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2.おい、佐藤!

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~~~過去~~~
車に跳ねられ死んだ俺がいろんな意味でヤバイあの世で友人に会う。#強調
「おい、佐藤!」
高校時代の友人の佐藤 智也(さとう ともや)に
会った。なぜここで佐藤と会ったんだ?
「久しぶりだなー、高本」
「ということは、高本、お前も死んだのか?」
佐藤は理解できているようだ。
「何で佐藤はそこまで理解できてるんだ?」
「あれ?お前聞いてないのか?」
「は?聞いてる?何を?」
「何かさ、案内人がいて、連れてきてもらっただろ」
連れてきてもらった覚えなんかない。
そのとき、暗闇からたくさんの人が出てきたんだ。
「あぁ、そうか、なんか外国で地震でも起きたか?」
「だから案内人がいなかったんだよ。」
何か俺は放っておかれたみたいだな。対応ヤバイぞ、訴えられるぞ。
そっか、あの世には警察いないのか。
「で、佐藤、ここどこ?」
「そうか、高本は聞いてないからな」
「俺は死んだんだ。交通事故でな」
「佐藤、俺も交通事故で死んだ記憶がある。」
ここはあの世ということがわかった。
ん?なんだ?何か聞こえる。
「転生番号630番~639番の方々はただいまより転生開始です。」
「あ、高本、俺もう転生されるから、転生先でも頑張れよ。」
「え?え?」
「高本、俺はもう転生されるから。じゃあな。」
佐藤が消えた。そのとき、また案内が流れた。
「ここは、転生を行う場所となっております。転生先に希望がある方は、
お近くの案内所までお越しください。転生番号は、皆様の腕に書かれております。この案内は、各国の言語に聞こえるようになっています。」
転生って以外に案内したりするのあるんだ。
~~~現在~~~
ここまでが俺の過去の話なんだが。
俺の番号は645番か、次だな。
「転生番号640番~649番の方はただいまより転生開始です。」
お、ついに転生か。
~~~転生先~~~
「なんだここ~~~!!」
俺は前の記憶を持っている。
これがいわゆる前世の記憶か。
それにしてもすごいなここ。
この世界の記憶もあるのか。
何ですごいかというとな、
部屋が広くてすごい数のおもちゃとラジコンがあるんだよ。
あっ、呼ばれたからまた今度な、
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