【完結】第2の人生始めちゃいます〜楽しくいける、、ハズ？

1 鈴木真智子53歳

早朝散歩をし携帯小説を読み、1週間の買い物をし携帯小説を読み、お掃除をして携帯小説を読む。

たまに動画を見つつ、携帯小説の続きを見て夕飯、休日の1日を贅沢に使う

鈴木真智子　53歳
みなさまいかがおすごしでしょうか。

子育ても終わり、夫と旅行するわけでもなく、掃除、洗濯、ゴミ出し、買い物、夕飯づくり、、全部私

転んで膝を強打して、痛い思いをしてるのに大荷物を二階リビングまで運んで、人差し指が曲がるほど強打してるのに夕飯を作って、運んで、洗い物、夫は食べるだけ。

夕飯は一緒に食べるけど夫は絶賛引きこもり中

なんかさーなんか、これ1人のほうがラクじゃない？と思ってしまったが最後。

離婚にむけて、アパートも契約し、離婚届も書き、あとは夫にいざ伝えるぞ！と

2週間たってもまだ完治にはほど遠い両膝と曲がった人差し指をながめ、、

「はぁ～ごじゅうしゃんにもなるとなおりのおしょいこと」

ん？

「ありぇ？」

びっくり
声を出したらおぼつかない
周りを見渡したら天蓋付きの豪華なベッド。
2階リビングでフローリングだったけど、こんなバラの壁紙ではなかった。

家を建てるときにものすごく悩んで、一部屋、一部屋壁紙を選んだはずが、出来上がってみると白い壁紙。の印象しかない。

色が一緒なら壁紙の柄までは案外見てない。
あの悩んだ時間はなんだったんだー！の部屋がまるで宮殿のような部屋

間違いない！これは！こっこれは！


どうやら生まれ変わり？転生？転移？できたようです。

離婚して、引っ越して、これから第２の人生が始まるぞ！と思っていたら、物理的？文字通り？

はい！ほんとの第2の人生が始まりました。

携帯小説にがっつりハマっている私です。
転生しても喜びこそあれ、戸惑いも不安も悲しみもありません！

ありがちな何かしらの乙女ゲーム？
やったことありません。

もしくは、小説の中？
読みすぎて覚えていません。

異世界での料理、お菓子の改革？
残念ながら主婦をしていたと言っても料理は携帯アプリ頼り、携帯なくして料理ができるはずもなく

お菓子作りなんてもってのほか
ホットケーキミックスで、作り方どおりのホットケーキしか作ったことありません。

特別な趣味もなく、どうやってシャンプーを作るのか、石鹸の材料もわかるはずもなく

仕事でパソコンを使っていても、パソコンがどうやって出来ているのかなんてわかるはずもなく

ザッ凡人！トップオブ凡人！なんなら、凡人以下！じみーに粛々と第２の人生をすごすのみ

それでも！

子供時代からやり直せるなんて。
膝が痛くない、たるんだ二重顎も、子供1人分背負ってたお肉も

ない！

神様、仏様、女神様　バンザーイ！ブラボー！リアル、見た目はこども、頭脳はおとな、その名も！

叫ぶところでした。あぶない、あぶない。ちょっと興奮しすぎました。