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8 ココ 婚約者になるの巻
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グレゴリー様をメロメロにするつもりが、ニコラ様にメロメロな
ココ・ル・クレモン です。
みなさまいかがおすごしでしょうか。
今日も今日とて、マリーにされるがままの寝起きダメダメ幼女です。
おはようごじゃます。
先日はじつに良いものをお触り、いえ拝見できました。
ニコラ様、将来有望です。
あのキラキラの目で覗き込まれた時の衝撃たるや!
大丈夫です。ヨダレは出ていませんでした!‥よね??
ぽっとほほを染め、恥じらう乙女3歳を演じきれたはず!‥よね??
危なかったです。
ニコラ様の頬を両手スリスリ、ハムハムの刑にするところでした。
ダメダメ、ハムハムは軽犯罪、いや重罪か?
ニコさまのお許しがあれば? 良い?良いのか?
またしても気がつくとダイニングにちょこんと着席していました。
すごいよマリー
「おはようココ。今日は残念なお知らせがあるよ」
お父様のお顔が悲痛に満ち溢れています。
どうされたのでしょう。
「おはようココ。今日もかわいいわね」
お母様はいつも通り。御夫婦のケンカではない??
「おはようココ。お兄様とどこか遠くへ旅に出ないかい?」
はて?お兄様は目が全然笑ってない!
そして、両親を前にして家出宣言でしょうか。
もれなく私も一緒なのですね?
「おとしゃま、おかしゃま、おにいしゃま、
おはようごじゃます」
にかっと微笑めば、お父様とお兄様はさらに泣きそうになってます。
「「このままココを閉じ込める?いや、隣国へ亡命か?」」
なにやら物騒です。
「あなた、ロジェ、まずはいただきましょう?」
しんみりした朝食のあと、みんなでティールームに移動しました。
お父様はわたしを抱き上げお膝へ。
ギュッとされて、まるでぬいぐるみになった気分です。
でもあたたかい。
バックハグ、何年ぶりでしょう。
ただの抱っこと言うなかれ、これはれっきとしたバックハグ!
としょうもないことを思っていたら、お父様から衝撃的なお言葉が。
「ココ、グレゴリーの息子ニコラを知っているな?
そのニコラと婚約することになった。
父様は抵抗したんだ!ものすごーーくイヤだ!と言ったんだよ」
と眉毛がしょんぼり。
「でも、相手は公爵家、断れない。
さらに、王家に目をつけられたらココはもっと遠くの存在になる
と言われ、仕方なく、ほんとーに仕方なく婚約を受けた」
受けてしまったんだよーーー号泣
お父様、たしかに私は(真智子時代から見れば)かわいいです。
がしかし!王家に見初められるほどではありません!
多分に親の欲目、身内フィルターがかかってます。
安心してください。
ニコラ様、、、3歳と7歳、ありなのか?
4歳差はありだけど、まだ3歳。貴族としたらセーフ??
幼いうちの婚約もなくはない。
というか、グレゴリー様は公爵家だったんですね。
そのほうがビックリです。
抱っこしてもらって大丈夫だったのでしょうか。
そしてニコラ様にハムハムしなくて良かった。
グッジョブ!ココ!
危うく公爵家に睨まれる3歳児になるところだった。
ココ・ル・クレモン です。
みなさまいかがおすごしでしょうか。
今日も今日とて、マリーにされるがままの寝起きダメダメ幼女です。
おはようごじゃます。
先日はじつに良いものをお触り、いえ拝見できました。
ニコラ様、将来有望です。
あのキラキラの目で覗き込まれた時の衝撃たるや!
大丈夫です。ヨダレは出ていませんでした!‥よね??
ぽっとほほを染め、恥じらう乙女3歳を演じきれたはず!‥よね??
危なかったです。
ニコラ様の頬を両手スリスリ、ハムハムの刑にするところでした。
ダメダメ、ハムハムは軽犯罪、いや重罪か?
ニコさまのお許しがあれば? 良い?良いのか?
またしても気がつくとダイニングにちょこんと着席していました。
すごいよマリー
「おはようココ。今日は残念なお知らせがあるよ」
お父様のお顔が悲痛に満ち溢れています。
どうされたのでしょう。
「おはようココ。今日もかわいいわね」
お母様はいつも通り。御夫婦のケンカではない??
「おはようココ。お兄様とどこか遠くへ旅に出ないかい?」
はて?お兄様は目が全然笑ってない!
そして、両親を前にして家出宣言でしょうか。
もれなく私も一緒なのですね?
「おとしゃま、おかしゃま、おにいしゃま、
おはようごじゃます」
にかっと微笑めば、お父様とお兄様はさらに泣きそうになってます。
「「このままココを閉じ込める?いや、隣国へ亡命か?」」
なにやら物騒です。
「あなた、ロジェ、まずはいただきましょう?」
しんみりした朝食のあと、みんなでティールームに移動しました。
お父様はわたしを抱き上げお膝へ。
ギュッとされて、まるでぬいぐるみになった気分です。
でもあたたかい。
バックハグ、何年ぶりでしょう。
ただの抱っこと言うなかれ、これはれっきとしたバックハグ!
としょうもないことを思っていたら、お父様から衝撃的なお言葉が。
「ココ、グレゴリーの息子ニコラを知っているな?
そのニコラと婚約することになった。
父様は抵抗したんだ!ものすごーーくイヤだ!と言ったんだよ」
と眉毛がしょんぼり。
「でも、相手は公爵家、断れない。
さらに、王家に目をつけられたらココはもっと遠くの存在になる
と言われ、仕方なく、ほんとーに仕方なく婚約を受けた」
受けてしまったんだよーーー号泣
お父様、たしかに私は(真智子時代から見れば)かわいいです。
がしかし!王家に見初められるほどではありません!
多分に親の欲目、身内フィルターがかかってます。
安心してください。
ニコラ様、、、3歳と7歳、ありなのか?
4歳差はありだけど、まだ3歳。貴族としたらセーフ??
幼いうちの婚約もなくはない。
というか、グレゴリー様は公爵家だったんですね。
そのほうがビックリです。
抱っこしてもらって大丈夫だったのでしょうか。
そしてニコラ様にハムハムしなくて良かった。
グッジョブ!ココ!
危うく公爵家に睨まれる3歳児になるところだった。
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