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本意気
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ミサトの如恵留は、手を合わせ、力比べに入った。
ここでもレスラーとしての地力に勝るミサトに軍配が上がり、如恵留は、その力に圧倒され片膝をついた。
しかし、なんとか立ち上がると、ミサトの腹に蹴りを入れて脱出。
怒りで我を失った如恵留に対し、理亜夢がタッチを求め、交代で入ってきた。
「賢明な判断だ。
あのままだとミサトの思う壺だからな。
さあ、ミサトはどうする?」
山本が腕組みしたまま言うと、アキが
「美月に代わるね。」
ミサトも下がって美月にタッチするのを見て、そう答えた。
「美月と理亜夢か。」
「ねえ、どうなると思う?」
「美月もバックボーンはレスリングにあるが、アイツはプロレスファンとして入ってきた経緯もあって、基礎はミサトに遠く及ばない。
それに、如恵留の失態を冷静に見ていた理亜夢には、ミサトと同じように攻撃しても、まあ通用せんだろう。」
「あら、だったら美月
ちょいキツイんじゃない?
それに…」
「あの胸がなあ。
アイツ、技や体力は向上してるが、動きは悪くなってんだよ。
あのデカすぎる胸が邪魔になって。」
「ホント、驚異の大きさよ。
ニューハーフにとっては羨ましい限りだけどね。
豊胸無しでホルモンだけで、あれだけの爆乳になるなんて。」
アキは、呆れた感じで呟いたが、リングの上では、早速、理亜夢からの洗礼を受ける美月の姿があった。
ここでもレスラーとしての地力に勝るミサトに軍配が上がり、如恵留は、その力に圧倒され片膝をついた。
しかし、なんとか立ち上がると、ミサトの腹に蹴りを入れて脱出。
怒りで我を失った如恵留に対し、理亜夢がタッチを求め、交代で入ってきた。
「賢明な判断だ。
あのままだとミサトの思う壺だからな。
さあ、ミサトはどうする?」
山本が腕組みしたまま言うと、アキが
「美月に代わるね。」
ミサトも下がって美月にタッチするのを見て、そう答えた。
「美月と理亜夢か。」
「ねえ、どうなると思う?」
「美月もバックボーンはレスリングにあるが、アイツはプロレスファンとして入ってきた経緯もあって、基礎はミサトに遠く及ばない。
それに、如恵留の失態を冷静に見ていた理亜夢には、ミサトと同じように攻撃しても、まあ通用せんだろう。」
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それに…」
「あの胸がなあ。
アイツ、技や体力は向上してるが、動きは悪くなってんだよ。
あのデカすぎる胸が邪魔になって。」
「ホント、驚異の大きさよ。
ニューハーフにとっては羨ましい限りだけどね。
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