天才魔術師の罪

ルーさん

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四話

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「殺す殺す殺す殺す」

暗い地下牢で何度も殺すと呟き続ける男は、白の軍服に金飾りを付け、右肩には金色のマントを付けていた。
そして、恐ろしく整った顔には、禁忌の証である紋様があった。

「団長、勇者様がお戻りになられた様です。」

団員が震えながら告げる。

「そうか。これでようやく、薄汚い魔族を皆殺しに出来る」

男は狂った様に嗤い、

「勇者様に会いに行くぞ」

地下牢を出る。
ボロボロにされたをした物を見た団員は青ざめた。
それは、魔族の少年だったからだ。
今は只の肉塊だ。

「リーリャ。ジスター。また君達に会える日が近づいたよ」

団長はそう呟くと、美しい笑みを浮かべ場内を歩く。

男は世界でたった一人の不老不死の人間。
そして、全てを失った哀れな人間。

ステフォン・レーラ。

この国の英雄だ。

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