新•ニューハーフ極道

フロイライン

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異性格闘技戦

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「おいっ、早く道着を直せ!」   


乳房を放り出した状態でいる望に、佐竹は慌てた様子で注意した。


「はい。
すいません。」


望は道着の帯を解き、胸を仕舞い込み、また、帯を締め直した。


「…」


佐竹は困った顔をし、望に背を向けてストレッチを始めた。


望も、久しぶりに体を動かすとあって、準備運動に勤しんだ。



「あー、信じられないくらいに体が鈍ってますわ。

全然思うように動かん。」


望がそう言うと、佐竹は振り返り


「そりゃ仕方ないよ。

これだけ長い期間、何もしてこなかったんだから、体も言う事を聞いてくれんさ。」

と、言葉をかけた。



「でも、佐竹さん。

知ってますか?」



「何がだ?」



「俺、手術されて、アソコを取られたでしょ?」


「ああ、そうだな。」


「で、ずっと女性ホルモンてもんを注射され続けたんですよ。

そしたら、どうなったと思いますか?」


「そりゃ、その胸とかだろ?

胸が膨らんできたって事だろ。」


「まあ、それもあります。

でも、俺が一番驚いたっていうか、ショックだったのは、筋力が低下してしまった事なんですよ。

薬の影響で、筋肉がなくなり、全部脂肪に変わっちゃったんです。

力もなくなりましたし、ほら、二の腕触ってみて下さい。」


望が腕を差し出すと、佐竹は二の腕の外側の部分を握った。


「ね?

タプタプでしょ?」


望の言った通り、腕は柔らかく、皮下脂肪が程よく付き、まさに女の腕といった感じがした。


佐竹は、望を見て心から気の毒に思ったが、当の本人は、わりとサバサバとしていて、あっけらかんとした様子だった。
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