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自分の気持ちにやっと気付いた夏梅
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「あ…ッ、マクシミリアン侯爵…!」
(ヤバいどうしよう!開けちゃった!)
「あの…!部屋を間違えてませんか…?ここは陛下が借りてる部屋です!」
「間違えてませんとも。陛下からは了承もらってますのでね。」
(絶対噓だーーー!!)
「夏梅様こそちょっと無防備なんじゃありませんか?こんなにも簡単に鍵を開けるだなんて、私でなかったらどうなっていたことか…。まぁいいでしょう、今回だけは許してあげます。…さぁさぁ私の未来のお嫁さん、夫になる私が直々に迎えに来てあげましたよ。…おやおや、怯えているのですか?…ふふ…安心しなさい、私は由緒正しき侯爵家の者であり、娘もいるので女性の扱いには慣れてますからね…。」
(なにこの人気持ち悪ッ!こいつの言ってること意味不明だけど、とりあえず逃げなきゃ!襲われる!)
「何言ってるんですか!早く出てってください!」
「おやおや、反抗的ですねぇ…。これは陛下の教育がなっていませんね。…まぁまぁ安心しなさい、この私が後で直々に教えて差し上げますから。さぁ未来のお嫁さん、我が屋敷に行きますよ。」
「嫌です!絶対に行きません!」
(何こいつ意味不明!我が屋敷に来いとか言ってるし気持ち悪!だーれが行くもんですか!私は陛下やテラージ様やセバスチャンさんやマックレガー様がいるあの屋敷にしか戻りたくないわ!)
夏梅は4人をふと思い出した。あの4人なら何の抵抗感もなく受け入れていることに。
(あの4人なら「我が屋敷に来い」とか「我が妻になれ」とか言われても気持ち悪いとか全く思わないのになぁ…。それどころかむしろ嬉しいって思うのに……ハッ!そっか私……!)
やっと4人への気持ちを自覚した夏梅であった。
(そっか私、あの4人なら求められても全然嫌じゃないわ。こいつなんかに求められても気持ち悪くてしょうがないだけなのに、あの4人なら全然気持ち悪くない。むしろあの人達じゃなきゃ嫌だ!)
自分の気持ちにやっと気付いた夏梅。目の前の男の動きが変わっていることに気付かなかった。
「さぁ夏梅ちゃんおいで。…おやおや、考え事かい?確かにこれから私と屋敷に行って新たな生活が始まるんだから、考え事の一つや二つくらい出てきてもおかしくないね。…でも大丈夫、恥ずかしがらなくてもいいし、不安を感じなくてもいいんだよ。私がこれから夫として妻に沢山の事を教えてあげるからね。」
そう言って抱きしめられた夏梅。
(ギャーーーッ!気持ち悪い!)
「止めて下さいッ!!」
「おやおや、まだ恥ずかしがっているのかい?可愛いねぇ…。」
チュッ
唇に柔らかい感触がした。
(ギャーーーッ最悪!!)
「やだ!止めて下さいッ!!離して下さい!」
「おやおや、ここじゃダメだったかい?…ならば仕方がない。続きは屋敷に戻ってからにしよう。」
侯爵はワープ魔法を繰り出した。
(まずいどうしよう!嫌ッ!行きたくない!)
ピキィィーンッッ!
(あれ…?)
目の前には見慣れた部屋があった。
(ヤバいどうしよう!開けちゃった!)
「あの…!部屋を間違えてませんか…?ここは陛下が借りてる部屋です!」
「間違えてませんとも。陛下からは了承もらってますのでね。」
(絶対噓だーーー!!)
「夏梅様こそちょっと無防備なんじゃありませんか?こんなにも簡単に鍵を開けるだなんて、私でなかったらどうなっていたことか…。まぁいいでしょう、今回だけは許してあげます。…さぁさぁ私の未来のお嫁さん、夫になる私が直々に迎えに来てあげましたよ。…おやおや、怯えているのですか?…ふふ…安心しなさい、私は由緒正しき侯爵家の者であり、娘もいるので女性の扱いには慣れてますからね…。」
(なにこの人気持ち悪ッ!こいつの言ってること意味不明だけど、とりあえず逃げなきゃ!襲われる!)
「何言ってるんですか!早く出てってください!」
「おやおや、反抗的ですねぇ…。これは陛下の教育がなっていませんね。…まぁまぁ安心しなさい、この私が後で直々に教えて差し上げますから。さぁ未来のお嫁さん、我が屋敷に行きますよ。」
「嫌です!絶対に行きません!」
(何こいつ意味不明!我が屋敷に来いとか言ってるし気持ち悪!だーれが行くもんですか!私は陛下やテラージ様やセバスチャンさんやマックレガー様がいるあの屋敷にしか戻りたくないわ!)
夏梅は4人をふと思い出した。あの4人なら何の抵抗感もなく受け入れていることに。
(あの4人なら「我が屋敷に来い」とか「我が妻になれ」とか言われても気持ち悪いとか全く思わないのになぁ…。それどころかむしろ嬉しいって思うのに……ハッ!そっか私……!)
やっと4人への気持ちを自覚した夏梅であった。
(そっか私、あの4人なら求められても全然嫌じゃないわ。こいつなんかに求められても気持ち悪くてしょうがないだけなのに、あの4人なら全然気持ち悪くない。むしろあの人達じゃなきゃ嫌だ!)
自分の気持ちにやっと気付いた夏梅。目の前の男の動きが変わっていることに気付かなかった。
「さぁ夏梅ちゃんおいで。…おやおや、考え事かい?確かにこれから私と屋敷に行って新たな生活が始まるんだから、考え事の一つや二つくらい出てきてもおかしくないね。…でも大丈夫、恥ずかしがらなくてもいいし、不安を感じなくてもいいんだよ。私がこれから夫として妻に沢山の事を教えてあげるからね。」
そう言って抱きしめられた夏梅。
(ギャーーーッ!気持ち悪い!)
「止めて下さいッ!!」
「おやおや、まだ恥ずかしがっているのかい?可愛いねぇ…。」
チュッ
唇に柔らかい感触がした。
(ギャーーーッ最悪!!)
「やだ!止めて下さいッ!!離して下さい!」
「おやおや、ここじゃダメだったかい?…ならば仕方がない。続きは屋敷に戻ってからにしよう。」
侯爵はワープ魔法を繰り出した。
(まずいどうしよう!嫌ッ!行きたくない!)
ピキィィーンッッ!
(あれ…?)
目の前には見慣れた部屋があった。
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