22 / 190
性〜SAGA〜
しおりを挟む
「ニューハーフになろうって人間はね、ゆっくり考えてとか、慎重にって言葉には無縁の人種なのよ。
女らしくなれる方法があるのなら、後先考えず手を出しちゃうし。」
「そうですね。
ワタシもそんな感じです。
男子プロレスに入れないってなって、諦めようと思ってた矢先に、こちらに入れてもらって…
だったら、すぐに女っぽくなりたいって、単純に思ってしまいました。」
「いいのよ。
それは、ワタシもそうだったし、みんなが通る道だったからね。」
「やっぱり、デビューするのがある程度決まってからの方がいいんでしょうか。」
「いや、まあ、アンタの気持ちはよくわかったし、今やるか、後にするかは、自分で決めたらいいよ。」
「はい。
じゃあ、今やります。」
「即答かよ。
わかった。
だったら、昼から病院に連れてったげる。」
「アキさん
いいんですか?」
「ワタシも元々行くつもりだったからね、今日。
「そうなんですか!
よろしくお願いします!」
「わかったわ。
行くとき声かけるから、ちゃんこ番に戻りなさい。」
「はい、わかりました!」
美月は頭を90度下げ、そして上に上がっていった。
「アキ、説得失~敗!」
ミカがリング上からニヤニヤ笑ってアキを見ていた。
「しゃあないっすわ。
本人は、信念持ってやってるみたいだし。
昼から連れてって、山下のオッサンの話聞かせますわ。」
「よろしくね、アキ。
美月は次世代を担うウチのスター候補だから。」
ミカはそう言って笑った。
「それにしても、ミカさん
練習に熱が入ってますね」
ハイペースで調整を続けるミカに、アキが声をかけると
「だって、もうすぐFSWとの対抗戦があるからね。」
「あ、そうだった…
憂鬱だあ」
「アキ、アンタも今日は注射打つ日でしょ?」
「はい、そうっす。」
「量は?」
「いつも通り2アンプルっすけど。」
「今日から、しばらくの間は一本にしといた方がいいよ。
アイツら、レギュレーション無視してくるから。」
「だから、イヤなんですよー
ワタシらのスローガン、先ずは美しくってのが全くないんだもの。」
「しゃあないわ。
ブックなしって事も既に決定済みだしね。」
「えーっ、ガチンコっすか
ムリムリムリムリ」
「まあ、アキは大丈夫よ。
アンタも強いしね。
でも、ワタシはなあ
相手が熊子だし…
無傷では済まんなあ」
ミカは、大きなため息をついた。
女らしくなれる方法があるのなら、後先考えず手を出しちゃうし。」
「そうですね。
ワタシもそんな感じです。
男子プロレスに入れないってなって、諦めようと思ってた矢先に、こちらに入れてもらって…
だったら、すぐに女っぽくなりたいって、単純に思ってしまいました。」
「いいのよ。
それは、ワタシもそうだったし、みんなが通る道だったからね。」
「やっぱり、デビューするのがある程度決まってからの方がいいんでしょうか。」
「いや、まあ、アンタの気持ちはよくわかったし、今やるか、後にするかは、自分で決めたらいいよ。」
「はい。
じゃあ、今やります。」
「即答かよ。
わかった。
だったら、昼から病院に連れてったげる。」
「アキさん
いいんですか?」
「ワタシも元々行くつもりだったからね、今日。
「そうなんですか!
よろしくお願いします!」
「わかったわ。
行くとき声かけるから、ちゃんこ番に戻りなさい。」
「はい、わかりました!」
美月は頭を90度下げ、そして上に上がっていった。
「アキ、説得失~敗!」
ミカがリング上からニヤニヤ笑ってアキを見ていた。
「しゃあないっすわ。
本人は、信念持ってやってるみたいだし。
昼から連れてって、山下のオッサンの話聞かせますわ。」
「よろしくね、アキ。
美月は次世代を担うウチのスター候補だから。」
ミカはそう言って笑った。
「それにしても、ミカさん
練習に熱が入ってますね」
ハイペースで調整を続けるミカに、アキが声をかけると
「だって、もうすぐFSWとの対抗戦があるからね。」
「あ、そうだった…
憂鬱だあ」
「アキ、アンタも今日は注射打つ日でしょ?」
「はい、そうっす。」
「量は?」
「いつも通り2アンプルっすけど。」
「今日から、しばらくの間は一本にしといた方がいいよ。
アイツら、レギュレーション無視してくるから。」
「だから、イヤなんですよー
ワタシらのスローガン、先ずは美しくってのが全くないんだもの。」
「しゃあないわ。
ブックなしって事も既に決定済みだしね。」
「えーっ、ガチンコっすか
ムリムリムリムリ」
「まあ、アキは大丈夫よ。
アンタも強いしね。
でも、ワタシはなあ
相手が熊子だし…
無傷では済まんなあ」
ミカは、大きなため息をついた。
6
あなたにおすすめの小説
秘書と社長の秘密
廣瀬純七
大衆娯楽
社内の調査のため、社長・高橋健一はこっそり秘書・木村由紀と不思議なアプリで入れ替わることに。
突然“社長役”を任された由紀と、自由に動ける立場を手に入れた高橋。
ふたりの秘密の入れ替わり作戦は、どの様な結末になるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる