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天賦の才だけでは…
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自身の限界を痛感し、涙をこぼすまどかに、麻由香がそっと抱きしめ、慰めた。
麻由香以外の四人もようやく意識を取り戻し、泣いているまどかの元に寄り添い、肩を抱き合って泣き始めた。
全員が裸のままで。
声を出して泣き、ようやくスッキリしたのか、まどかは皆に向かって言った。
「みんな、ありがとう。
こんなチビで頼りないキャプテンについてきてくれて…
もう、これで鐘ヶ岡でのバレーは終わりになるけど、出来ることならこれからもバレーを続けて欲しい。」
「キャプテン
キャプテンは、続けないんですか?」
優香が聞くと、まどかは軽く頷き
「うん。
私は終わりよ。」
と、淡々とした口調で言った。
「キャプテン…」
それを聞いた、優香ら二年の三名は号泣し、両手で顔を押さえて肩を震わせた。
麻由香と陽菜の二人は、三年間苦楽を共にしたまどかの心情を痛いほどわかっており、黙ってその光景を見つめるだけであった。
「まどか」
しかし、少ししてから、陽菜がまどかに声をかけた。
目を真っ赤にして自分に視線を向けたまどかに対し、陽菜は
「お願いがあるの。」
と、言うと、続けて
「元には戻らないで。
そのままのカラダでいて欲しい」
と、真剣な表情で言った。
「えっ…」
まどかがビックリしてまた陽菜に視線を戻すと、陽菜と反対方向にいた麻由香も
「私からもお願い」
と、縋るような目で言ったのだった。
麻由香以外の四人もようやく意識を取り戻し、泣いているまどかの元に寄り添い、肩を抱き合って泣き始めた。
全員が裸のままで。
声を出して泣き、ようやくスッキリしたのか、まどかは皆に向かって言った。
「みんな、ありがとう。
こんなチビで頼りないキャプテンについてきてくれて…
もう、これで鐘ヶ岡でのバレーは終わりになるけど、出来ることならこれからもバレーを続けて欲しい。」
「キャプテン
キャプテンは、続けないんですか?」
優香が聞くと、まどかは軽く頷き
「うん。
私は終わりよ。」
と、淡々とした口調で言った。
「キャプテン…」
それを聞いた、優香ら二年の三名は号泣し、両手で顔を押さえて肩を震わせた。
麻由香と陽菜の二人は、三年間苦楽を共にしたまどかの心情を痛いほどわかっており、黙ってその光景を見つめるだけであった。
「まどか」
しかし、少ししてから、陽菜がまどかに声をかけた。
目を真っ赤にして自分に視線を向けたまどかに対し、陽菜は
「お願いがあるの。」
と、言うと、続けて
「元には戻らないで。
そのままのカラダでいて欲しい」
と、真剣な表情で言った。
「えっ…」
まどかがビックリしてまた陽菜に視線を戻すと、陽菜と反対方向にいた麻由香も
「私からもお願い」
と、縋るような目で言ったのだった。
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