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団欒
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「ご覧の通り、食べるとこも園内にはある事はあるんだけど、高くて不味いんだよ。
だから、昼は三人でこれを食べようと思って持ってきた。」
良太は右手に大きな袋を持っていて、それを遥に見せた。
「えっ、どうしたの?それ」
「遥の家に行く前に、家の近くのパン屋さんに寄って買ってきたんだ。
昼にこんな軽食で申し訳ないけど、よかったら食べてよ。」
三人は丸テーブルに座り、良太が買ってきたパンを食べる事にした。
「気が利かなくてごめんなさい。
そんな事ならお弁当作ってくればよかったね。」
「いやいや、遥は朝までウチにいたし、時間的に作るのは無理だったし、第一そういうものが必要だなんて、俺も伝えてなかったから。」
良太は恐縮しながら遥に言い、袋からサンドイッチや菓子パンなどを出した。
そして、先ずは俊斗に好きなパンを選ばせ、続いて遥にも好きなものを取るよう勧めた。
遥はそれらを見ると、二個あったハム玉子のサンドイッチを選び、良太がこれを食べたかった場合に被っても大丈夫なようにした。
「えっ、それだけでいいの?
他には?」
良太に言われ、遥は小さめの菓子パンを取った。
二人がそんなやり取りをする中、俊斗は既に食べ始めており、その姿を見た遥は、良太と目を合わせ、笑った。
三人でパンを食べ、園内で買った飲み物を口にしながら、昼から何に乗るか等、色んな話をしていたが、遥は思い出したかのように、自分の手元に置いていた紙袋から、綺麗に包装された品物を二個取り出した。
そして、そのうちの一つを
「俊斗君
はい、これ」
と、言って手渡した。
俊斗は一瞬驚いたような表情をしたが、すぐに目を輝かせながら袋を無理矢理こじ開けた。
中には薄めの箱が入っていて、それを取り出した俊斗は、隣に座っている良太に見せた。
「おっ、それは何だ?」
良太は芝居がかった言い方で、俊斗の方を見ると、遥が
「マグネットのおもちゃなの
いわゆる知育玩具。
ワタシからのクリスマスプレゼント」
と、照れた口調で二人に言った。
「えーっ、良かったなあ俊斗
こういう時は先生に何て言うの?」
良太にそう促された俊斗は、モジモジしながら
「ありがとう…」
と、小さな声で言った。
遥は俊斗にニコッと笑って頷いた。
その顔がすごく美しく、良太は思わず見惚れていたが
「あの、これ」
続いて、遥は良太にもプレゼントを手渡した。
「えっ、俺にも?」
良太は驚いた表情で、遥の方を見ると
「気に入ってもらえるかわかんないけど…」
と、遥は少し頬を紅潮させ、小さな声で言った。
だから、昼は三人でこれを食べようと思って持ってきた。」
良太は右手に大きな袋を持っていて、それを遥に見せた。
「えっ、どうしたの?それ」
「遥の家に行く前に、家の近くのパン屋さんに寄って買ってきたんだ。
昼にこんな軽食で申し訳ないけど、よかったら食べてよ。」
三人は丸テーブルに座り、良太が買ってきたパンを食べる事にした。
「気が利かなくてごめんなさい。
そんな事ならお弁当作ってくればよかったね。」
「いやいや、遥は朝までウチにいたし、時間的に作るのは無理だったし、第一そういうものが必要だなんて、俺も伝えてなかったから。」
良太は恐縮しながら遥に言い、袋からサンドイッチや菓子パンなどを出した。
そして、先ずは俊斗に好きなパンを選ばせ、続いて遥にも好きなものを取るよう勧めた。
遥はそれらを見ると、二個あったハム玉子のサンドイッチを選び、良太がこれを食べたかった場合に被っても大丈夫なようにした。
「えっ、それだけでいいの?
他には?」
良太に言われ、遥は小さめの菓子パンを取った。
二人がそんなやり取りをする中、俊斗は既に食べ始めており、その姿を見た遥は、良太と目を合わせ、笑った。
三人でパンを食べ、園内で買った飲み物を口にしながら、昼から何に乗るか等、色んな話をしていたが、遥は思い出したかのように、自分の手元に置いていた紙袋から、綺麗に包装された品物を二個取り出した。
そして、そのうちの一つを
「俊斗君
はい、これ」
と、言って手渡した。
俊斗は一瞬驚いたような表情をしたが、すぐに目を輝かせながら袋を無理矢理こじ開けた。
中には薄めの箱が入っていて、それを取り出した俊斗は、隣に座っている良太に見せた。
「おっ、それは何だ?」
良太は芝居がかった言い方で、俊斗の方を見ると、遥が
「マグネットのおもちゃなの
いわゆる知育玩具。
ワタシからのクリスマスプレゼント」
と、照れた口調で二人に言った。
「えーっ、良かったなあ俊斗
こういう時は先生に何て言うの?」
良太にそう促された俊斗は、モジモジしながら
「ありがとう…」
と、小さな声で言った。
遥は俊斗にニコッと笑って頷いた。
その顔がすごく美しく、良太は思わず見惚れていたが
「あの、これ」
続いて、遥は良太にもプレゼントを手渡した。
「えっ、俺にも?」
良太は驚いた表情で、遥の方を見ると
「気に入ってもらえるかわかんないけど…」
と、遥は少し頬を紅潮させ、小さな声で言った。
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