【完結】第2の人生始めちゃいます〜楽しくいける、、ハズ？

2 ココ・ ル ・クレモン 3歳

ぷくぷくのほっぺをツンツンしながら、うっとりしている
ココ・ル・クレモン　3歳
みなさまいかがおすごしでしょうか。

このもっちり肌、そしてシミそばかすのない、ぬけるような白さ、細い首。これ重要。うっとりです。

はっ！
せっかくの第２の人生！ほっぺぷにぷにに費やしてる場合じゃないのです！

マリーが起こしにくるまで状況整理です。

クレモン侯爵家
わたし　ココ・ル・クレモン　3歳
銀髪、アメジストのような瞳
将来有望な美女になる片鱗ありあり。

お父様　ジョルジュ・ル・クレモン　25歳
銀髪、アクアマリンのような瞳
お兄様とわたしを軽々抱っこできちゃうぐらい
体格が良い、娘の私でも見惚れちゃうほど
ステキなお顔。

お母様　シャルロッテ・ル・クレモン　22歳
金髪、アメジストのような瞳
子供が2人もいるとは思えない、儚い系の美女

お兄様　ロジェ・ル・クレモン　7歳
金髪、アクアマリンのような瞳
お父様、お母様のイイとこどり
これは将来大変だぞ！の片鱗ありあり。

そして、お世話をしてくれるわたしの専属侍女
マリー
赤毛、ガーネットのような瞳

わたしはお父様の髪色とお母様の瞳の色を、
お兄様はお父様の瞳の色とお母様の髪色を、
受け継ぎました♪嬉しい。

朝起きたら前世の記憶がありました。
頭をぶつけたわけでもなく、
前世につながる経験をしたわけでもなく、
朝起きたらヌルッと頭に浮かんできました。

ゆえに、蘇った記憶のせいで熱をだして寝込むこともなく、なんならお腹が空いて目覚めました。

「うーん、前世の最後はどうだったかなぁ？？特に刺されてないし、トラックにもひかれてない、よね？？」
短い腕と短い足を組んで考えてみる。
（若干、短すぎて組めてない気もするが）

ざんねん、えんぴつを鼻の下に挟めば完璧なスタイルだったのに。


あっアパートはどうなるんだろうせっかく契約金払ったのになぁ引っ越し前だったからセーフ？？不動産屋さんすみませんご迷惑をおかけします。

それ以外まったく前世に未練もないしね。
娘大好きだったから会えないのは寂しいけど

娘も25歳。親より彼氏、果ては夫、子供になるだろうしね。

うんうん、心置きなく第２の人生を楽しませてもらおうと思います！

「ココとしての第２のじんしぇい始まりじゃー！のろしをあげりょー！」



コンコン
「失礼します。おはようございます。お嬢様」
「おはよー」
「あら、もうお目覚めでしたか。ベッドの上に立つのはあぶのうございますよ？」

はい、わたくし、ベッドの上で左手を腰に右手を天高く振り上げ、仁王立ちしていました。もちろんのろしをあげてくれる子分はいません。