生贄悪役王妃は夜空に笑う。

ルーさん

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6話

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ギルドを出たら淡く光出す身分証。

「シェルティナ、て何?」

確かに僕は身分証を詐称して、と頼んだ。だが何故、シェルティナ?……分かりにくくないか?それ。

『ミシェルのシェルとティーナのティナでシェルティナ!ピカが名付け親!!』

ピカは嬉しそうに発光する。確かに理由を聞けば納得だ。長いけど。

「そっか。ありがとね。」

急にピカに頼んだ僕がいけないし、今回は仕方ないだろう。

それよりも……。

僕はギルドカードを見て頷く。

名前、そしてギルド印とランク証。

僕みたいに身分証を詐称すれば、詐欺のし放題だな。
ギルドは何か対策を考えているのだろうか?

僕は後もう1つ気になった事があった。

(獣人………!)

やっぱり良いな、獣人!

あのモフモフとした白い耳に丸くて愛らしい、まるで雪の様な尻尾!
肌も種族に影響しているのか絹の様にきめ細かく、白かった。挙げ句性格も人見知りなのか僕の方を見て怯えていた。だがその怯えが逆に愛らしい!

母国では見れなかったから、凄く嬉しかった。

あの赤い瞳がうるうるに潤んで此方を見た時には最早運命を感じる程だ!
今まで獣人を奴隷にする奴等を屑と思っていたけど今日会って認識を改めた。獣人可愛い、奴隷納得!、と。

いや、それでも奴隷は良くないけどね。

『ミシェの浮気者ーー!』

兎の獣人を思い出していたらピカが急に叫んだ。
流石の僕も驚いてピカを見た。

ピカは頬をプクーと膨らませて僕を蹴っていた。…全然痛くは無いが。

「浮気?僕が?」

『ピカ以外に可愛い、って言ってたぁ!浮気浮気!』

ピカが拗ねると面倒だと知っている僕はピカの頭を撫でた。

ピカは次第に膨らませた頬を元の状態に戻す。

『こ、今回だけ許して上げる!ピカは優しいもん!』

「ん。ありがと。」


そう言えばピカは僕が結婚する時どうするのだろうーー……?  
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