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マクシミリアン侯爵の今後
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「では体も綺麗になって服も着替えましたし、ご飯食べに行きましょうか。皆も食堂で待ってますよ。」
いつも通り安定感のある片手持ちで抱っこされた。
「…はい。」
(はぁ…下半身が気持ち悪い…。でも皆待ってるし行かなきゃ。)
先ほどの行為のせいで下半身が気持ち悪いが、抱えられてるせいでどうしようもできない。
「どうしたのです?ご飯の気分じゃないのですか?」
「…」
(誰のせいだと思ってんのよーー!)
プイッ
ちょっとむくれる夏梅。
「あぁなるほど…。先ほどはとても楽しかったですね…。今思い出しても最高に刺激的で私も非常に気分がいいです。…もう少し我慢してくださいね。また後で鎮めてあげますからね。」
「結構です!」
プイッ
「ふふ…、可愛らしいお方だ。怒ってる顔も可愛いですよ。…夏梅様、テラージ様と陛下が先日の件で話があるそうですよ。きっとマクシミリアン侯爵の処遇が決まったのでしょうね。ケーキも用意してあるみたいです。さぁ行きましょう。」
(あッ!あの人の件ね!それは早く知りたい!)
「はい!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
暫く(セバスチャンさんの足で)歩いていたら、まぁいつも通りのデカい扉の前に立っていた。
フワッと美味しそうな香りがする。
キィ…
「お待たせしました。夏梅様を連れて来ました。」
陛下とテラージ様とマックレガー様が席に座って待っていた。
「おお!待っていたぞ!」
「夏梅よ。ゆっくりできたか?大丈夫か?」
「…」
心配そうな目で夏梅を見るマックレガー様と、夏梅が来るのを心待ちにしていた陛下と、先日の件で心配なテラージ様に声をかけられた夏梅。
(心配かけちゃってる!あいさつしなきゃ!)
「はい!大丈夫です!」
いつのまにかテラージ様に手渡された夏梅。
「夏梅。どれから食べたい?ん?言ってみろ。何でも取ってやる。」
目の前にはいつも通りのめちゃくちゃデカいご飯の数々が並べられていた。
とりあえずお腹は減ってるので、早速取ってもらう事にした。
「じゃあスープがいいです。」
「分かった。」
丁寧な手つきで夏梅の口に入れてくれた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あれからスープ以外にもパンやメインディッシュもしっかり食べた夏梅。
「…して夏梅よ。体調に変わりないか?これからマクシミリアン侯爵のことについて話すが、当時のこと思い出してつらいなら話すのをやめるが…。」
「いえ!大丈夫です!」
(むしろすっごく聞きたい!)
「そうか、ならよかった。食事しながら話そう。次は何食べたい?」
何かと夏梅の口に入れたがるテラージ。話の途中でも関係なく世話を焼く。
(もうお腹いっぱい。もう食べられない。)
「もう大丈夫です。お腹いっぱいです。」
「ん?もう終わりか??ケーキはどうする?」
「ケーキは食べます!」
「あっはっはっは!そうかそうか!ならケーキも口に運んでやろう。さぁ、たぁんとお食べ。」
またもや一口サイズに切ってくれた。
「あーん…。どうだ美味いか…?」
「はい!とっても美味しいです。…でももうお腹いっぱいです…。」
「そうか。ならば後は全て私が食べる。」
そしてほんの10分程度で平らげたテラージ。
「じゃあ早速だが、マクシミリアン侯爵のことについて話すぞ。」
「はい。あの人あれからどうなったのですか?」
「あ奴は侯爵の身分剝奪と領地没収で、島流しじゃ。」
「え?!」
まさかそこまでの罪だとは思わなかった夏梅。
「罰金刑程度だと思っていました…。」
「な訳なかろう。あ奴は皇帝の娘を襲ったんだぞ。これでも優しい方だ。」
「ッ?!」
「夏梅は、ほんの少しハグされてキスされた程度だと思っているだろうが、あ奴は皇帝の娘を襲って、さらに攫おうとまでしていたんだからな。未遂だったからまだよかったが、本当に攫ってたら死刑だな。」
(えぇぇぇぇッ?!)
今更ながら自分は大きな存在に守られていることを自覚した夏梅。
(そっか…私皇帝の娘であり公爵の娘でもあるんだよね…。今後は二度とこんなことにならないように本当に気を付けなきゃいけないね。未遂でも島流しなんだもの。これ以上人が罪に問われることにならないように、行動に気をつけなきゃ。)
「あの…本当にありがとうございました。私も今後は行動に気を付けます。」
「気にするな。襲った奴が悪いんだ。夏梅は何も悪くない。」
「そうですよ、夏梅様。夏梅様は何も悪くありません。」
「うむ。その通りじゃ。夏梅ちゃんは気にしなくていい。」
「…」
心配そうな目のマックレガー。
「皆さん…ありがとうございます!皆さんが守ってくれたの嬉しかったです!」
「そうかそうか。それは良かったぞい。…夏梅ちゃんや。今日は家でゆっくりしてるといい。まだちと王宮が騒がしくてな。前に王宮の庭を案内してあげると約束したのに、今日はできそうにないんじゃよ。」
「騒がしい…?何があったんですか?」
「いんや実はな、皇帝の娘が襲われて、さらに攫われそうになったということで、ちと貴族が騒がしくしておってな。前代未聞の事件じゃから暫くは収まらんだろう。」
「なんせこんな不祥事は初めてだからなぁ。きっと他国の者までこの事件が気になって仕方ないことだろう。」
(えッ?!そんなに?!)
「陛下、テラージ様。大臣や大貴族達は何と?」
「……まぁなぁ……。」
「……。」
歯切れの悪い陛下とテラージ。
(何何何?!私のことでそんなに言いにくいことがあったの?!)
「何です?おっしゃってください。夏梅様にかかわる事は夫たちにもしっかり情報共有をしてください。…何があったのです?」
「…分かっておるわい…。実はな…、」
いつも通り安定感のある片手持ちで抱っこされた。
「…はい。」
(はぁ…下半身が気持ち悪い…。でも皆待ってるし行かなきゃ。)
先ほどの行為のせいで下半身が気持ち悪いが、抱えられてるせいでどうしようもできない。
「どうしたのです?ご飯の気分じゃないのですか?」
「…」
(誰のせいだと思ってんのよーー!)
プイッ
ちょっとむくれる夏梅。
「あぁなるほど…。先ほどはとても楽しかったですね…。今思い出しても最高に刺激的で私も非常に気分がいいです。…もう少し我慢してくださいね。また後で鎮めてあげますからね。」
「結構です!」
プイッ
「ふふ…、可愛らしいお方だ。怒ってる顔も可愛いですよ。…夏梅様、テラージ様と陛下が先日の件で話があるそうですよ。きっとマクシミリアン侯爵の処遇が決まったのでしょうね。ケーキも用意してあるみたいです。さぁ行きましょう。」
(あッ!あの人の件ね!それは早く知りたい!)
「はい!」
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暫く(セバスチャンさんの足で)歩いていたら、まぁいつも通りのデカい扉の前に立っていた。
フワッと美味しそうな香りがする。
キィ…
「お待たせしました。夏梅様を連れて来ました。」
陛下とテラージ様とマックレガー様が席に座って待っていた。
「おお!待っていたぞ!」
「夏梅よ。ゆっくりできたか?大丈夫か?」
「…」
心配そうな目で夏梅を見るマックレガー様と、夏梅が来るのを心待ちにしていた陛下と、先日の件で心配なテラージ様に声をかけられた夏梅。
(心配かけちゃってる!あいさつしなきゃ!)
「はい!大丈夫です!」
いつのまにかテラージ様に手渡された夏梅。
「夏梅。どれから食べたい?ん?言ってみろ。何でも取ってやる。」
目の前にはいつも通りのめちゃくちゃデカいご飯の数々が並べられていた。
とりあえずお腹は減ってるので、早速取ってもらう事にした。
「じゃあスープがいいです。」
「分かった。」
丁寧な手つきで夏梅の口に入れてくれた。
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あれからスープ以外にもパンやメインディッシュもしっかり食べた夏梅。
「…して夏梅よ。体調に変わりないか?これからマクシミリアン侯爵のことについて話すが、当時のこと思い出してつらいなら話すのをやめるが…。」
「いえ!大丈夫です!」
(むしろすっごく聞きたい!)
「そうか、ならよかった。食事しながら話そう。次は何食べたい?」
何かと夏梅の口に入れたがるテラージ。話の途中でも関係なく世話を焼く。
(もうお腹いっぱい。もう食べられない。)
「もう大丈夫です。お腹いっぱいです。」
「ん?もう終わりか??ケーキはどうする?」
「ケーキは食べます!」
「あっはっはっは!そうかそうか!ならケーキも口に運んでやろう。さぁ、たぁんとお食べ。」
またもや一口サイズに切ってくれた。
「あーん…。どうだ美味いか…?」
「はい!とっても美味しいです。…でももうお腹いっぱいです…。」
「そうか。ならば後は全て私が食べる。」
そしてほんの10分程度で平らげたテラージ。
「じゃあ早速だが、マクシミリアン侯爵のことについて話すぞ。」
「はい。あの人あれからどうなったのですか?」
「あ奴は侯爵の身分剝奪と領地没収で、島流しじゃ。」
「え?!」
まさかそこまでの罪だとは思わなかった夏梅。
「罰金刑程度だと思っていました…。」
「な訳なかろう。あ奴は皇帝の娘を襲ったんだぞ。これでも優しい方だ。」
「ッ?!」
「夏梅は、ほんの少しハグされてキスされた程度だと思っているだろうが、あ奴は皇帝の娘を襲って、さらに攫おうとまでしていたんだからな。未遂だったからまだよかったが、本当に攫ってたら死刑だな。」
(えぇぇぇぇッ?!)
今更ながら自分は大きな存在に守られていることを自覚した夏梅。
(そっか…私皇帝の娘であり公爵の娘でもあるんだよね…。今後は二度とこんなことにならないように本当に気を付けなきゃいけないね。未遂でも島流しなんだもの。これ以上人が罪に問われることにならないように、行動に気をつけなきゃ。)
「あの…本当にありがとうございました。私も今後は行動に気を付けます。」
「気にするな。襲った奴が悪いんだ。夏梅は何も悪くない。」
「そうですよ、夏梅様。夏梅様は何も悪くありません。」
「うむ。その通りじゃ。夏梅ちゃんは気にしなくていい。」
「…」
心配そうな目のマックレガー。
「皆さん…ありがとうございます!皆さんが守ってくれたの嬉しかったです!」
「そうかそうか。それは良かったぞい。…夏梅ちゃんや。今日は家でゆっくりしてるといい。まだちと王宮が騒がしくてな。前に王宮の庭を案内してあげると約束したのに、今日はできそうにないんじゃよ。」
「騒がしい…?何があったんですか?」
「いんや実はな、皇帝の娘が襲われて、さらに攫われそうになったということで、ちと貴族が騒がしくしておってな。前代未聞の事件じゃから暫くは収まらんだろう。」
「なんせこんな不祥事は初めてだからなぁ。きっと他国の者までこの事件が気になって仕方ないことだろう。」
(えッ?!そんなに?!)
「陛下、テラージ様。大臣や大貴族達は何と?」
「……まぁなぁ……。」
「……。」
歯切れの悪い陛下とテラージ。
(何何何?!私のことでそんなに言いにくいことがあったの?!)
「何です?おっしゃってください。夏梅様にかかわる事は夫たちにもしっかり情報共有をしてください。…何があったのです?」
「…分かっておるわい…。実はな…、」
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