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bath time or pass time
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遥は俊斗の服を脱がせると、自身も裸になり、浴室に入った。
敢えてどこも隠さずに。
遥は俊斗にお湯をかけ流し、続いて自分もサッと洗い、湯船に浸かった。
俊斗は遥の股間に関心を示さず、その興味の全てはおっぱいに集中した。
遥は胸を触ってくる俊斗に、苦笑いを浮かべながら
「そんなとこ触らないの」
と、言った。
「ねえ、ママ」
そして、相変わらず自分のことを「ママ」と呼ぶ俊斗の頭を撫でながら優しく返事した。
「どうしたの?」
「大好き」
俊斗はそう言うと、また遥の胸に顔をくっつけてきた。
あまりにもストレートな俊斗の言葉と態度にに、目を白黒させる遥だったが、すぐに気を取り直し
「ワタシも大好きだよ」
と、言って、後ろからギュッと抱きしめた。
この小さな五歳児に対する湧き出る感情は、一体何なのだろうか
母性なのか?
母を失った事に対する同情なのか?
愛する男性の子供であるがための間接的愛情なのか?
遥にはその正体がわからなかった。
遥自身は母性であると思いたかった。
しかし、女でもない自分にそもそも母性などあるんだろうか…
そう考えると、やはり自信を持つ事は出来なかった。
結局、遥は自分の感情について、深く突き詰めることをやめたのだった。
遥は、俊斗の体がある程度温まったのを確認すると、浴槽から出て体と頭を洗う事にした。
俊斗用のソープを手に取り、首から背中、腕、胸、お腹と丁寧に洗っていった。
体はそれでよかった。
だが、頭については、遥は些か悩んでしまった。
仰向けになった俊斗を抱え込むようにして髪を洗い、そのまま流すのがいいのか…それとも…
そんなことを考えていると、俊斗の方から
「ぼく、顔にお湯がかかっても平気だよ」
と、自慢げに言ってきた。
「いつも、そうしてるの?」
「うん。」
どうやら、良太が座らせた状態でシャンプーをして、そのまま頭の上からシャワーで洗い流すやり方を取っている事がわかった。
遥は一瞬悩んだが、自分自身も経験がなく、戸惑いがあったので、慣れてると思しき良太方式を採用した。
俊斗を椅子に座らせ、自分は膝をついて頭を洗い、シャワーを頭からかけて泡を洗い流した。
「はい。よく頑張ったねー」
一生懸命目を瞑って耐えていた俊斗の顔を拭いてあげながら、その頑張りを誉めた。
それから、また湯船に少し浸からせ、のぼせないうちに上がらせた。
浴室にある呼び出しボタンを押すと、チャイムが流れ、程なくして良太が扉を開けて顔を出した。
「俊斗君おわったよ」
と、遥が声をかけると、良太は
「ありがとう、遥
はーい、俊斗おいでっ」
と、言いながら、俊斗をバスタオルで包み込むようにして浴室から連れ出した。
連れ出す前に、遥の乳房を見つめながら。
遥も、視線を感じないでもなかったが、俊斗の入浴という大役を果たした直後だったからか、特段の反応はしなかった。
そして、一人になった遥は、ようやく化粧を落とし始めたのだった。
敢えてどこも隠さずに。
遥は俊斗にお湯をかけ流し、続いて自分もサッと洗い、湯船に浸かった。
俊斗は遥の股間に関心を示さず、その興味の全てはおっぱいに集中した。
遥は胸を触ってくる俊斗に、苦笑いを浮かべながら
「そんなとこ触らないの」
と、言った。
「ねえ、ママ」
そして、相変わらず自分のことを「ママ」と呼ぶ俊斗の頭を撫でながら優しく返事した。
「どうしたの?」
「大好き」
俊斗はそう言うと、また遥の胸に顔をくっつけてきた。
あまりにもストレートな俊斗の言葉と態度にに、目を白黒させる遥だったが、すぐに気を取り直し
「ワタシも大好きだよ」
と、言って、後ろからギュッと抱きしめた。
この小さな五歳児に対する湧き出る感情は、一体何なのだろうか
母性なのか?
母を失った事に対する同情なのか?
愛する男性の子供であるがための間接的愛情なのか?
遥にはその正体がわからなかった。
遥自身は母性であると思いたかった。
しかし、女でもない自分にそもそも母性などあるんだろうか…
そう考えると、やはり自信を持つ事は出来なかった。
結局、遥は自分の感情について、深く突き詰めることをやめたのだった。
遥は、俊斗の体がある程度温まったのを確認すると、浴槽から出て体と頭を洗う事にした。
俊斗用のソープを手に取り、首から背中、腕、胸、お腹と丁寧に洗っていった。
体はそれでよかった。
だが、頭については、遥は些か悩んでしまった。
仰向けになった俊斗を抱え込むようにして髪を洗い、そのまま流すのがいいのか…それとも…
そんなことを考えていると、俊斗の方から
「ぼく、顔にお湯がかかっても平気だよ」
と、自慢げに言ってきた。
「いつも、そうしてるの?」
「うん。」
どうやら、良太が座らせた状態でシャンプーをして、そのまま頭の上からシャワーで洗い流すやり方を取っている事がわかった。
遥は一瞬悩んだが、自分自身も経験がなく、戸惑いがあったので、慣れてると思しき良太方式を採用した。
俊斗を椅子に座らせ、自分は膝をついて頭を洗い、シャワーを頭からかけて泡を洗い流した。
「はい。よく頑張ったねー」
一生懸命目を瞑って耐えていた俊斗の顔を拭いてあげながら、その頑張りを誉めた。
それから、また湯船に少し浸からせ、のぼせないうちに上がらせた。
浴室にある呼び出しボタンを押すと、チャイムが流れ、程なくして良太が扉を開けて顔を出した。
「俊斗君おわったよ」
と、遥が声をかけると、良太は
「ありがとう、遥
はーい、俊斗おいでっ」
と、言いながら、俊斗をバスタオルで包み込むようにして浴室から連れ出した。
連れ出す前に、遥の乳房を見つめながら。
遥も、視線を感じないでもなかったが、俊斗の入浴という大役を果たした直後だったからか、特段の反応はしなかった。
そして、一人になった遥は、ようやく化粧を落とし始めたのだった。
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