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sweet love
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楓悟との初めてのキスは極々短いものだった。
昼間だったし、近くに人もいたので、なかなか厳しいシチュエーションだったからだ。
でも、ついに!
ワタシは楓悟とキスした!
この嬉しさをどう表現すればいいんだろう。
女として認めてもらったっていうのかな?
いや、違うなあ
カレに好きって言ってもらってたけど、ワタシ自身、引け目を感じていたのは事実だし、不安な気持ちを持ち続けていた。
でも、キスしてくれたってことは、楓悟も口だけじゃなくて、ちゃんとワタシをカノジョとして受け入れてくれたってことだと思う。
それでも、ワタシは聞かずにはいられなかった。
「楓悟
ワタシとキスして、気持ち悪くない?」
「何を言うとんじゃ。
そんな事あるわけないやろ
気持ち悪いどころか気持ち良すぎた
気持ち良すぎたって表現は変か…
すごく嬉しかったよ」
楓悟は照れた表情で言った。
「好き」
ワタシは楓悟に寄りかかるようにしてくっついた。
楓悟は、そんなワタシの肩に手を回し、さらに引き寄せてくれた。
ワタシはあらためて自分の心境の変化に驚いていた。
男の人を異性として、恋愛感情を持てるようになったのは勿論なんだけど、それよりも、こういう恋愛の仕方についてだ。
男子だったとき、雫というカノジョがいて、付き合っていたけど、やっぱり自分は男だし、色々とこっちで決めて動いていた。
勿論、どこでデートするとかを、雫が決める事もあったけど、それでさえ、ワタシが聞いて最終的にはやっぱりこっちが主体的に動いていた。
でも、女になった今、デートのプランは全て楓悟に任せっきりだし、あくまでも受動的だ。
それが心地いい
リードされるって、こんなにいいものだったの?
ワタシが性転換して女になったから特にそう思うだけかもしれないけど…
楓悟は、ワタシに安心感を与えてくれるし、癒してくれるし、もう全部好き。
そんな思いに包まれながら、楓悟の方をチラッと見てみた。
キスした直後だからか、正面に視線をやっているが、なんか目が泳いでいる感じでぎこちない。
ワタシが見つめているのに気づいた楓悟は、こっちに視線を向けた。
そして、またすぐに逸らしてしまった。
もう、可愛い
可愛すぎる!
楓悟、大好きっ!
昼間だったし、近くに人もいたので、なかなか厳しいシチュエーションだったからだ。
でも、ついに!
ワタシは楓悟とキスした!
この嬉しさをどう表現すればいいんだろう。
女として認めてもらったっていうのかな?
いや、違うなあ
カレに好きって言ってもらってたけど、ワタシ自身、引け目を感じていたのは事実だし、不安な気持ちを持ち続けていた。
でも、キスしてくれたってことは、楓悟も口だけじゃなくて、ちゃんとワタシをカノジョとして受け入れてくれたってことだと思う。
それでも、ワタシは聞かずにはいられなかった。
「楓悟
ワタシとキスして、気持ち悪くない?」
「何を言うとんじゃ。
そんな事あるわけないやろ
気持ち悪いどころか気持ち良すぎた
気持ち良すぎたって表現は変か…
すごく嬉しかったよ」
楓悟は照れた表情で言った。
「好き」
ワタシは楓悟に寄りかかるようにしてくっついた。
楓悟は、そんなワタシの肩に手を回し、さらに引き寄せてくれた。
ワタシはあらためて自分の心境の変化に驚いていた。
男の人を異性として、恋愛感情を持てるようになったのは勿論なんだけど、それよりも、こういう恋愛の仕方についてだ。
男子だったとき、雫というカノジョがいて、付き合っていたけど、やっぱり自分は男だし、色々とこっちで決めて動いていた。
勿論、どこでデートするとかを、雫が決める事もあったけど、それでさえ、ワタシが聞いて最終的にはやっぱりこっちが主体的に動いていた。
でも、女になった今、デートのプランは全て楓悟に任せっきりだし、あくまでも受動的だ。
それが心地いい
リードされるって、こんなにいいものだったの?
ワタシが性転換して女になったから特にそう思うだけかもしれないけど…
楓悟は、ワタシに安心感を与えてくれるし、癒してくれるし、もう全部好き。
そんな思いに包まれながら、楓悟の方をチラッと見てみた。
キスした直後だからか、正面に視線をやっているが、なんか目が泳いでいる感じでぎこちない。
ワタシが見つめているのに気づいた楓悟は、こっちに視線を向けた。
そして、またすぐに逸らしてしまった。
もう、可愛い
可愛すぎる!
楓悟、大好きっ!
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