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光脈
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「プロレス以外のことって?」
「歌とかお笑い、お色気もの
その他プロレスに関係のないことを色々としなければならなくなるわ。」
久美子の説明に、美香は呆れた表情になった。
「ワタシらにタレントみたいな事をしろと?」
「ええ。」
「社長、ちょっと待って。
ワタシがニューハーフになった理由は…
それは、プロレスラーとして生きていくためなんです。
そんな事をするためにあんな痛い手術をしたんじゃありません。
他の子達もワタシと同じ心境だと思います。」
憤慨する美香に、他の選手たちも頷いた。
「わかるわ。
ミカちゃんの気持ちは。
でも、今、まさに壁にぶつかった状況にあって…
この局面を打開するには、我々ニューハーフがこの国で、まずは市民権を得なければならないの。」
「それは、久美子社長たちが頑張ってくれたおかげで、偏見も昔のようには無くなっていますし、社会からも受け入れられてきていると思います。
そう思いませんか?」
「そうね。
ワタシは大したことはしていないけど、先人達のおかげで、住みやすい世の中になったとは思うわ。
でもね、最近はどう?
時計の針が逆振れしているようには思わない?」
「それは…」
「ミカちゃん。
今こそ、あなたやサオリちゃん
そして、ウチの団員全員が一丸で戦って、もう一度、ニューハーフの市民権を勝ち取って欲しいの。」
「それが成し得たときには、ワタシ達のプロレスが出来るようになるんですか?」
「なるわ。
少なくとも、この閉塞感を打ち破ることはできるわ。」
久美子は、力強い言葉でそう述べた。
美香は、反論できず、他の選手達を見つめたが、全員が戸惑った様子で、固まってしまっていた。
「歌とかお笑い、お色気もの
その他プロレスに関係のないことを色々としなければならなくなるわ。」
久美子の説明に、美香は呆れた表情になった。
「ワタシらにタレントみたいな事をしろと?」
「ええ。」
「社長、ちょっと待って。
ワタシがニューハーフになった理由は…
それは、プロレスラーとして生きていくためなんです。
そんな事をするためにあんな痛い手術をしたんじゃありません。
他の子達もワタシと同じ心境だと思います。」
憤慨する美香に、他の選手たちも頷いた。
「わかるわ。
ミカちゃんの気持ちは。
でも、今、まさに壁にぶつかった状況にあって…
この局面を打開するには、我々ニューハーフがこの国で、まずは市民権を得なければならないの。」
「それは、久美子社長たちが頑張ってくれたおかげで、偏見も昔のようには無くなっていますし、社会からも受け入れられてきていると思います。
そう思いませんか?」
「そうね。
ワタシは大したことはしていないけど、先人達のおかげで、住みやすい世の中になったとは思うわ。
でもね、最近はどう?
時計の針が逆振れしているようには思わない?」
「それは…」
「ミカちゃん。
今こそ、あなたやサオリちゃん
そして、ウチの団員全員が一丸で戦って、もう一度、ニューハーフの市民権を勝ち取って欲しいの。」
「それが成し得たときには、ワタシ達のプロレスが出来るようになるんですか?」
「なるわ。
少なくとも、この閉塞感を打ち破ることはできるわ。」
久美子は、力強い言葉でそう述べた。
美香は、反論できず、他の選手達を見つめたが、全員が戸惑った様子で、固まってしまっていた。
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