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決戦の尾上山!
第40話 これがおれへの罰ゲーム!?
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暗く深い意識の深淵で、覚醒と眠りの狭間に立っていた。それまで何も感じなかった右足に燃えるような痛みを感じ、おれはゆっくりと目を開けた。
光のない真っ暗な空間だったけれど、あの世でもましてや異世界転生したわけでもないみたいだった。頭上でカチカチと時計の秒針が時を刻む音が聞こえる。
おれはベッドに寝かされたまま元の病室に戻ってきたみたいだ。
足元に目をやると、ベッドの端に取り付けられた器具に左足が吊られている。あの奇妙にねじ曲がった左足は元通りにまっすぐに戻っている。どうやら手術は成功したみたいだ。それにしても……
「手術終わった途端、めっちゃ痛え……」
全身麻酔が切れたみたいで、足の痛みがあってなかなか寝付けない。そのうえ、足が吊られているので寝返りも打てない。
おれはため息をついて、再び眠りに落ちるのは諦めた。
あの後、試合はどうなったのだろうか。おれが勝てなかったことをエンツォは怒っているだろうか。最後、テイブン先輩は勝てたのだろうか? コウバン先輩は優しいから、きっと心配してるだろうな。カオルは付き添ってくれたけど、あの後どうしただろうか? アカネはあんな怖い思いをしたから、もうハントラに乗ってくれないかな。
不思議なことに、思い起こされるのは車検のみんなのことばかりだった。そりゃあそうか。学校でもおれがまともに会話してるのって、車検の中だけだしな。
「……辞めたくねえよ、やっぱり……」
天井を見上げたおれの眼尻から耳に一筋の涙がついと落ちる。あの場所がなくなったら、せっかく見つけた、おれの鮮やかな高校生活は再び何の味気もないモノトーンに逆戻りしてしまう。
そんな考えを巡らせているうちに睡魔が襲ってくる。しかし、すぐに足の痛みで目を覚まし、寝ているとも起きているともいえない状態が何十回も繰り返され、気が付けば窓の外がほのかに白み始めていた。
周りに人の気配がし始めたのは、午前八時ごろだった。
「おはようございます。具合はどうですか?」
そういって朝食を運んできたのは、石原さとみに似た美人の看護婦さんだった。ヤバい、なんという幸運! まさに怪我の功名! 転んでもタダでは起きないってやつだ!
ああ、神様。こんな不幸なおれに、一抹の清涼をありがとう!!
白衣の天使なんて、もはや都市伝説だとばかり思っていたけれど、まさかこんなところで出会えるなんて!
興奮しすぎて、朝っぱらからおれのやんちゃな息子が反応しそうになる。と、チクリと刺すような痛みが股間にはしり、おれは思わず顔をしかめる。
見れば、おれの布団の下腹部付近から、細長い管がでていて、その先は手すりに括りつけられた半透明の袋につながっている。
「……あの。これ、なに?」
「ああ、導尿カテーテルよ。ほら、手術後でトイレに行けないから」
「え? もしかして……」
「うふふ、私が処置したのよ」
石原(仮)さんは屈託なく笑って見せた。処置したって、つまりはそういうことだろ……おれは恥ずかしさのあまり顔から火を噴きそうになり、彼女の顔を見れなくなった。
「とりあえず、気分は悪くなさそうね。朝食、置いておくからちゃんと食べてね。先生の許可が出たら、その管外してあげるから」
え、石原(仮)さんがはずすの!? いや、はずさなきゃいけないけどさ!?
一人で勝手にあたふたしているうちに彼女は、もう一度うふふ、と肩を揺らして部屋を出ていく。ねえ、どっち! その笑いはどっち方向への笑いなの!
その答えを諦めて、おれは朝食を手繰り寄せる。見た目は小学校の給食とそんなに変わらない、ごはん、味噌汁と小鉢に魚だ。むしろ、朝からこんなにごはん食べるのも久しぶりかも。
一人でご飯を食べていると、病室のドアがあいて母さんが入ってきた。昨日と比べるとずいぶん落ち着いた様子だ。
「ああ。駿、起きていたの? 父さんのご飯の支度とあんたの着替え取りに帰っていたから」
「うん。ありがとう」
母さんはベッドのそばの丸椅子に腰かけて、他愛のない話をしている。でも、おれの耳を右から左に抜けていく。やっぱり、いうべきだよな。おれは、朝食の手を止めて母さんのほうに向きなおる。
「ねえ、母さん。お願いがあるんだ」
「なに」
「おれ。やっぱり今の部活、やめたくない。続けたいんだ。みんなと一緒にやりたいんだ。たしかに、馬鹿げていることかもしれない。将来の役にだって立たないかもしれないし、またこんな風に怪我をするかもしれない。でも……!」
「駿」
母さんがおれの名前を呼んで、じっとおれの顔を見据える。そしてゆっくりと口を開いた。
「それは、駿にとって大切なことなの?」
おれは頷く。母さんは小さく嘆息すると、ぽつりといった。
「昨日ね。あなたと同じクラブの人が、手術の間ずっと病院の待合で待っていたの。きれいなお嬢さん」
あ、そういえば昨日ここに付き添ってくれたのってカオルだ。母さんもカオルを女の子だと思ってるっぽい……ちょっとこのタイミングで事実を告げられないな。
「さっき見たら、まだ待合のところに座って待っていたわ」
「え? じゃあ、呼んであげてよ」
「でも、あんた。まだおしっこの管が繋がったままよ? 恥ずかしくないの」
「別にいいよ、そんなの」
ていうか、カオルは男だし。それよりも、搬送の時にも付き添ってくれたお礼をいわなきゃ。エンツォたちにも連絡つけたいし。
おれは母さんに頼んで呼んできてもらうことにした。一分もしないうちに、おれの部屋の扉がノックされる。どうぞー、と声をあげると、静かに扉の開く音がして、小さな足音がおれのベッドに近づいてきた。
カーテンを割って入ってきたその人に、おれは一瞬戸惑いの声をあげた。
「あ、アカ……ネ?」
「シュン君……すみょうらん……わんのせいで、こんな怪我までさせちゃって」
大きな瞳にこぼれんばかりに涙をためて、アカネが声を震わせた。おれは慌てて両手を突き出して左右に振る。
「ちょ、ちょっと。大丈夫だから、落ち着いて。ほら、泣かないで! それよりも、昨日からずっといたの、病院に」
「だって……もし、シュン君の体に何かあったらっち思ったら、心配で……だから……」
おれは思わずふき出しそうになった。おれ自身はそんな大事《おおごと》になるとも思ってなかったし。
「そう。ありがとう。でも、もう大丈夫だよ。それに、クラブも辞めるつもりはないし、手術だって成功したから、またリハビリ頑張ってみんなと一緒に部活するから。みんなにもそう伝えて」
「あの、実は……」
アカネは何やらいいだしづらそうにもじもじとしだした。
何? 何があるの?
「実は、もうみんな来とるっちば」
アカネがいうや否や、どやどやと車検部員たちが病室に入ってきた。
「や、思ったより元気そうで安心したよ」
「一時はどうなるかと思ったわよ! 本当に心配ばっかりかけて!」
「コウバン先輩、テイブン先輩!」
さらに二人の後ろから、ノーマルモードのカオルがひょこっと顔をのぞかせる。
「さすがにアカネちゃん一人をパヤオ君のそばにはつけて置けないよね。危なすぎて!」
「なんで危ないんだよ! 全然危なくないよ! でも、カオルさん、あの時はありがとう。付き添ってくれて」
「マネージャーとして当然だよ。ところでこの袋なに?」
だめ! それに触らないで! お互いダメージ大きくなるから!
おれが慌てていると、彼らに遅れて、重々しい足音が廊下から響いてきた。その足音が部屋の前までやってきたとき、皆の視線が一斉に扉口にむく。ラスボス的雰囲気を漂わせてエンツォが病室に入ってきた。足元をドライアイスの煙が漂っている。どこで調達したんだよ、それ。
「パヤオ。まったくお前というやつは、どこまで無茶をすれば気が済むんだ」
腕組みをして、憤然とした様子でエンツォがいう。そういわれると立つ瀬がなくなってしまう。でも、結果的に、ほかにけが人が出なかったんだから良しとしてほしい。
「それよりも、貴様に与えねばならんものがある。忘れてはいまいな」
「えっと……もしかして、罰ゲーム……ですか?」
エンツォは頷くと、おれのベッドサイドに歩み寄った。みんながすっと一歩引いてエンツォに進路を譲る。なんで息ぴったりなんだよ。エンツォはおれのすぐ枕元に立って、真剣な表情でおれを見おろしていた。
「手を出せ、パヤオ」
「あの、どうしても受けなきゃダメですか?」
「早くしろ」
相変わらず有無をいわせないな、この人。大きなため息をついておれは両手をエンツォのほうに差し出す。すると、その手のひらの上にずしりと重たいものが乗せられた。それを見て、おれは驚愕に目を見開いた。
「……これって……!」
みんなが満面の笑みでおれを見ていた。
おれの手の中には、キャスターを象《かたど》ったメダルが、窓から差し込む朝日を浴びて金色に輝いていた。
光のない真っ暗な空間だったけれど、あの世でもましてや異世界転生したわけでもないみたいだった。頭上でカチカチと時計の秒針が時を刻む音が聞こえる。
おれはベッドに寝かされたまま元の病室に戻ってきたみたいだ。
足元に目をやると、ベッドの端に取り付けられた器具に左足が吊られている。あの奇妙にねじ曲がった左足は元通りにまっすぐに戻っている。どうやら手術は成功したみたいだ。それにしても……
「手術終わった途端、めっちゃ痛え……」
全身麻酔が切れたみたいで、足の痛みがあってなかなか寝付けない。そのうえ、足が吊られているので寝返りも打てない。
おれはため息をついて、再び眠りに落ちるのは諦めた。
あの後、試合はどうなったのだろうか。おれが勝てなかったことをエンツォは怒っているだろうか。最後、テイブン先輩は勝てたのだろうか? コウバン先輩は優しいから、きっと心配してるだろうな。カオルは付き添ってくれたけど、あの後どうしただろうか? アカネはあんな怖い思いをしたから、もうハントラに乗ってくれないかな。
不思議なことに、思い起こされるのは車検のみんなのことばかりだった。そりゃあそうか。学校でもおれがまともに会話してるのって、車検の中だけだしな。
「……辞めたくねえよ、やっぱり……」
天井を見上げたおれの眼尻から耳に一筋の涙がついと落ちる。あの場所がなくなったら、せっかく見つけた、おれの鮮やかな高校生活は再び何の味気もないモノトーンに逆戻りしてしまう。
そんな考えを巡らせているうちに睡魔が襲ってくる。しかし、すぐに足の痛みで目を覚まし、寝ているとも起きているともいえない状態が何十回も繰り返され、気が付けば窓の外がほのかに白み始めていた。
周りに人の気配がし始めたのは、午前八時ごろだった。
「おはようございます。具合はどうですか?」
そういって朝食を運んできたのは、石原さとみに似た美人の看護婦さんだった。ヤバい、なんという幸運! まさに怪我の功名! 転んでもタダでは起きないってやつだ!
ああ、神様。こんな不幸なおれに、一抹の清涼をありがとう!!
白衣の天使なんて、もはや都市伝説だとばかり思っていたけれど、まさかこんなところで出会えるなんて!
興奮しすぎて、朝っぱらからおれのやんちゃな息子が反応しそうになる。と、チクリと刺すような痛みが股間にはしり、おれは思わず顔をしかめる。
見れば、おれの布団の下腹部付近から、細長い管がでていて、その先は手すりに括りつけられた半透明の袋につながっている。
「……あの。これ、なに?」
「ああ、導尿カテーテルよ。ほら、手術後でトイレに行けないから」
「え? もしかして……」
「うふふ、私が処置したのよ」
石原(仮)さんは屈託なく笑って見せた。処置したって、つまりはそういうことだろ……おれは恥ずかしさのあまり顔から火を噴きそうになり、彼女の顔を見れなくなった。
「とりあえず、気分は悪くなさそうね。朝食、置いておくからちゃんと食べてね。先生の許可が出たら、その管外してあげるから」
え、石原(仮)さんがはずすの!? いや、はずさなきゃいけないけどさ!?
一人で勝手にあたふたしているうちに彼女は、もう一度うふふ、と肩を揺らして部屋を出ていく。ねえ、どっち! その笑いはどっち方向への笑いなの!
その答えを諦めて、おれは朝食を手繰り寄せる。見た目は小学校の給食とそんなに変わらない、ごはん、味噌汁と小鉢に魚だ。むしろ、朝からこんなにごはん食べるのも久しぶりかも。
一人でご飯を食べていると、病室のドアがあいて母さんが入ってきた。昨日と比べるとずいぶん落ち着いた様子だ。
「ああ。駿、起きていたの? 父さんのご飯の支度とあんたの着替え取りに帰っていたから」
「うん。ありがとう」
母さんはベッドのそばの丸椅子に腰かけて、他愛のない話をしている。でも、おれの耳を右から左に抜けていく。やっぱり、いうべきだよな。おれは、朝食の手を止めて母さんのほうに向きなおる。
「ねえ、母さん。お願いがあるんだ」
「なに」
「おれ。やっぱり今の部活、やめたくない。続けたいんだ。みんなと一緒にやりたいんだ。たしかに、馬鹿げていることかもしれない。将来の役にだって立たないかもしれないし、またこんな風に怪我をするかもしれない。でも……!」
「駿」
母さんがおれの名前を呼んで、じっとおれの顔を見据える。そしてゆっくりと口を開いた。
「それは、駿にとって大切なことなの?」
おれは頷く。母さんは小さく嘆息すると、ぽつりといった。
「昨日ね。あなたと同じクラブの人が、手術の間ずっと病院の待合で待っていたの。きれいなお嬢さん」
あ、そういえば昨日ここに付き添ってくれたのってカオルだ。母さんもカオルを女の子だと思ってるっぽい……ちょっとこのタイミングで事実を告げられないな。
「さっき見たら、まだ待合のところに座って待っていたわ」
「え? じゃあ、呼んであげてよ」
「でも、あんた。まだおしっこの管が繋がったままよ? 恥ずかしくないの」
「別にいいよ、そんなの」
ていうか、カオルは男だし。それよりも、搬送の時にも付き添ってくれたお礼をいわなきゃ。エンツォたちにも連絡つけたいし。
おれは母さんに頼んで呼んできてもらうことにした。一分もしないうちに、おれの部屋の扉がノックされる。どうぞー、と声をあげると、静かに扉の開く音がして、小さな足音がおれのベッドに近づいてきた。
カーテンを割って入ってきたその人に、おれは一瞬戸惑いの声をあげた。
「あ、アカ……ネ?」
「シュン君……すみょうらん……わんのせいで、こんな怪我までさせちゃって」
大きな瞳にこぼれんばかりに涙をためて、アカネが声を震わせた。おれは慌てて両手を突き出して左右に振る。
「ちょ、ちょっと。大丈夫だから、落ち着いて。ほら、泣かないで! それよりも、昨日からずっといたの、病院に」
「だって……もし、シュン君の体に何かあったらっち思ったら、心配で……だから……」
おれは思わずふき出しそうになった。おれ自身はそんな大事《おおごと》になるとも思ってなかったし。
「そう。ありがとう。でも、もう大丈夫だよ。それに、クラブも辞めるつもりはないし、手術だって成功したから、またリハビリ頑張ってみんなと一緒に部活するから。みんなにもそう伝えて」
「あの、実は……」
アカネは何やらいいだしづらそうにもじもじとしだした。
何? 何があるの?
「実は、もうみんな来とるっちば」
アカネがいうや否や、どやどやと車検部員たちが病室に入ってきた。
「や、思ったより元気そうで安心したよ」
「一時はどうなるかと思ったわよ! 本当に心配ばっかりかけて!」
「コウバン先輩、テイブン先輩!」
さらに二人の後ろから、ノーマルモードのカオルがひょこっと顔をのぞかせる。
「さすがにアカネちゃん一人をパヤオ君のそばにはつけて置けないよね。危なすぎて!」
「なんで危ないんだよ! 全然危なくないよ! でも、カオルさん、あの時はありがとう。付き添ってくれて」
「マネージャーとして当然だよ。ところでこの袋なに?」
だめ! それに触らないで! お互いダメージ大きくなるから!
おれが慌てていると、彼らに遅れて、重々しい足音が廊下から響いてきた。その足音が部屋の前までやってきたとき、皆の視線が一斉に扉口にむく。ラスボス的雰囲気を漂わせてエンツォが病室に入ってきた。足元をドライアイスの煙が漂っている。どこで調達したんだよ、それ。
「パヤオ。まったくお前というやつは、どこまで無茶をすれば気が済むんだ」
腕組みをして、憤然とした様子でエンツォがいう。そういわれると立つ瀬がなくなってしまう。でも、結果的に、ほかにけが人が出なかったんだから良しとしてほしい。
「それよりも、貴様に与えねばならんものがある。忘れてはいまいな」
「えっと……もしかして、罰ゲーム……ですか?」
エンツォは頷くと、おれのベッドサイドに歩み寄った。みんながすっと一歩引いてエンツォに進路を譲る。なんで息ぴったりなんだよ。エンツォはおれのすぐ枕元に立って、真剣な表情でおれを見おろしていた。
「手を出せ、パヤオ」
「あの、どうしても受けなきゃダメですか?」
「早くしろ」
相変わらず有無をいわせないな、この人。大きなため息をついておれは両手をエンツォのほうに差し出す。すると、その手のひらの上にずしりと重たいものが乗せられた。それを見て、おれは驚愕に目を見開いた。
「……これって……!」
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