88 / 313
私利私欲性欲
しおりを挟む
久しぶりに男とセックスが出来て、久美子は満足感に包まれた。
元々性欲のない久美子が何故セックスを求めたのか、それは本人にも謎だったが、性欲こそないが、いざ始めると、ちゃんとイケるし気持ちいい。
故に、セックス自体は好きであった。
それと、やはり性欲より性癖が大いに関係していたのだ。
ドがつくほどのM体質の久美子は、親に売り飛ばされ、強制的に性転換された自分の境遇に極度の興奮を覚えていた。
だからこそ、酷いことをした父を恨まず、逆に感謝をするくらいの気持ちを持っている。
自分が惨めに追い込まれれば追い込まれるほど感じてしまう体なのだ。
これは性転換してからそうなることがわかった。
そして、森本という自分を過去に贔屓にしてくれた男がホームレスに成り下がっているのを発見した久美子は、その落ちぶれた男に自分が犯されるところを想像し、お腹の奥底を熱くしながら家に連れ帰り、してしまったのだ。
やはり、そんな森本に犯されるシチュエーションは最高でしかなく、久美子の性癖と欲求を満たしてくれたのだった。
結局、やり足らない久美子は朝まで森本とセックスをし、精液を搾り取るようにして全部出させた。
そんな久美子の思いを知らない森本は、彼女が自分の境遇を同情するあまりに寝てくれたと思い込み、ただ、感謝する気持ちしかなかった。
明け方、森本は久美子に買ってもらった新しい下着と靴下、服に袖を通し、来た時とは見違えるようなサッパリとしたいい男に変身した。
相変わらず禿げてて、下腹は出ていたが。
「百恵ちゃん
ほんなら帰ります」
「うん。
なんか、無理に呼んじゃったみたいで、ホンマにごめんなさいね、こちらこそ。」
「何を言わはるん。
もう、何から何まで最高やったし、百恵ちゃんには感謝の気持ちしかあらへん。
ワシ、会社があかんようになってから、自暴自棄になって、真剣に再就職をしようとしてへんかってん。
でも、百恵ちゃんの優しさに触れて、目が覚めたわ。
もう一回、真面目に働いて頑張ってみるわ」
「そうやで、森本さん。
その意気よ。
ワタシももうちょっとしたら東京に引っ越すんやけど、森本さんの事は向こうに行っても応援してるし、絶対に忘れへんから。」
「百恵ちゃん、あかんて…」
森本は、また笑えるくらいの大号泣をした。
久美子も最初は笑っていたが、一緒に泣き、森本をハグしたのだった。
元々性欲のない久美子が何故セックスを求めたのか、それは本人にも謎だったが、性欲こそないが、いざ始めると、ちゃんとイケるし気持ちいい。
故に、セックス自体は好きであった。
それと、やはり性欲より性癖が大いに関係していたのだ。
ドがつくほどのM体質の久美子は、親に売り飛ばされ、強制的に性転換された自分の境遇に極度の興奮を覚えていた。
だからこそ、酷いことをした父を恨まず、逆に感謝をするくらいの気持ちを持っている。
自分が惨めに追い込まれれば追い込まれるほど感じてしまう体なのだ。
これは性転換してからそうなることがわかった。
そして、森本という自分を過去に贔屓にしてくれた男がホームレスに成り下がっているのを発見した久美子は、その落ちぶれた男に自分が犯されるところを想像し、お腹の奥底を熱くしながら家に連れ帰り、してしまったのだ。
やはり、そんな森本に犯されるシチュエーションは最高でしかなく、久美子の性癖と欲求を満たしてくれたのだった。
結局、やり足らない久美子は朝まで森本とセックスをし、精液を搾り取るようにして全部出させた。
そんな久美子の思いを知らない森本は、彼女が自分の境遇を同情するあまりに寝てくれたと思い込み、ただ、感謝する気持ちしかなかった。
明け方、森本は久美子に買ってもらった新しい下着と靴下、服に袖を通し、来た時とは見違えるようなサッパリとしたいい男に変身した。
相変わらず禿げてて、下腹は出ていたが。
「百恵ちゃん
ほんなら帰ります」
「うん。
なんか、無理に呼んじゃったみたいで、ホンマにごめんなさいね、こちらこそ。」
「何を言わはるん。
もう、何から何まで最高やったし、百恵ちゃんには感謝の気持ちしかあらへん。
ワシ、会社があかんようになってから、自暴自棄になって、真剣に再就職をしようとしてへんかってん。
でも、百恵ちゃんの優しさに触れて、目が覚めたわ。
もう一回、真面目に働いて頑張ってみるわ」
「そうやで、森本さん。
その意気よ。
ワタシももうちょっとしたら東京に引っ越すんやけど、森本さんの事は向こうに行っても応援してるし、絶対に忘れへんから。」
「百恵ちゃん、あかんて…」
森本は、また笑えるくらいの大号泣をした。
久美子も最初は笑っていたが、一緒に泣き、森本をハグしたのだった。
13
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる