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11 まっまさかお兄様はオネェさま!?
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ハンカチを咥えてキッーが妙にハマっているお兄様は
オネェ様なのかも?疑惑が頭に浮かんだ、
ココ・ル・クレモン です。
みなさまいかがおすごしでしょうか。
お誕生日パーティーの ありがとう存じます 地獄を抜け出し、お花摘みの帰りにお花をめでています。
はい、お察しの通り、単にお手洗いの帰りにお花でいやされているだけです。
疲れました。お祝いの言葉は嬉しいのですが、いかんせん人数が半端ない。もはや4歳の小娘のお誕生日会の人数じゃない。
お誕生席を近所の男の子と取り合ったのが懐かしくなります。
もちろん、このパーティーにローソクの火を誰が消すか!の熾烈な戦いはありません。
まぁ公爵家との婚約発表もあるからだろうけど。
王家の覚えもめでたい公爵家と縁を繋いでおきたいのだろう。
しかーし!縁を繋ぎたいなら、娘の教育もちゃんとしとかないとー!
娘っ子たちの、クスクス、コソコソ、ジロジロ、そして、鼻で笑った後の勝ち誇った笑み
ニコラ様かわいそうーこんなちびっ子のワガママに付き合わされてーどうせすぐに婚約破棄されるでしょ ふん
って思ってそう、間違いない!
いや、実際聞こえてるしー
文字通り、ふんっ て言ってますからー
中身は53歳、孫なみの年頃の娘っ子の言うことなんて気にもしないけど、、気にもしない、、気にも、、、
うわーん、気にするよー
だって4歳だものぉぉぉ
ニコ様は好きだけど、ぜーったい釣り合ってないものぉぉぉ
通路から少し外れて、雑草という名の小花の前にしゃがみ、グスグス、ズビビ
ニコラ様は大輪の薔薇、私なんて、私なんて、この小花なのよーふぇーん。
「ココ嬢、どうされたか?」
「ふぇ?グレゴリーしゃま」ずびび
「なにか嫌なことをされたか?」
颯爽とあらわれたのは最推しのグレゴリー様。
タイミングの良さ!すてき。
もう4歳なので抱っこは我慢しました。
と言うか、しゃがみすぎて立てません。
今立ったら後ろにコロンとなること間違いなし。
知ってか知らずか、グレゴリー様はヒョイっと抱き上げてくれました。
筋肉は温かい
スリスリ、くんくん、サワサワ
「グレゴリーしゃま、尊し」
「ん?」
はわわ、えへ。
「ココ嬢?」
はっ!
「なにもされてはいましぇん。」
スリスリ、くんくん、サワサワ
「じゃぁなにかつらいことがあったか?いや、なにか言われたのか?」
スリスリ
「わたしが弱いのでしゅ。わたしがうまくできないのでしゅ。やっぱりわたしにニコ様はもったいないでしゅ」
ふぇーん
4歳になってうまく話せていたはずが、グレゴリー様の安心感からか、かみかみです。
まったく、あいつは、ココ嬢をひとりにしてなにをしてるんだか、自分から婚約者にと言っておきながら
グレゴリー様がブツブツ、ブツブツ
「ココ嬢はちゃんとできているし、弱くなんかないぞわしが言うのだ間違いない。わしを信じてくれるだろう?それに、逆だ、ニコラにココ嬢なのがもったいないよ」
グレゴリー様、これが大人の魅力でしょうか、包容力たるや無限大!
オネェ様なのかも?疑惑が頭に浮かんだ、
ココ・ル・クレモン です。
みなさまいかがおすごしでしょうか。
お誕生日パーティーの ありがとう存じます 地獄を抜け出し、お花摘みの帰りにお花をめでています。
はい、お察しの通り、単にお手洗いの帰りにお花でいやされているだけです。
疲れました。お祝いの言葉は嬉しいのですが、いかんせん人数が半端ない。もはや4歳の小娘のお誕生日会の人数じゃない。
お誕生席を近所の男の子と取り合ったのが懐かしくなります。
もちろん、このパーティーにローソクの火を誰が消すか!の熾烈な戦いはありません。
まぁ公爵家との婚約発表もあるからだろうけど。
王家の覚えもめでたい公爵家と縁を繋いでおきたいのだろう。
しかーし!縁を繋ぎたいなら、娘の教育もちゃんとしとかないとー!
娘っ子たちの、クスクス、コソコソ、ジロジロ、そして、鼻で笑った後の勝ち誇った笑み
ニコラ様かわいそうーこんなちびっ子のワガママに付き合わされてーどうせすぐに婚約破棄されるでしょ ふん
って思ってそう、間違いない!
いや、実際聞こえてるしー
文字通り、ふんっ て言ってますからー
中身は53歳、孫なみの年頃の娘っ子の言うことなんて気にもしないけど、、気にもしない、、気にも、、、
うわーん、気にするよー
だって4歳だものぉぉぉ
ニコ様は好きだけど、ぜーったい釣り合ってないものぉぉぉ
通路から少し外れて、雑草という名の小花の前にしゃがみ、グスグス、ズビビ
ニコラ様は大輪の薔薇、私なんて、私なんて、この小花なのよーふぇーん。
「ココ嬢、どうされたか?」
「ふぇ?グレゴリーしゃま」ずびび
「なにか嫌なことをされたか?」
颯爽とあらわれたのは最推しのグレゴリー様。
タイミングの良さ!すてき。
もう4歳なので抱っこは我慢しました。
と言うか、しゃがみすぎて立てません。
今立ったら後ろにコロンとなること間違いなし。
知ってか知らずか、グレゴリー様はヒョイっと抱き上げてくれました。
筋肉は温かい
スリスリ、くんくん、サワサワ
「グレゴリーしゃま、尊し」
「ん?」
はわわ、えへ。
「ココ嬢?」
はっ!
「なにもされてはいましぇん。」
スリスリ、くんくん、サワサワ
「じゃぁなにかつらいことがあったか?いや、なにか言われたのか?」
スリスリ
「わたしが弱いのでしゅ。わたしがうまくできないのでしゅ。やっぱりわたしにニコ様はもったいないでしゅ」
ふぇーん
4歳になってうまく話せていたはずが、グレゴリー様の安心感からか、かみかみです。
まったく、あいつは、ココ嬢をひとりにしてなにをしてるんだか、自分から婚約者にと言っておきながら
グレゴリー様がブツブツ、ブツブツ
「ココ嬢はちゃんとできているし、弱くなんかないぞわしが言うのだ間違いない。わしを信じてくれるだろう?それに、逆だ、ニコラにココ嬢なのがもったいないよ」
グレゴリー様、これが大人の魅力でしょうか、包容力たるや無限大!
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