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エピローグ!
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まだ寒さの残る三月の澄んだ朝の空気を裂いて、おれは懸命に走っていた。
こんな日に寝坊するなんて、本当、おれという男はつくづく間が悪い。
商店街を抜けたところで赤信号につかまる。足踏みをして信号を待つ。早く変われ!!
青信号になった瞬間、ロケットスタートを決めたときみたいに一気に駆け出した。怪我をした左足もすっかり元通りだ。まだ、金属の釘は入ったままだけど、それももうすぐ手術で外せるらしい。
あの事故のあと、おれは必死にリハビリをこなした。むしろ、先生が「ちょっとやりすぎ」というくらい懸命に頑張った。生来の回復力の高さもあったらしく、先生から全治六か月といわれた足は、三か月後には元通りに歩行できるまで回復していた。
そういえば、あの件でちょっと見直したのは顧問の松元先生のことだ。
普段、ぼーっとして何を考えているのかわからないし、合宿のとき以降、一度も部活に顔を見せたこともなかったくせに、事故翌日の午後に、おれの病室を訪ね、母さんに
「学校のスポーツ保険で、来道君の治療費は全額お支払いできます」
といってくれた。そもそも、台車レースにスポーツ保険の適用がされるのかすら怪しいのに、先生はずいぶんと骨を折ってくれたらしい。いや、骨折してたのはお前だろ、とかそういうことではなくて、とにかく、いろいろと裏に手を回してくれたということだ。
なかなか侮れない人だ。合宿でエンツォが先生を自由にさせていたのもなんとなくわかる気がする。
大通りを曲がり入舟高校が見えてくる。校門の前には大きく「平成三十年度 入舟高校 卒業証書授与式」の看板。
今日おれたち荷車検査部の部長、エンツォがこの高校を卒業する。
一年生は式には出席しないけど、この学校の慣例で、部活をやっている一年生は大抵、先輩の「追い出し」と呼ばれる儀式をやっていた。
まあ、いわゆる「最後のお別れ」ってやつだ。
ところが、今日に限って寝坊してしまったおれを、アカネが電話で叩き起こし、今に至るというわけだ。
校舎入り口の壁面には、柔道部や吹奏楽部などにまじって、『祝 HTRICジュニアワールドチャンピオンシップ 優勝 荷車検査部』と書かれた垂れ幕が下がっている。まあ、ほとんど詐欺みたいな世界一だけど。
昇降口で通学靴を乱暴に下駄箱に放り込み、部室にむかう。階段を駆け上がり、廊下を曲がると部室前で手を振るアカネの姿が見えた。
「おっそーい、シュン君!」
「ごめん! 式はまだ終わってない!?」
「うん。急いで準備しよう!」
レースのときに二人で乗った両袖台車に、大急ぎで金銀のモールや手作りのペーパーフラワーなどを張り付けて、ド派手にデコレーションしていく。
「これ、カオルちゃんにも見せてあげたかったね」
「うん。カオルだったらノリノリでやっただろうな」
「あとで、写真送らんば!」
そういってアカネが笑った。
あの夏の世界大会の後、エンツォは部活を引退をして、進路は就職に決めたらしい。
というのも、エンツォの書いた台車とキャスターに関する論文が、台車業界に激震を与えたとかなんとかで、国内の有名キャスターメーカーから商品開発に携わらないかとスカウトされたらしい。エンツォもこれまでにない台車で物流業界に革命を起こすとかで、超やる気。ただ、あの性格のエンツォを会社がどこまで扱えるのかは、ちょっとわからない。
そうそう、カオルのことだけど、彼女(?)はアメリカのショービジネス界で、世界一美しいジュニアアームレスラーとしてスポンサーがつき、むこうのテレビで大活躍しているらしい。まあ、あんな美少女ちっくな形《なり》をして、ゴリラみたいなアームレスラーをばったばったと打ち負かせていくんだから、テレビが放っておくわけはないよな。
ときどき、むこうからメールやら写真を送ってくれるけれど、しばらくはあっちでプロとしてやっていくということだった。
かつてのエンツォみたいに、単身で己の道を切り開くカオルのことを、おれは尊敬しているし、ガチで戦った親友だと思っている。
カオルが抜けたことで不在になったマネージャーは、アカネがやることになった。やっぱりアカネはライダーよりも後方支援のほうが性に合うみたいだ。不思議なことに、アカネがマネージャーになった途端、入部希望者が二人も現れた。彼らは今もハントラの特訓中だ。
ちなみに、おれとアカネの関係は今も変わらず続いている。二人の仲がどのくらい進んでいるかは、まあ、各自の想像に任せる。
そして、今はコウバン先輩が部長として、立派に荷車検査部を引っ張っていってくれている。エンツォよりもまめな性格だし、何をするにしてもきっちりとしているので、部員のおれたちはとても安心感がある。
あと、コウバン先輩が部長になったことで妙に女子の運動部系との絡みが多くなった気がする。まあ、人気があるのはいいんだけれど、どう考えても女子の試合の「荷物運搬係」を押しけられているフシがあるのが、ちょっと心配の種でもある。
テイブン先輩はカオルが海外に行ってしまったことで、しばらくは気落ちしていたみたいだった。まあ、一番の仲良しだったし、どうせなら自分も行きたかったらしい。
でも、いつまでも落ち込んでいても何も変わらないわよね! と一念発起。
ただ、どこをどう勘違いしたのか、あの三白眼に瞳の光彩を大きくするカラコンをつけて、髪の毛も伸ばし始めた。
すると、あらびっくり。思いのほか普通の風貌に。
でも、心の中は相変わらずの乙女で、今はまっているのはタロット占いなのだとか。しかも、それがやたら当たると学内で評判になり、昼休みには部室前に行列ができることもしばしば。
ちなみに、今目指しているのは入舟高校のマツコ・デラックスらしいが、たぶん、それもう達成してると思う。
ジョージたちが引退した大熊高校の連中たちとは、今も時々模擬レースをしている。今のところ、エースライダーはマイクロだ。
鬼界高校の百々はハントラとは別に、ドーリーで新しい「フリースタイル」という競技を考案した。ドーリーでいかにかっこいいトリックを決められるのかを競うものらしく、ドーリーの競技人口は徐々に増えている。
そして、最後にこのおれ。
エンツォからしっかり「罰ゲームだ」といわれて、一冊の本を手渡された。
それは、エンツォの師、藤尾嘉博、先生が書いたというダイシャライドの秘伝書だった。
「それを読み、お前の力で新たなダイシャライドの道を切り開け」
と、エンツォにいわれたけど、ぶっちゃけ、馬鹿馬鹿しい言葉がずーっと並んでるだけなんで、読む気はさらさらない。
ちなみにコウバン先輩は、毎日これを暗唱させられていたらしい。そりゃあ、あんな苦い顔にもなるわ。
でも、その中に一つだけ、なんとなく好きな言葉を見つけた。
『台車に乗る者、何時如何なる時も心晴れやかに保つべし。宛《さなが》ら空に架かる虹の如くに』
だから、おれは今日も台車に乗る。心が晴れやかになるように。
仲間たちと笑い合えるように。そう、おれたちの虹色の高校生活のために!
「できた!」
おれが仕上げに台車の正面にプレートを取り付けて声を上げると、アカネも満足げに手を叩いた。
「すごい、かっこよくできたっちば!」
おれたちが世界大会のときに乗った両袖台車は今や華々しくドレスアップされて「祝・卒業おめでとう号」の名前を冠していた。
「もうすぐ式が終わる。急いでこいつを体育館まで運ぼう!」
「うん。エンツォさん、喜ぶかな?」
「当たり前だろ。なんたって、おれたち荷車検査部の企画した卒業パレードなんだから!」
おれとアカネはエンツォを乗せて練り歩くための「祝・卒業おめでとう号」を押して、体育館を目指して校庭を駆け抜ける。少し早い春を感じさせる穏やかな陽気に満たされたグラウンドに、細い二本の轍がくっきりと刻み込まれていた。
こんな日に寝坊するなんて、本当、おれという男はつくづく間が悪い。
商店街を抜けたところで赤信号につかまる。足踏みをして信号を待つ。早く変われ!!
青信号になった瞬間、ロケットスタートを決めたときみたいに一気に駆け出した。怪我をした左足もすっかり元通りだ。まだ、金属の釘は入ったままだけど、それももうすぐ手術で外せるらしい。
あの事故のあと、おれは必死にリハビリをこなした。むしろ、先生が「ちょっとやりすぎ」というくらい懸命に頑張った。生来の回復力の高さもあったらしく、先生から全治六か月といわれた足は、三か月後には元通りに歩行できるまで回復していた。
そういえば、あの件でちょっと見直したのは顧問の松元先生のことだ。
普段、ぼーっとして何を考えているのかわからないし、合宿のとき以降、一度も部活に顔を見せたこともなかったくせに、事故翌日の午後に、おれの病室を訪ね、母さんに
「学校のスポーツ保険で、来道君の治療費は全額お支払いできます」
といってくれた。そもそも、台車レースにスポーツ保険の適用がされるのかすら怪しいのに、先生はずいぶんと骨を折ってくれたらしい。いや、骨折してたのはお前だろ、とかそういうことではなくて、とにかく、いろいろと裏に手を回してくれたということだ。
なかなか侮れない人だ。合宿でエンツォが先生を自由にさせていたのもなんとなくわかる気がする。
大通りを曲がり入舟高校が見えてくる。校門の前には大きく「平成三十年度 入舟高校 卒業証書授与式」の看板。
今日おれたち荷車検査部の部長、エンツォがこの高校を卒業する。
一年生は式には出席しないけど、この学校の慣例で、部活をやっている一年生は大抵、先輩の「追い出し」と呼ばれる儀式をやっていた。
まあ、いわゆる「最後のお別れ」ってやつだ。
ところが、今日に限って寝坊してしまったおれを、アカネが電話で叩き起こし、今に至るというわけだ。
校舎入り口の壁面には、柔道部や吹奏楽部などにまじって、『祝 HTRICジュニアワールドチャンピオンシップ 優勝 荷車検査部』と書かれた垂れ幕が下がっている。まあ、ほとんど詐欺みたいな世界一だけど。
昇降口で通学靴を乱暴に下駄箱に放り込み、部室にむかう。階段を駆け上がり、廊下を曲がると部室前で手を振るアカネの姿が見えた。
「おっそーい、シュン君!」
「ごめん! 式はまだ終わってない!?」
「うん。急いで準備しよう!」
レースのときに二人で乗った両袖台車に、大急ぎで金銀のモールや手作りのペーパーフラワーなどを張り付けて、ド派手にデコレーションしていく。
「これ、カオルちゃんにも見せてあげたかったね」
「うん。カオルだったらノリノリでやっただろうな」
「あとで、写真送らんば!」
そういってアカネが笑った。
あの夏の世界大会の後、エンツォは部活を引退をして、進路は就職に決めたらしい。
というのも、エンツォの書いた台車とキャスターに関する論文が、台車業界に激震を与えたとかなんとかで、国内の有名キャスターメーカーから商品開発に携わらないかとスカウトされたらしい。エンツォもこれまでにない台車で物流業界に革命を起こすとかで、超やる気。ただ、あの性格のエンツォを会社がどこまで扱えるのかは、ちょっとわからない。
そうそう、カオルのことだけど、彼女(?)はアメリカのショービジネス界で、世界一美しいジュニアアームレスラーとしてスポンサーがつき、むこうのテレビで大活躍しているらしい。まあ、あんな美少女ちっくな形《なり》をして、ゴリラみたいなアームレスラーをばったばったと打ち負かせていくんだから、テレビが放っておくわけはないよな。
ときどき、むこうからメールやら写真を送ってくれるけれど、しばらくはあっちでプロとしてやっていくということだった。
かつてのエンツォみたいに、単身で己の道を切り開くカオルのことを、おれは尊敬しているし、ガチで戦った親友だと思っている。
カオルが抜けたことで不在になったマネージャーは、アカネがやることになった。やっぱりアカネはライダーよりも後方支援のほうが性に合うみたいだ。不思議なことに、アカネがマネージャーになった途端、入部希望者が二人も現れた。彼らは今もハントラの特訓中だ。
ちなみに、おれとアカネの関係は今も変わらず続いている。二人の仲がどのくらい進んでいるかは、まあ、各自の想像に任せる。
そして、今はコウバン先輩が部長として、立派に荷車検査部を引っ張っていってくれている。エンツォよりもまめな性格だし、何をするにしてもきっちりとしているので、部員のおれたちはとても安心感がある。
あと、コウバン先輩が部長になったことで妙に女子の運動部系との絡みが多くなった気がする。まあ、人気があるのはいいんだけれど、どう考えても女子の試合の「荷物運搬係」を押しけられているフシがあるのが、ちょっと心配の種でもある。
テイブン先輩はカオルが海外に行ってしまったことで、しばらくは気落ちしていたみたいだった。まあ、一番の仲良しだったし、どうせなら自分も行きたかったらしい。
でも、いつまでも落ち込んでいても何も変わらないわよね! と一念発起。
ただ、どこをどう勘違いしたのか、あの三白眼に瞳の光彩を大きくするカラコンをつけて、髪の毛も伸ばし始めた。
すると、あらびっくり。思いのほか普通の風貌に。
でも、心の中は相変わらずの乙女で、今はまっているのはタロット占いなのだとか。しかも、それがやたら当たると学内で評判になり、昼休みには部室前に行列ができることもしばしば。
ちなみに、今目指しているのは入舟高校のマツコ・デラックスらしいが、たぶん、それもう達成してると思う。
ジョージたちが引退した大熊高校の連中たちとは、今も時々模擬レースをしている。今のところ、エースライダーはマイクロだ。
鬼界高校の百々はハントラとは別に、ドーリーで新しい「フリースタイル」という競技を考案した。ドーリーでいかにかっこいいトリックを決められるのかを競うものらしく、ドーリーの競技人口は徐々に増えている。
そして、最後にこのおれ。
エンツォからしっかり「罰ゲームだ」といわれて、一冊の本を手渡された。
それは、エンツォの師、藤尾嘉博、先生が書いたというダイシャライドの秘伝書だった。
「それを読み、お前の力で新たなダイシャライドの道を切り開け」
と、エンツォにいわれたけど、ぶっちゃけ、馬鹿馬鹿しい言葉がずーっと並んでるだけなんで、読む気はさらさらない。
ちなみにコウバン先輩は、毎日これを暗唱させられていたらしい。そりゃあ、あんな苦い顔にもなるわ。
でも、その中に一つだけ、なんとなく好きな言葉を見つけた。
『台車に乗る者、何時如何なる時も心晴れやかに保つべし。宛《さなが》ら空に架かる虹の如くに』
だから、おれは今日も台車に乗る。心が晴れやかになるように。
仲間たちと笑い合えるように。そう、おれたちの虹色の高校生活のために!
「できた!」
おれが仕上げに台車の正面にプレートを取り付けて声を上げると、アカネも満足げに手を叩いた。
「すごい、かっこよくできたっちば!」
おれたちが世界大会のときに乗った両袖台車は今や華々しくドレスアップされて「祝・卒業おめでとう号」の名前を冠していた。
「もうすぐ式が終わる。急いでこいつを体育館まで運ぼう!」
「うん。エンツォさん、喜ぶかな?」
「当たり前だろ。なんたって、おれたち荷車検査部の企画した卒業パレードなんだから!」
おれとアカネはエンツォを乗せて練り歩くための「祝・卒業おめでとう号」を押して、体育館を目指して校庭を駆け抜ける。少し早い春を感じさせる穏やかな陽気に満たされたグラウンドに、細い二本の轍がくっきりと刻み込まれていた。
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