【完結】第2の人生始めちゃいます〜楽しくいける、、ハズ?

さくら

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19 わたしの妄想は誰にも止められまい

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魔法には前世で培った妄想が不可欠である。
ココ・ル・クレモン です。
みなさまいかがおすごしでしょうか。

王宮魔術師団の団長様の1日弟子だった私。まるでタスキをかけた一日署長みたい。やったことないけど。

なぜかまだバルビエ宮殿へ通っております。そこで自主練です。はて?自主練なら自宅でも良いのでは??もちろんそう思いましたよ?でも、一瞬でも脳裏によぎるとなぜかニコ様が笑ってない目で微笑んでくるのです。

なんて器用な。

まぁ、わたしも?ニコ様に会いたくないわけではないですし?是非来て欲しいと言われれば?まぁ来てあげても、、、

ごめんなざいぃぃ~
ちょっといい女ぶりたかっただけですぅぅぅ

ニコ様に、将来のためにバルビエ家に慣れて欲しいし、僕も毎日ココに会いたいから、通っておいでよ。万が一なにかあってもすぐ対処できるしね。と言われたら、私に断るという選択肢があるだろうか。いや、ない!

というわけでいそいそと通ってるわけです。
毎日ニコ様のお顔が見られるので、毎日幸せです。
えへへ

ニコ様はお父様のお仕事も少しづつお手伝いしているらしく、(まだ9歳なのになんてエライ子なんやろか)お忙しそうなのですが、毎日お茶はしてくれるのです。

お膝に乗せて。あーんをしながら。お返しにニコ様にもあーんをしてあげてます。ちょっとバカップルっぽいですが、いいのです!だって、私だけ癒されて申し訳ないなと思って聞いてみたら、僕もココの温もりで凄く癒されてるよ。
って!って!言ってくれたのですから!

もう!どれだけニコ様を好きにさせるつもりですかーと口にしてました。

それに対して、ほんのり耳を赤くし
「僕だって昨日より今日、きっと今日より明日、もっとココを好きなってるよ。」

くぅぅぅぅぅ
ニコ様すき。
そのハニカミ笑顔、私をどうする気なのでしょう。
バルビエ家には大天使様がいらっしゃいました。
昇・天

お茶会が済めば、お仕事されるニコ様と別れ、また自主練の再会です。
私の周りには、妖精さん10組とバルビエ家の影さん、護衛さん、侍女さん、そして私の専属侍女のマリーが見守っているので安心です。

わたし、どんだけの要人扱い!?
しがない侯爵家の小娘ですけど?

まず、氷の魔法でかき氷を作成。
こちらの食事情はほぼ前世と同じでした。まだお米には出会っていませんが、この感じだとどこかにありそう。待ってろよ!米!

かき氷には小豆と練乳。これ最強説!
みんなにも調理場から調達してきたシロップと共にかき氷を振る舞いました。最初は遠慮してたけど、1人で食べるのは寂しい。。としょんぼりーぬココを出したら一緒に食べてくれました。あざとっ!とは言わないで。てへ。

もちろん影さんにも。なんでか、早々に気づいちゃったので、今では影さんとも仲良し。まったく影になってないけど、無問題。

影なので暗殺とかもしてるのだろうけど、話すととっても無口、でも優しい。いつの間にか常にそばにいるので気配を感じると安心するほどになってます。独り言のテイでお話もしています。

次に、時空間魔法で俗にいうマジックバック(保存機能付き)を作成。お腹いっぱいで食べられなかったプリンをそのまま取って置けたらなぁと思ったらできました!素晴らしいよ自分!

そして、再生魔法。
ここまで来ればお察しかもしれませんが、半分になったケーキ、食べる前に戻らないかなぁなんて思ったらできました。

優秀すぎるぞ自分!
そして、すべて食べ物繋がり。
全ての道は食に通じる。

これを自主練とみなして良いのかは甚だ疑問が残るが、美味しいは正義!だよね。



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