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序章 ログイン
第十七話
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スケルトンを盾にしてそのまま一気にエルダーリッチのもとまで詰め寄った僕は、真っ正面からエルダーリッチと対峙した。
そのあとスケルトンを瞬殺したマリアさんはエルダーリッチの背後に回り、【バスターソード+6】で斬りかかった。
後ろから攻撃を受け振り向こうとしたエルダーリッチに僕の【ロングソード+1】が煌めく。
剣を振りエルダーリッチのタゲを取った僕は杖で応戦するエルダーリッチと真っ向から殴りあった。
盾でエルダーリッチの攻撃を防ぎ、時には盾で殴る。隙をついて剣を振るう。
その隙に背後からマリアさんの大剣が襲った。
戦いは僕の作戦通りに進んでいたけど、ひとつ誤算があった。
それはマリアさんの火力が強すぎて、僕のタゲがすぐに外れることだ。
その度に慌てて取り直すけど、剣と盾を使って手数で勝負している僕より、大剣で一撃離脱を繰り返しているマリアさんのほうがDPS高いのには驚くことしかできなかった。
まあ僕の武器は初期武器だしね、マリアさんの強化した武器には敵わないよ(負け惜しみ)
エルダーリッチのHPゲージが一本なくなり、残り一本HP半分になっても、エルダーリッチの行動パターンは変わらなかった。
てっきり僕はこの時なにか変わるだろうと予想していたから正直拍子抜けだった。
理不尽なパワーアップを期待してたわけじゃないけど、戦闘がすでに作業と化していたから、少しは手強くなってほしいなと思っただけ。
変化がないエルダーリッチはもう僕達の敵ではなくなってしまった。
マリアさんの火力でもエルダーリッチのHPを削りきることは簡単なことではなかったけど、地道に攻撃を重ねることで確実にエルダーリッチを追い詰めているのが実感できた。
そして………
「バ、バカナ…!【魔導】ヲ極メタ我ガ、コンナ者達ニ敗レルトハ……!」
エルダーリッチはそう言い残して砕け散った。
ポリゴンの光のカケラが宙を舞い消え去っていく。
『エルダーリッチを倒した!』
『パーティーメンバーそれぞれにEXPを50獲得しました!』
『ファントムのLVが4に上がりました!SPを4獲得しました』
『【盾使い】のLVが2に上がりました!』
『盾スキル【シールドバニッシュ】を習得しました!』
『【投擲】スキルを習得しました!』
『【剣使い】スキルを習得しました!』
『長剣スキル【斬撃】を習得しました!』
『挑発スキル【咆哮】を習得しました!』
『槍熟練度を5獲得しました!』
おお!レベルアップした上にスキルも色々覚えた!
続いてマリアさんのことが表示されていった。
『マリアのLVが6に上がりました!SPを6獲得しました』
『大剣スキル【粉砕】を習得しました!』
『身体強化スキル【疾走】を習得しました!』
『【白魔法】のLVが2に上がりました!
『光属性回復白魔法【ヒール】の効果が上がりました!』
『光属性回復白魔法【リジェネ】を習得しました!』
…うん、こうして見てみると主に戦闘で使用していた武器やスキルのレベルが上がってる感じがする。
僕は盾でエルダーリッチをボッコボコに殴ったりしたから【盾使い】の熟練度が上がってレベルと新しい盾のスキルを覚えたんだろうな。
【投擲】スキルは槍を投げたから覚えたのか…。一回しかやってないのにスキルを覚えたということは、戦闘中色々となにかやればなにかしらのスキルを覚えるかもしれない。要検証だ。
テキストメッセージを見ていた僕は、ひとつの疑問が思い浮かんだ。
レベルが上がったスキルは熟練度をいくつ獲得したのか書かれてないけど、これはどういうことなんだろう?
槍熟練度は表記されてるのに……。
レベルが上がったスキルは余剰分はないのかな?と首を傾げる僕。
マリアさんに聞いてみても「よくわからないです。何故でしょう?」と言っていた。
運営さん運営さん。これはバグですか?(笑)
後日その旨をメールしたら「バグではありませんのでご安心下さい」という素っ気ない返信がきただけだった…(笑)
ここのゲームの運営さんは塩対応だ:-(
◇
「お姉ちゃん!」
「アラン!大丈夫ですか?どこか怪我していませんか?」
「うん大丈夫だよ!」
エルダーリッチを倒したあと、奥に続く道を発見した僕達はそこへ行ってみると、大型犬のケージくらいの大きさの檻を見つけた。
その檻に10歳くらいの少年が眠っていて、その子が捜していたアランくんみたいだ。
マリアさんは大剣で檻の入り口を破壊し無事アランくんの救助に成功した。
感動の再会に浸っている二人を見て、僕はほっと胸を撫で下ろした。
自動マッピングされたMAPを見ながら最短距離で帰る僕達。
「ここは危険だから早く出よう」と言った僕の言葉に頷いてくれた二人は、文句も言わずに黙々とついてきてくれた。
視界の片隅に新たに表示された時計に目をやると………
PM19:05
(ヤバいヤバいヤバい…!急がなきゃ!)
いつ前のゲームでフレだったスコルさんがインしてくるかわからない。
教えた連絡先からまだ連絡は来てないからインしてないと思うけど、いつ連絡がくるか気が気じゃなかった。
◇
速攻で孤児院に帰還した僕達は、神父さんと子供達に囲まれた。
アランくんの帰りを喜ぶ子供達。
良かった良かった…。
「それじゃ僕はこれで」
「あっ、待ってくださいファントムさん!」
立ち去ろうとする僕をマリアさんが呼び止めた。
「改めまして、ファントムさん本当にありがとうございました」
「私からもお礼を申し上げます、ありがとうございました」
マリアさんと神父さんにお礼を言われたその時、子供達が僕のもとへ駆け寄ってきて「お兄ちゃんありがとう!」「アラン助けてくれてありがとな兄ちゃん」「あなたやるじゃないほめてあげるわ」「えっとね、あのね、おにいちゃんありがと」など口々にお礼を言われた。
照れ臭くなってきたところにテキストメッセージが浮かび上がった。
『クエストランクF【迷子の捜索】をクリアしました!』
『クエストアイテム【報告書】を獲得しました!』
『パーティーメンバーマリア(NPC)の好感度が10上がりました!』
『【修道士】マリア(NPC)がパーティーから抜けました』
あ………。
ていうか、入るときは申請して抜けるときは申請しなくていいんだ…。
ちょっと淋しい気持ちになったのは何故だろう?
こういう別れはネトゲでは死ぬほど経験してたのに…。
名残惜しいのかな…?
そんな風に思っていたらマリアさんが僕に微笑んでくれた。
ドキッ!と胸が高鳴った。
いやいや、僕にはひびきちゃんという彼女(脳内)いるんだぞ、なにときめいてるんだ!
「ファントムさん、覚えてますか?」
「え?な、なにを?」
頰をほんのり赤く染めて、上目遣いで僕を見つめるマリアさん。
マリアさんの凶悪な熱視線に耐えられなかった僕は避けるように視線を逸らした。
え?ホントなに?なんかフラグ立てたっけ?謎パラメーターの好感度はさっき10上がったけどさ、それは絶対関係ないよね?
「もう。忘れたんですか?」
「だ、だからなにをですか!?」
マリアさんはゆっくりとこちらに歩いてきた。
僕の周りに集まっていた子供達がキャーキャー騒ぎながら散っていった。
マリアさんは僕の目の前で立ち止まると、両手を上げて一冊の分厚い本を掲げた。
アトラス聖書。
「聖書を読み聞かせて貴方を敬虔な信徒に矯正させると約束したじゃないですか」
「ええ!?あれ冗談じゃないんですか!?」
ときめいて損したよ!僕の純情返せ、脳筋ロリ巨乳シスター!
「冗談じゃありません。本気と書いてマジです」
あこのNPCマジだ…。目が笑ってないもん(怖っ)
「あの僕これから用事があるんでこれで失礼します」
僕はくるりと踵を返してダッシュでその場を緊急離脱した。
「あファントムさん!待ってください」
「ごめんなさい!本当に用事あるんで、お疲れ様でした!」
後ろ髪引かれる思いを引きちぎった僕はダッシュで孤児院を後にした。
そのあとスケルトンを瞬殺したマリアさんはエルダーリッチの背後に回り、【バスターソード+6】で斬りかかった。
後ろから攻撃を受け振り向こうとしたエルダーリッチに僕の【ロングソード+1】が煌めく。
剣を振りエルダーリッチのタゲを取った僕は杖で応戦するエルダーリッチと真っ向から殴りあった。
盾でエルダーリッチの攻撃を防ぎ、時には盾で殴る。隙をついて剣を振るう。
その隙に背後からマリアさんの大剣が襲った。
戦いは僕の作戦通りに進んでいたけど、ひとつ誤算があった。
それはマリアさんの火力が強すぎて、僕のタゲがすぐに外れることだ。
その度に慌てて取り直すけど、剣と盾を使って手数で勝負している僕より、大剣で一撃離脱を繰り返しているマリアさんのほうがDPS高いのには驚くことしかできなかった。
まあ僕の武器は初期武器だしね、マリアさんの強化した武器には敵わないよ(負け惜しみ)
エルダーリッチのHPゲージが一本なくなり、残り一本HP半分になっても、エルダーリッチの行動パターンは変わらなかった。
てっきり僕はこの時なにか変わるだろうと予想していたから正直拍子抜けだった。
理不尽なパワーアップを期待してたわけじゃないけど、戦闘がすでに作業と化していたから、少しは手強くなってほしいなと思っただけ。
変化がないエルダーリッチはもう僕達の敵ではなくなってしまった。
マリアさんの火力でもエルダーリッチのHPを削りきることは簡単なことではなかったけど、地道に攻撃を重ねることで確実にエルダーリッチを追い詰めているのが実感できた。
そして………
「バ、バカナ…!【魔導】ヲ極メタ我ガ、コンナ者達ニ敗レルトハ……!」
エルダーリッチはそう言い残して砕け散った。
ポリゴンの光のカケラが宙を舞い消え去っていく。
『エルダーリッチを倒した!』
『パーティーメンバーそれぞれにEXPを50獲得しました!』
『ファントムのLVが4に上がりました!SPを4獲得しました』
『【盾使い】のLVが2に上がりました!』
『盾スキル【シールドバニッシュ】を習得しました!』
『【投擲】スキルを習得しました!』
『【剣使い】スキルを習得しました!』
『長剣スキル【斬撃】を習得しました!』
『挑発スキル【咆哮】を習得しました!』
『槍熟練度を5獲得しました!』
おお!レベルアップした上にスキルも色々覚えた!
続いてマリアさんのことが表示されていった。
『マリアのLVが6に上がりました!SPを6獲得しました』
『大剣スキル【粉砕】を習得しました!』
『身体強化スキル【疾走】を習得しました!』
『【白魔法】のLVが2に上がりました!
『光属性回復白魔法【ヒール】の効果が上がりました!』
『光属性回復白魔法【リジェネ】を習得しました!』
…うん、こうして見てみると主に戦闘で使用していた武器やスキルのレベルが上がってる感じがする。
僕は盾でエルダーリッチをボッコボコに殴ったりしたから【盾使い】の熟練度が上がってレベルと新しい盾のスキルを覚えたんだろうな。
【投擲】スキルは槍を投げたから覚えたのか…。一回しかやってないのにスキルを覚えたということは、戦闘中色々となにかやればなにかしらのスキルを覚えるかもしれない。要検証だ。
テキストメッセージを見ていた僕は、ひとつの疑問が思い浮かんだ。
レベルが上がったスキルは熟練度をいくつ獲得したのか書かれてないけど、これはどういうことなんだろう?
槍熟練度は表記されてるのに……。
レベルが上がったスキルは余剰分はないのかな?と首を傾げる僕。
マリアさんに聞いてみても「よくわからないです。何故でしょう?」と言っていた。
運営さん運営さん。これはバグですか?(笑)
後日その旨をメールしたら「バグではありませんのでご安心下さい」という素っ気ない返信がきただけだった…(笑)
ここのゲームの運営さんは塩対応だ:-(
◇
「お姉ちゃん!」
「アラン!大丈夫ですか?どこか怪我していませんか?」
「うん大丈夫だよ!」
エルダーリッチを倒したあと、奥に続く道を発見した僕達はそこへ行ってみると、大型犬のケージくらいの大きさの檻を見つけた。
その檻に10歳くらいの少年が眠っていて、その子が捜していたアランくんみたいだ。
マリアさんは大剣で檻の入り口を破壊し無事アランくんの救助に成功した。
感動の再会に浸っている二人を見て、僕はほっと胸を撫で下ろした。
自動マッピングされたMAPを見ながら最短距離で帰る僕達。
「ここは危険だから早く出よう」と言った僕の言葉に頷いてくれた二人は、文句も言わずに黙々とついてきてくれた。
視界の片隅に新たに表示された時計に目をやると………
PM19:05
(ヤバいヤバいヤバい…!急がなきゃ!)
いつ前のゲームでフレだったスコルさんがインしてくるかわからない。
教えた連絡先からまだ連絡は来てないからインしてないと思うけど、いつ連絡がくるか気が気じゃなかった。
◇
速攻で孤児院に帰還した僕達は、神父さんと子供達に囲まれた。
アランくんの帰りを喜ぶ子供達。
良かった良かった…。
「それじゃ僕はこれで」
「あっ、待ってくださいファントムさん!」
立ち去ろうとする僕をマリアさんが呼び止めた。
「改めまして、ファントムさん本当にありがとうございました」
「私からもお礼を申し上げます、ありがとうございました」
マリアさんと神父さんにお礼を言われたその時、子供達が僕のもとへ駆け寄ってきて「お兄ちゃんありがとう!」「アラン助けてくれてありがとな兄ちゃん」「あなたやるじゃないほめてあげるわ」「えっとね、あのね、おにいちゃんありがと」など口々にお礼を言われた。
照れ臭くなってきたところにテキストメッセージが浮かび上がった。
『クエストランクF【迷子の捜索】をクリアしました!』
『クエストアイテム【報告書】を獲得しました!』
『パーティーメンバーマリア(NPC)の好感度が10上がりました!』
『【修道士】マリア(NPC)がパーティーから抜けました』
あ………。
ていうか、入るときは申請して抜けるときは申請しなくていいんだ…。
ちょっと淋しい気持ちになったのは何故だろう?
こういう別れはネトゲでは死ぬほど経験してたのに…。
名残惜しいのかな…?
そんな風に思っていたらマリアさんが僕に微笑んでくれた。
ドキッ!と胸が高鳴った。
いやいや、僕にはひびきちゃんという彼女(脳内)いるんだぞ、なにときめいてるんだ!
「ファントムさん、覚えてますか?」
「え?な、なにを?」
頰をほんのり赤く染めて、上目遣いで僕を見つめるマリアさん。
マリアさんの凶悪な熱視線に耐えられなかった僕は避けるように視線を逸らした。
え?ホントなに?なんかフラグ立てたっけ?謎パラメーターの好感度はさっき10上がったけどさ、それは絶対関係ないよね?
「もう。忘れたんですか?」
「だ、だからなにをですか!?」
マリアさんはゆっくりとこちらに歩いてきた。
僕の周りに集まっていた子供達がキャーキャー騒ぎながら散っていった。
マリアさんは僕の目の前で立ち止まると、両手を上げて一冊の分厚い本を掲げた。
アトラス聖書。
「聖書を読み聞かせて貴方を敬虔な信徒に矯正させると約束したじゃないですか」
「ええ!?あれ冗談じゃないんですか!?」
ときめいて損したよ!僕の純情返せ、脳筋ロリ巨乳シスター!
「冗談じゃありません。本気と書いてマジです」
あこのNPCマジだ…。目が笑ってないもん(怖っ)
「あの僕これから用事があるんでこれで失礼します」
僕はくるりと踵を返してダッシュでその場を緊急離脱した。
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