【完結】第2の人生始めちゃいます〜楽しくいける、、ハズ？

4 ココ・ル・クレモンの一日

お腹がぽんぽこりんになるほど朝食をいただいた
ココ・ル・クレモン　です。
みなさまいかがおすごしでしょうか。

いいのです。3歳なので多少のお腹ぽっこりは許容範囲

お兄様が横からあーんしてくるのがいけないのです。あの麗しいお兄様にしょぼんとされたら、不肖イケメン好きなココ！あーんを拒否するすべはないのです。

えぇ、お父様からのあーんも全て食べ切りましたとも！ふんす。

我が家のテーブルは円卓なので、わたしの両隣に座るお父様からもお兄様からもあーんし放題なのです。

少し食休みをしてから、マリーと護衛のセブと一緒に広い広いお庭散策です。

散策と言えど行き先はいつも一緒です。敷地内にある訓練場です。

ステキな筋肉、、いえマッチョ、、いえ、我が家のクレモン家騎士団の見学です。

クレモン家はなかなかの武道集団
魔物が出る森が領内にあることから、独自の騎士団があります。

それがクレモン家騎士団

そうなんです。この世界魔物が出るのです。
もちろん、魔法もあります。
安定の異世界仕様です。

でも、実際に使用できるのは5歳の魔力測定後とのこと。仕組みはわからないのですが、5歳前はどうやっても、素質があろうがなかろうが魔法は使えないらしい。ざんねん。

こっそり、試してみましたがダメでした。
そして、翌朝バレました。
お父様にメッて怒られました。

なにそれ、ガッシリ体型のお父様のメッ！
ご褒美です。

でも、ちゃんと眉毛をへにょりとして反省しました。

左右の人差し指をちょんちょんしながら、「ごめんなちゃい」をしたら、

お父様、ごめんよー怒りたくないんだよーと抱っこして頬ずりしつけに良くないですよ！

でもなんでバレたんだろうと思ってると、魔力の揺らぎがお父様に伝わったらしい。なるほど。

「お嬢様、今日も訓練場ですか？」
「あたりまえだのー
「え？」はい、きょうもけんがくれしゅ」

「お嬢が見ても面白くないんじゃないっすか？」
セブ、敬語を使ってそうでびみょーに惜しいよ！

「まいにち　きんにくと会話しないとだし」
「「えっ？」」

げふんげふん

「まいにち、わが領のためにがんばっているかたをねぎらうのはあたりまえでしゅ」

「難しい言葉知ってるっすねー」

あぶない、あぶない
私の筋肉愛が漏れでる

セブも護衛を任されるぐらいなので、なかなか立派な筋肉をお持ちです。孤児院出身で、私が慰問した際、将来有望株として声をかけました。

ヨチヨチ歩きの小娘に勧誘されるなんてびっくりさせたことでしょう。

当時のココ、よくやった！

あと一年で孤児院を出なければいけなかった
ようでタイミングが良かったです。

騎士団に勧誘したのですが、お父様に「領民を守るよりココ嬢を守りたい！」と初対面で言ってのけたツワモノです。

お父様は苦笑いしながらも、わたしの専属護衛として許可してくださいました。体を見ればある程度の強さがわかるようです。

なんですかそれ
体を見ればスリーサイズがわかるというプレーボーイ的な発言は

もちろん私も快く了承。
なんと言ってもセブは細マッチョ。これからの筋肉にも期待大！しかも顔がイイ！

こげ茶の髪に、ブラウントルマリンのような綺麗な茶色の瞳です。うっすら日焼けもしていて、すこーしワイルド系

黒いマスクをしてほしい。目だけだしたら、、
ちょっと厨二病がかってこれまたイイ！