せられるだけ?
この前の試合の時みたいに。」
「まあ、見ていればわかるさ。
今言ったような事になるかもしれんし、違った結末を迎えるやもしれん。
何が起きるかわからないのがプロレスってもんさ。」
「随分楽観してるのね。」
「フッ…
さあ、始めるぞ。
ゴングを鳴らしてやれ!」
山本に指示された琉偉がゴングを鳴らすと、先ずはミサトが出てきた。
対する滝澤兄弟は、如恵留が務める事になった。
「アキ」
リングを注視するアキに、再び山本が話しかけてきた。
「どうしたの?」
「ミサトのバックボーンはアマレスにあり、美月は男子プロレスにある。
事態を打開する事ができるとすれば、まさにそこだよ。」
「そうなの?
よくわかんないわ。」
アキは、山本の言った事に対し、意味がわからないようだったが、リングに目を向けた瞬間、その意味を理解した。
ミサトは、如恵留の正面から両脇に両腕を差し込むと、腰を抱え込むようにして後方に投げ落とした。
「ゲッ!
フロントスープレックス??
いきなりかよ!」
アキが驚きの声を上げると、山本は
「反り投げをするとはな。
やっぱりアマレス仕込みの子だな。」
と、言って笑った。
「ねえ、どんな展開になると思ってるの?」
と、質問した。
「まあ、フツーに考えれば、滝澤兄弟にアッサリ負けてしまうだろうな。」
と、言った。
「じゃあ、また一方的にやられるところを見せられるだけ?
この前の試合の時みたいに。」
「まあ、見ていればわかるさ。
今言ったような事になるかもしれんし、違った結末を迎えるやもしれん。
何が起きるかわからないのがプロレスってもんさ。」
「随分楽観してるのね。」
「フッ…
さあ、始めるぞ。
ゴングを鳴らしてやれ!」
山本に指示された琉偉がゴングを鳴らすと、先ずはミサトが出てきた。
対する滝澤兄弟は、如恵留が務める事になった。
「アキ」
リングを注視するアキに、再び山本が話しかけてきた。
「どうしたの?」
「ミサトのバックボーンはアマレスにあり、美月は男子プロレスにある。
事態を打開する事ができるとすれば、まさにそこだよ。」
「そうなの?
よくわかんないわ。」
アキは、山本の言った事に対し、意味がわからないようだったが、リングに目を向けた瞬間、その意味を理解した。
ミサトは、如恵留の正面から両脇に両腕を差し込むと、腰を抱え込むようにして後方に投げ落とした。
「ゲッ!
フロントスープレックス??
いきなりかよ!」
アキが驚きの声を上げると、山本は
「反り投げをするとはな。
やっぱりアマレス仕込みの子だな。」
と、言って笑った。
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