【完結】第2の人生始めちゃいます〜楽しくいける、、ハズ？

5 クレモン家騎士団

血湧き肉踊る、クレモン家騎士団の訓練に齢よわい3歳にして、視線釘付けになっている
ココ・ル・クレモンです。
みなさまいかがおすごしでしょうか。

「しゅごい、、、」

大丈夫です。ヨダレまではでていません。
上裸（じょうら）がわんさか、上腕二頭筋からの大胸筋、腹直筋からの外腹斜筋

「しゅばらしい。しあがってましゅ」

実践的な筋肉というのか、動きが速そうなマッチョです。うんうんとさながらトレーナーのような顔を
して見渡していると、わたしの推し！団長さんがいます！

なんと！残念ながら団長さんは上着をお召しです。

「ちっ」
おっとしつれい！

お父様と幼馴染で親友の間柄。25歳と3歳。くぅーさすがに恋愛には持ち込めん

第二夫人、愛妾、それでもイイな、ワンチャンあるか？　なんて期待した時もありました。

でもまだ3歳ではさすがに、、、筋肉を眺めるだけでガマンです。

前世の記憶があるからか、10代なんて子供より下、なんならお父様は前世の娘と同い年

おそろしい、おそろしいよ

成長とともに精神も年齢に合ってくるとイイなぁ
これじゃぁ、わたしが成人したらお爺ちゃんとしか結婚できなくなるよー

ブルっと身震いしてしまったよ

「ココ様、お寒くありませんか？」
「グレゴリーしゃま、おちゅかれしゃまです」

「さむくないでしゅ、きんにくに、、いえ日々のたんれんに感動してました」

部下に稽古を付けていたグレゴリー様が私にお声をかけにいらしてくれました。

やさしい

すてき


団長さんの名は、グレゴリー
この世界では珍しく、黒髪、ブラックダイヤモンドのような黒眼です。

かなり大柄で、職業柄お顔にもキズがある、かなりな強面。

小さい子はちびるぐらい、びびりまくりです。ですが私はなんのその。この強面がさらに色気増し増しです。精悍な男前。強面だけど男前。好物です。

そして、とってもお優しいかただと知っています。

私の3歳のお誕生日にお花をくれて、お返しに私はほっぺにキスをしました。とっても嬉しそうに微笑んで抱っこしてくれたのです。

わたしのラブが溢れました。

もちろん、私からプロポーズしましたがなにか？
「グレゴリーしゃま、わたくしとけっこんしてくだしゃいませ。だいにふじんでもかまいましぇん。」

第二夫人とか言っちゃう3歳児。
今ならわかる、末恐ろしいよ。

そんなわたしに、3歳の戯言とはせずに

「ココ嬢、すまん、わしは妻を愛しているのでな。
妻は1人でいいのだよ。それに、大切なココ嬢を第二夫人にするなどありえんよ」

と、真摯に伝えてくれました。

「妻にはできんが、ココ嬢はわしの娘みたいなものだ。どんなものからも守ってみせるよ」

すてき

グレゴリー様の奥様も私は大好きで、
残念、一緒に住めたらよかったのにと思っても、心までは痛まなかったので、憧れ的なものだったのかなぁ

ココに一片の悔いなし！推しに変わりなし！