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飛車角
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ミカは、相変わらず、ゆっくり歩く程度しか出来ず、練習するなどもっての外状態で、術後の状況は改善していなかった。
そんな中、サオリは、アキという練習パートナーを得た事で、彼女を取り巻く環境は、格段に良くなった。
アキも学生時代は、かなりの不良で鳴らしていたようで、負けん気と腕っ節の強さには、天性のものを感じさせた。
故に、高いレスリング技術をもつサオリを前にしても、全く臆する事なく、パワーと根性で、そのハンデを克服した。
「山本さん、アキちゃんはどう?」
リング下でスパーリングを見守る山本に、久美子が声をかけた。
「社長、アキは本当に素人ですか?
サオリにフツーについて行ってますよ。」
山本は、少し驚いた様子で言った。
「あの子、中学のときくらいから、結構有名だったらしいのよ。
地元ではケンカ最強とか言われて。」
「あー、そっちのタイプか。」
「ニューハーフってどっちかなのよね。
女の子っぽく大人しくしてた子か、アキちゃんみたいに不良してた子か。
その真ん中ってあんまりない。」
「なんとなくわかります。
社長、ミカはどうなんです?」
「ちょっとね…
思ったよりも手術が大変で、彼女の場合、術後の方が大変で、毎日泣きながら頑張ってるわ。」
「そしたら、当分の間は、二人で頑張ってもらわないとダメですね。」
「それがね。
ラッキーな事に、二人の新人さんを見つけちゃったのよ。」
「えっ、それは本当ですか?」
「ええ。
今日、二人ともここに来てくれる予定だから、山本さんも話をしてあげて。」
「はい。それはもう。
もし、その二人が使えそうなら、一気に在籍者は5人になります。
現状四人が動ける状況となりますから、試合も組めますし、上手くいけば、何処かの前座で使ってもらうとかも可能となりますよね。」
「四人では単独での興行は無理としても、山本さんがおっしゃるように、それらの可能性を探るのは必要だし、ワタシがやらなきゃならない事よね。
頑張って軌道に乗せるきっかけにしたいわね。」
「よろしくお願いします。社長。
ところで、その二人っていうのは、どんな感じなんですか?」
「ほら、ちょうど来たみたいだから、話を聞いてみて。」
久美子が入口の方を指差すと、二人の女性が立っていた。
そんな中、サオリは、アキという練習パートナーを得た事で、彼女を取り巻く環境は、格段に良くなった。
アキも学生時代は、かなりの不良で鳴らしていたようで、負けん気と腕っ節の強さには、天性のものを感じさせた。
故に、高いレスリング技術をもつサオリを前にしても、全く臆する事なく、パワーと根性で、そのハンデを克服した。
「山本さん、アキちゃんはどう?」
リング下でスパーリングを見守る山本に、久美子が声をかけた。
「社長、アキは本当に素人ですか?
サオリにフツーについて行ってますよ。」
山本は、少し驚いた様子で言った。
「あの子、中学のときくらいから、結構有名だったらしいのよ。
地元ではケンカ最強とか言われて。」
「あー、そっちのタイプか。」
「ニューハーフってどっちかなのよね。
女の子っぽく大人しくしてた子か、アキちゃんみたいに不良してた子か。
その真ん中ってあんまりない。」
「なんとなくわかります。
社長、ミカはどうなんです?」
「ちょっとね…
思ったよりも手術が大変で、彼女の場合、術後の方が大変で、毎日泣きながら頑張ってるわ。」
「そしたら、当分の間は、二人で頑張ってもらわないとダメですね。」
「それがね。
ラッキーな事に、二人の新人さんを見つけちゃったのよ。」
「えっ、それは本当ですか?」
「ええ。
今日、二人ともここに来てくれる予定だから、山本さんも話をしてあげて。」
「はい。それはもう。
もし、その二人が使えそうなら、一気に在籍者は5人になります。
現状四人が動ける状況となりますから、試合も組めますし、上手くいけば、何処かの前座で使ってもらうとかも可能となりますよね。」
「四人では単独での興行は無理としても、山本さんがおっしゃるように、それらの可能性を探るのは必要だし、ワタシがやらなきゃならない事よね。
頑張って軌道に乗せるきっかけにしたいわね。」
「よろしくお願いします。社長。
ところで、その二人っていうのは、どんな感じなんですか?」
「ほら、ちょうど来たみたいだから、話を聞いてみて。」
久美子が入口の方を指差すと、二人の女性が立っていた。
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