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結局、ワタシは美亜と少しでも長くすごしたいと思い、ついついスタバでの滞在時間が大幅に超過してしまった。
ようやく、駅の改札で美亜を送り出したワタシは、家までの道を歩きながら、様々な思いを巡らせた。
ワタシは楓悟と付き合っている。
もちろん大好きだし、心から愛している。
でも…
突然、美亜の存在がワタシの心の中を一気に支配してしまったのだ。
彼女が同性愛者で、以前からワタシに好意を寄せていたこと
ワタシ自身の心の根っこの部分が女になりきれておらず、男としての自我が残っており、美亜の告白を聞いて、その部分が瞬時に大きくなってしまったこと。
やはり、ワタシ自身が女性になりたいと考えていたわけではなく、不慮の事故により女になった事から、このような中途半端な人間になってしまったのが悪かったのか…
楓悟への愛は偽りで、性転換手術を受けて、もう女として生きるしかないから、仕方なく付き合ったってことだろうか。
いや、違う。
ワタシは、楓悟に恋心を抱いたから付き合ったんだ。
カレが、ワタシを中途半端な存在から、女として生きていけるという希望を与えてくれた…
感謝と愛情しかない。
この部分に偽りはない。
でも…
正直言って、今のワタシの心の中は、美亜が圧倒的に大きくなっていて、自分自身も彼女に夢中になっていると、ハッキリとした自覚がある。
「ハァ…」
雑踏を歩きながら、ワタシは思いっきりため息をついた。
自己嫌悪に陥りながら…
ようやく、駅の改札で美亜を送り出したワタシは、家までの道を歩きながら、様々な思いを巡らせた。
ワタシは楓悟と付き合っている。
もちろん大好きだし、心から愛している。
でも…
突然、美亜の存在がワタシの心の中を一気に支配してしまったのだ。
彼女が同性愛者で、以前からワタシに好意を寄せていたこと
ワタシ自身の心の根っこの部分が女になりきれておらず、男としての自我が残っており、美亜の告白を聞いて、その部分が瞬時に大きくなってしまったこと。
やはり、ワタシ自身が女性になりたいと考えていたわけではなく、不慮の事故により女になった事から、このような中途半端な人間になってしまったのが悪かったのか…
楓悟への愛は偽りで、性転換手術を受けて、もう女として生きるしかないから、仕方なく付き合ったってことだろうか。
いや、違う。
ワタシは、楓悟に恋心を抱いたから付き合ったんだ。
カレが、ワタシを中途半端な存在から、女として生きていけるという希望を与えてくれた…
感謝と愛情しかない。
この部分に偽りはない。
でも…
正直言って、今のワタシの心の中は、美亜が圧倒的に大きくなっていて、自分自身も彼女に夢中になっていると、ハッキリとした自覚がある。
「ハァ…」
雑踏を歩きながら、ワタシは思いっきりため息をついた。
自己嫌悪に陥りながら…
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