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「ワタシは、十五歳でニューハーフとして生きる事になって、おかげさまで周りの人たちにも恵まれて、それなりに成功する事が出来たわ。
歳をとってからは、ニューハーフになりたい子や、いじめられて苦しんでる子達を助けたいと、微力ながら支援させてもらってきました。
このNPWもその一環。
支援した子達を自立させたいと思っても、現状は、水商売の世界に行くのがほとんどで、他の仕事に就くのはすごく難しい。
ニューハーフプロレスって、前からあったものだけど、ワタシは本格的でいて、大衆から受け入れられる団体にしたくて、ここまでやってきたのね、みんなの力を借りて。」
久美子が一気にそう語ると、皆が神妙な顔で頷いた。
「でも、ワタシが至らなかったのか、ウチの団体が今、岐路に立っている事は間違いないわ。」
「社長
果たしてそうでしょか?
自分で言うのは恥ずかしいですけど、ワタシをエースとしてストロングスタイルのプロレス団体として、それなりの地位を確立出来たと思います。
これからじゃないですか。」
美香がそう言うと、久美子は深く頷いた。
「美香ちゃんの言うとおりよ。
あなたをはじめ、みんなの頑張りで、ウチはここまで大きな団体となったわ。
でも、この先を考えた時、果たして成長が見込めるのかどうか。
現状維持では尻窄みになるだけ。
でも、さっき言ったように、男子や女子との対抗戦もなかなか難しい世の中になってきたのも事実。
もっと単独で興行が打てるように、ウチの選手を増やしていくっていうのも一つの方法だけど、クオリティが落ちてしまったら本末転倒だし…
そこでってわけじゃないんだけど、皆さんに、ワタシから提案があります。」
久美子の言葉に、全員が緊張した顔で注目した。
歳をとってからは、ニューハーフになりたい子や、いじめられて苦しんでる子達を助けたいと、微力ながら支援させてもらってきました。
このNPWもその一環。
支援した子達を自立させたいと思っても、現状は、水商売の世界に行くのがほとんどで、他の仕事に就くのはすごく難しい。
ニューハーフプロレスって、前からあったものだけど、ワタシは本格的でいて、大衆から受け入れられる団体にしたくて、ここまでやってきたのね、みんなの力を借りて。」
久美子が一気にそう語ると、皆が神妙な顔で頷いた。
「でも、ワタシが至らなかったのか、ウチの団体が今、岐路に立っている事は間違いないわ。」
「社長
果たしてそうでしょか?
自分で言うのは恥ずかしいですけど、ワタシをエースとしてストロングスタイルのプロレス団体として、それなりの地位を確立出来たと思います。
これからじゃないですか。」
美香がそう言うと、久美子は深く頷いた。
「美香ちゃんの言うとおりよ。
あなたをはじめ、みんなの頑張りで、ウチはここまで大きな団体となったわ。
でも、この先を考えた時、果たして成長が見込めるのかどうか。
現状維持では尻窄みになるだけ。
でも、さっき言ったように、男子や女子との対抗戦もなかなか難しい世の中になってきたのも事実。
もっと単独で興行が打てるように、ウチの選手を増やしていくっていうのも一つの方法だけど、クオリティが落ちてしまったら本末転倒だし…
そこでってわけじゃないんだけど、皆さんに、ワタシから提案があります。」
久美子の言葉に、全員が緊張した顔で注目した。
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