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sentimental job
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「風俗…」
サオリが風俗店で働いている事を知り、久美子は固まってしまった。
「すいません
勝手に辞めて出ていって…」
「それは、いいのよ。
元気でいてさえくれればって、ワタシも思ってきたわけだし…
でも…」
「ワタシ…
ミカちゃんのいないNPWっていうのが考えられなくて…
でも、飛び出したのはいいけど、行くところがなくて、途方に暮れてるところを…」
「声をかけられたってわけね。」
「はい…」
「サオリちゃん
辛くない?」
「それは…
でも、今のミカちゃんの状態を見ていたら、ワタシ…」
サオリは両手で顔を押さえ、嗚咽して泣き出した。
久美子は、もう何も言わず、サオリの背中を摩った。
そんな二人の会話も、美香は一切反応せず、相変わらず天井をボーッと見つめるだけだった。
「ねえ、サオリちゃん。
プロレスは今でも好き?」
「それは…
はい…」
「だったら、いつ戻ってきてもいいように部屋もそのままにしてるし、あなたが帰る場所があるって事を決して忘れないでね。」
「社長…
ありがとうございます。
でも、もうミカちゃんはプロレスが出来ません…
ワタシ、いっぱいお金を稼いで、ミカちゃんが退院したら二人で静かに暮らしたいって、そう思ってるんです。」
サオリは、涙を流しながらも、久美子にハッキリと言った。
サオリが風俗店で働いている事を知り、久美子は固まってしまった。
「すいません
勝手に辞めて出ていって…」
「それは、いいのよ。
元気でいてさえくれればって、ワタシも思ってきたわけだし…
でも…」
「ワタシ…
ミカちゃんのいないNPWっていうのが考えられなくて…
でも、飛び出したのはいいけど、行くところがなくて、途方に暮れてるところを…」
「声をかけられたってわけね。」
「はい…」
「サオリちゃん
辛くない?」
「それは…
でも、今のミカちゃんの状態を見ていたら、ワタシ…」
サオリは両手で顔を押さえ、嗚咽して泣き出した。
久美子は、もう何も言わず、サオリの背中を摩った。
そんな二人の会話も、美香は一切反応せず、相変わらず天井をボーッと見つめるだけだった。
「ねえ、サオリちゃん。
プロレスは今でも好き?」
「それは…
はい…」
「だったら、いつ戻ってきてもいいように部屋もそのままにしてるし、あなたが帰る場所があるって事を決して忘れないでね。」
「社長…
ありがとうございます。
でも、もうミカちゃんはプロレスが出来ません…
ワタシ、いっぱいお金を稼いで、ミカちゃんが退院したら二人で静かに暮らしたいって、そう思ってるんです。」
サオリは、涙を流しながらも、久美子にハッキリと言った。
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