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ネゴシエーター
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ワタシは賢太の部屋のドアを三度ノックした。
案の定、無反応だ。
「賢太!
ワタシよ、雫!
ちょっと中に入れてよ!」
今度は、自分の名前を言って、アピール。
しかし…
またまた無反応…
やっぱムリか
親は論外だけど、ワタシにも会いたくはないだろうね。
いくらニューハーフで、ワンランク下の種類の人間だと判断していたとしても…
ワタシは、暫く廊下に立っていたが、諦めて下に戻ろうとした。
そのときである。
いきなりドアが開いた。少しだけだけど。
開いたドアの隙間から賢太の顔が三分の一くらい見えた。
ヤツは、ワタシが一人だということを確認し、ようやくドアを大きく開けた。
「賢太
中に入っていい?」
ここは、何も余計な事を言わず、単刀直入に中に入れてもらうことのみを頼むのが賢明だ。
賢太は、ワタシの言葉にほぼノーリアクションだったが、暫くすると、小さく一度頷き、中に入れてくれた。
部屋に入ると…
うっ…
オトコ臭えー
ワタシも少し前まではそうだったはずなのに、今は女ホルのおかげで男臭さは消失しているはず。
逆に、男の人の匂いとかに敏感になってしまった。
オジサンは総じて臭いけど、若い人は個人差がある。
楓悟は、全然臭くないし、逆に好きな匂いだ。
補正がかかっちゃってるかもしれないけど。
それと、コイツの部屋
汚い
いろんなもんが散乱してる。
まあ、そんなことはどうでもいい。
とりあえず話を聞いてみよ。
案の定、無反応だ。
「賢太!
ワタシよ、雫!
ちょっと中に入れてよ!」
今度は、自分の名前を言って、アピール。
しかし…
またまた無反応…
やっぱムリか
親は論外だけど、ワタシにも会いたくはないだろうね。
いくらニューハーフで、ワンランク下の種類の人間だと判断していたとしても…
ワタシは、暫く廊下に立っていたが、諦めて下に戻ろうとした。
そのときである。
いきなりドアが開いた。少しだけだけど。
開いたドアの隙間から賢太の顔が三分の一くらい見えた。
ヤツは、ワタシが一人だということを確認し、ようやくドアを大きく開けた。
「賢太
中に入っていい?」
ここは、何も余計な事を言わず、単刀直入に中に入れてもらうことのみを頼むのが賢明だ。
賢太は、ワタシの言葉にほぼノーリアクションだったが、暫くすると、小さく一度頷き、中に入れてくれた。
部屋に入ると…
うっ…
オトコ臭えー
ワタシも少し前まではそうだったはずなのに、今は女ホルのおかげで男臭さは消失しているはず。
逆に、男の人の匂いとかに敏感になってしまった。
オジサンは総じて臭いけど、若い人は個人差がある。
楓悟は、全然臭くないし、逆に好きな匂いだ。
補正がかかっちゃってるかもしれないけど。
それと、コイツの部屋
汚い
いろんなもんが散乱してる。
まあ、そんなことはどうでもいい。
とりあえず話を聞いてみよ。
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