45 / 186
第1章 ギルド入会
第四十二話
しおりを挟む
最近、身体の調子が悪い。
インしてる時は絶好調と言っていいほど調子がいいんだけど、落ちてリアルに戻った時、身体がダルく感じてしまう。
頭もボンヤリするし断続的な偏頭痛が起こる時もある。
ちゃんと栄養をとるために食事の時間は落ちて三食とってるんだけどな…。
休息もちゃんと寝るときも落ちて4時間くらい睡眠とってるのに体調が悪い。
ネトゲやってた頃みたいに不眠不休の二徹三徹してないし、パンや栄養食品で片手間に食事とってるわけでもないのに調子が悪い。
何故だろう?一応規則正しい生活を送ってるはずなのに…。
だからなのか自然と調子のいいこっちにインしてる時間が長くなる。
そのお陰でといったら変だけど、僕のレベルはけっこう上がってこの前ようやく10を超えた。
マリアさんと時々ちーずプリンさんの三人でクエストこなしたり、ソロで一人淋しく森の中でレベル上げしたりしてた努力の賜物だ。
ぶっちゃけ全体の中ではレベル10は遅いほうだ。
課金勢がEXPパックを購入してレベルを最初からブーストさせてたし、武器の強化も+3くらいまで鍛えてるPCが多い。
そもそもこのゲームと本体買える裕福なPCは余裕で課金するだろう。
バイトを辞めてこのゲームに没頭してる僕ですら課金したいと思ってしまうほど裕福層を狙ったあざとい課金商法が多い。
偏見も混じってるけど課金できない、しないPCは僕のような資金面で貧しいPCだけだと思う。
無課金勢もいると思うけど少なくとも僕のギルドには一人しかいない。
ドンペリキングをはじめとしたガチ勢派は課金ブーストを普通にしてる、ていうか重課金してるPCばかりだ。
アーノルドさんもやれなくて遅れてる分を補うかのように課金してるし他のギルメンやPCも普通に課金してる。
僕と同じく資金難で課金をしてないのはちーずプリンさんくらいしか知らない。
…まあ僕はあまり他のPCと関わらないから知らないだけなのかもしれないけど。
課金が悪いとは言わないし個人の自由だと思うけど、この【アトランティス】というゲームは重課金と無課金の差が大きすぎると思う…。
まあ僕は自分のペースでこのゲームを楽しむだけだ。
ぶっちゃけPSは課金ブーストしたPCに負けない自信あるしね。
…全然強がりなんかじゃないからね!(泣)
◇
早朝5時。
僕は一人、アトラスの街を出た。
僕は今日、着々と準備を整えてきたけど中々進めなかったクエストを消化しに行くことにした。
特殊連続クエスト。【鍛治師の挑戦】
そのクエに必要な素材【鉄鉱石】を【龍の住まう山脈】まで取りに行く予定だ。
アトラスの街から西に見える山脈が目的地だ。
本当はアーノルドさんが手伝ってくれる約束をしてたけど、中々一緒にプレイできる時間が取れない。
業を煮やした僕は遠いけど一人で行ってみようと思い立ち今に至る。
装備に若干の不安はあるけど、レベルは10を超えたし野営できる【テント】や簡易セーブできる【携帯ポータル】ポーションや解毒薬など各種回復アイテムもある程度揃えた。
距離的に数十から百キロはないと思う。
目算だから自信はないけど、まあなんとか歩いて行けると思う。
ぶっちゃけ不確定要素たっぷりだけど、冒険者らしくちょっと冒険してみたかった。
万が一なにかあっても被害は僕一人で済むし変な気を遣わなくて済む。
レアなアイテムも持ってないし、もし死んでも被害はそんなにひどくない。
というわけで朝早くから僕は旅立ってみた。
とりあえず街道はあるし道なりにどんどん西へ進んで行こう。
攻略サイトや掲示板で色々調べてみたけど、街道はモンスターとエンカウントする確率は低いらしい。
その代わりに【盗賊】といった野盗に襲われる危険が出るみたいだ。
商人の護衛クエで街道を進んで行くと必ずと言っていいほど盗賊に遭遇するというある意味イベントに近いモノらしい。
PTやソロで街道を歩いている場合は低確率でエンカウントするようだ。
僕は盗賊に出くわさないことを祈りながら歩みを進めていった。
「遠い……」
この前魔核目当てで降りた川の吊り橋を恐る恐る渡りしばらく道沿いを歩き続けていたけどいい加減疲れてきた…。
肉体的には全然辛くない。でもただ歩くだけの行為がひどく退屈に思えてしまう。
舗装された道。周りは木々が生い茂っていて景色が大して変わらない。
同じ所をぐるぐる回ってるんじゃないかって思いこんでしまいそうだ。
それが精神的に疲れてくる…。
「全然モンスター出ないし、盗賊も出ないし…いや出たら困るんだけど…」
一人だからか、ブツブツ呟きながら歩いている僕。
周りには誰もいないし歌いながら歩きたくなるけどそれは自重しよう。
通りすがりのPCに聞かれたら死ねる自信あるし、モンスターとか盗賊が寄ってきたら
最悪だ…。
僕はどうせ疲れないしできるだけ早めに足を動かし続けて、競歩の如く街道を突き進んでいった。
「うん?なんの音だろう?」
どれだけ歩き続けたのか視界の片隅に表示されてる時間はもうじき昼の12時をまわるところだ。
代わり映えしない道を進んでいると、なにやらその先が騒がしい。
誰かが争ってる…!?
僕は足を止め近くの木に身を隠した。
【隠蔽】スキルを発動させた僕はそのまま木々の合間を縫うように隠れながら現場に近づいていくと……
「やっぱり盗賊か…」
木の陰からこっそり顔を覗かせて見ると、モヒカン頭の薄汚い身なりをしたNPCが剣とかナイフを武装してある集団を襲っていた。
ていうか盗賊っていうより世紀末にいるヒャッハーな軍団じゃん…。
あ、アレも盗賊もやってるヤツもいたか。
ていうかこのゲームに出てくるガラの悪いNPCはみんなヒャッハーな強面なんですけど(笑)
対する集団はPCだった。
馬車を守るようにして盗賊達と戦っている。
自前の馬車かなアレ。あんな高級品はどこぞのギルドに所属していていないと手に入れることは難しい。
馬車にNPCの反応はないことからなにかのクエストでもない。
「さてどうするか…?」
そっと呟く僕。
そうは言ったもののこの後起こす僕の行動は決まってる。
隠蔽スキルを発動させたまま速やかに僕はこの場を立ち去った。
他PCの戦闘だ。同じギルドの仲間でもないしフレでもない。
加勢する義理も理由もない僕はある程度離れると再び街道に戻って歩き続けた。
インしてる時は絶好調と言っていいほど調子がいいんだけど、落ちてリアルに戻った時、身体がダルく感じてしまう。
頭もボンヤリするし断続的な偏頭痛が起こる時もある。
ちゃんと栄養をとるために食事の時間は落ちて三食とってるんだけどな…。
休息もちゃんと寝るときも落ちて4時間くらい睡眠とってるのに体調が悪い。
ネトゲやってた頃みたいに不眠不休の二徹三徹してないし、パンや栄養食品で片手間に食事とってるわけでもないのに調子が悪い。
何故だろう?一応規則正しい生活を送ってるはずなのに…。
だからなのか自然と調子のいいこっちにインしてる時間が長くなる。
そのお陰でといったら変だけど、僕のレベルはけっこう上がってこの前ようやく10を超えた。
マリアさんと時々ちーずプリンさんの三人でクエストこなしたり、ソロで一人淋しく森の中でレベル上げしたりしてた努力の賜物だ。
ぶっちゃけ全体の中ではレベル10は遅いほうだ。
課金勢がEXPパックを購入してレベルを最初からブーストさせてたし、武器の強化も+3くらいまで鍛えてるPCが多い。
そもそもこのゲームと本体買える裕福なPCは余裕で課金するだろう。
バイトを辞めてこのゲームに没頭してる僕ですら課金したいと思ってしまうほど裕福層を狙ったあざとい課金商法が多い。
偏見も混じってるけど課金できない、しないPCは僕のような資金面で貧しいPCだけだと思う。
無課金勢もいると思うけど少なくとも僕のギルドには一人しかいない。
ドンペリキングをはじめとしたガチ勢派は課金ブーストを普通にしてる、ていうか重課金してるPCばかりだ。
アーノルドさんもやれなくて遅れてる分を補うかのように課金してるし他のギルメンやPCも普通に課金してる。
僕と同じく資金難で課金をしてないのはちーずプリンさんくらいしか知らない。
…まあ僕はあまり他のPCと関わらないから知らないだけなのかもしれないけど。
課金が悪いとは言わないし個人の自由だと思うけど、この【アトランティス】というゲームは重課金と無課金の差が大きすぎると思う…。
まあ僕は自分のペースでこのゲームを楽しむだけだ。
ぶっちゃけPSは課金ブーストしたPCに負けない自信あるしね。
…全然強がりなんかじゃないからね!(泣)
◇
早朝5時。
僕は一人、アトラスの街を出た。
僕は今日、着々と準備を整えてきたけど中々進めなかったクエストを消化しに行くことにした。
特殊連続クエスト。【鍛治師の挑戦】
そのクエに必要な素材【鉄鉱石】を【龍の住まう山脈】まで取りに行く予定だ。
アトラスの街から西に見える山脈が目的地だ。
本当はアーノルドさんが手伝ってくれる約束をしてたけど、中々一緒にプレイできる時間が取れない。
業を煮やした僕は遠いけど一人で行ってみようと思い立ち今に至る。
装備に若干の不安はあるけど、レベルは10を超えたし野営できる【テント】や簡易セーブできる【携帯ポータル】ポーションや解毒薬など各種回復アイテムもある程度揃えた。
距離的に数十から百キロはないと思う。
目算だから自信はないけど、まあなんとか歩いて行けると思う。
ぶっちゃけ不確定要素たっぷりだけど、冒険者らしくちょっと冒険してみたかった。
万が一なにかあっても被害は僕一人で済むし変な気を遣わなくて済む。
レアなアイテムも持ってないし、もし死んでも被害はそんなにひどくない。
というわけで朝早くから僕は旅立ってみた。
とりあえず街道はあるし道なりにどんどん西へ進んで行こう。
攻略サイトや掲示板で色々調べてみたけど、街道はモンスターとエンカウントする確率は低いらしい。
その代わりに【盗賊】といった野盗に襲われる危険が出るみたいだ。
商人の護衛クエで街道を進んで行くと必ずと言っていいほど盗賊に遭遇するというある意味イベントに近いモノらしい。
PTやソロで街道を歩いている場合は低確率でエンカウントするようだ。
僕は盗賊に出くわさないことを祈りながら歩みを進めていった。
「遠い……」
この前魔核目当てで降りた川の吊り橋を恐る恐る渡りしばらく道沿いを歩き続けていたけどいい加減疲れてきた…。
肉体的には全然辛くない。でもただ歩くだけの行為がひどく退屈に思えてしまう。
舗装された道。周りは木々が生い茂っていて景色が大して変わらない。
同じ所をぐるぐる回ってるんじゃないかって思いこんでしまいそうだ。
それが精神的に疲れてくる…。
「全然モンスター出ないし、盗賊も出ないし…いや出たら困るんだけど…」
一人だからか、ブツブツ呟きながら歩いている僕。
周りには誰もいないし歌いながら歩きたくなるけどそれは自重しよう。
通りすがりのPCに聞かれたら死ねる自信あるし、モンスターとか盗賊が寄ってきたら
最悪だ…。
僕はどうせ疲れないしできるだけ早めに足を動かし続けて、競歩の如く街道を突き進んでいった。
「うん?なんの音だろう?」
どれだけ歩き続けたのか視界の片隅に表示されてる時間はもうじき昼の12時をまわるところだ。
代わり映えしない道を進んでいると、なにやらその先が騒がしい。
誰かが争ってる…!?
僕は足を止め近くの木に身を隠した。
【隠蔽】スキルを発動させた僕はそのまま木々の合間を縫うように隠れながら現場に近づいていくと……
「やっぱり盗賊か…」
木の陰からこっそり顔を覗かせて見ると、モヒカン頭の薄汚い身なりをしたNPCが剣とかナイフを武装してある集団を襲っていた。
ていうか盗賊っていうより世紀末にいるヒャッハーな軍団じゃん…。
あ、アレも盗賊もやってるヤツもいたか。
ていうかこのゲームに出てくるガラの悪いNPCはみんなヒャッハーな強面なんですけど(笑)
対する集団はPCだった。
馬車を守るようにして盗賊達と戦っている。
自前の馬車かなアレ。あんな高級品はどこぞのギルドに所属していていないと手に入れることは難しい。
馬車にNPCの反応はないことからなにかのクエストでもない。
「さてどうするか…?」
そっと呟く僕。
そうは言ったもののこの後起こす僕の行動は決まってる。
隠蔽スキルを発動させたまま速やかに僕はこの場を立ち去った。
他PCの戦闘だ。同じギルドの仲間でもないしフレでもない。
加勢する義理も理由もない僕はある程度離れると再び街道に戻って歩き続けた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話
家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。
高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。
全く勝ち目がないこの恋。
潔く諦めることにした。
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる