【完結】第2の人生始めちゃいます〜楽しくいける、、ハズ？

18 魔法を使ってみよー初級編、、初級、、？

"奥様は魔女"のようにチロリロリンと簡単に
魔法を使えるようになるぞ！と気合い入りまくりの
ココ・ル・クレモン　です。
みなさまいかがおすごしでしょうか。

今日からニコ様のお家（宮殿）で魔法を学びます。
もちろんニコ様も一緒です。

ニコ様はすでに魔法を使えるはずでは？
なぜに一緒に教えを乞うのでしょう？？

そして手も繋いでます。例の恋人繋ぎです。
きゃっ

「ニコラ様、ココ嬢、手は離しましょうか」

ですよねー

「先生、失礼いたしました。」
せっかく、魔法を教えてもらうのに
いけない、いけない。

「ちっ」
こらこら、ニコ様舌打ちはお行儀悪いですわ。

「本日より魔法をお教えします、王宮魔術師団
団長のアルツール・シシュキンでございます。」

若干呆れ顔が見えましたが、
ササッと持ち直しご挨拶してくれました。

なっなんと、王宮魔術師団とは！
そして団長とは！！
良いのでしょうか、こんな小娘に団長自らなんて。
もったいないお化けどころじゃない！！！

バルビエ家の権力？圧力？人脈？
そっそれとも経済力なのか！？
さすが、バルビエ公爵家です。
我が家との格差がハンパないよぉょぉょぉ

「ニコラ様はすでに魔法を学んでおられ、
使うこともできますので、今日は、、復習、、
付き添い、、監視？でしょうかね」

最後引っかかってはいけないお言葉が
スルーですスルー。

「ココ嬢、まずは魔力を体感してみましょう。
どうすれば魔力を放出できるか、を感じとるのは
難しいかもしれませんが、それができればあとは
スムーズにできるようになるでしょう。
では、自分のやりやすい属性の玉を作ってみて
ください。そう！ココ嬢、素晴らしいです。
一回でできるなんて早々いませんよ。」

えへへ、褒められた♪

「はい、それを小さく、小さく、次は大きく、大きく、はいそのぐらいで、今度は色を濃く、
もっともっと濃く」

なんだかちょっと楽しくなってきた！

「はい！素晴らしいです！この様子だと
すんなり魔法も使えそうですね。」

「えへ。ニコ様、素晴らしいだって。
褒められちゃいました！嬉しいな。」
ちょっとドヤってみました。

「ココ、なんでそんなに毎日かわいいを
更新してくるの？」

私のドヤ顔がかわいい？？？
まっいっか褒められてるんだし？うん。

「では、次の段階です。水をチョロチョロ
流れる様を想像して、、
なんなくできてしまいましたね
しかも無詠唱」

それから、
火を灯し、その応用で雷を落とし

水球を作り出し、応用で氷も出現

土壁を作り、その応用で大地から花を咲かせ

光を使ってニコ様と先生を癒し、
その応用で先生の古傷をキレイに治す

風を起こし、その応用でなんと時空間ができました

えっ？わたし優秀すぎん？
なんか、先生ぽかーんとしてるけど、
5歳なのにやりすぎてない？大丈夫なん？

ニコ様は時空間を作り出したら、すごーいと
言っていそいそと手を繋いで来ました。

ヤバイ奴認定されるかもとガクブルしましたが、
安定のニコ様を見てなんか落ち着きました。

わたしの光魔術"癒し"より癒しです。
癒しの最上級です！

思わず繋いでた手をほっぺにスリスリ
しちゃいました。
ぽかーん先生を放置して。

想像力が全ての魔法は、私にはお手のものです。
だって前世、毎日妄想！妄想だけで生きている
と言っても過言ではない！
侮るなかれ50代の妄想力！
ちなみに妄想の中ではスタイル抜群、いつもモテモテでしたがなにか？

もちろん、
時空間は某人気アニメの四次元ポケットを想像
机の引き出しから出入りできるのも
そう遠くないでしょう
やらんけど。

結果、魔法講習は1日で免許皆伝となりました。

ここまで卒なくこなせれば十分。
万が一、魔力暴走などあっても妖精がなんとか
してくれるだろう。とのこと。

さすが王宮魔術師団　団長、魔力量が多いので
私にまとわりつく妖精は見えてたようです。

やめれ！私の耳穴に入ろうとすんじゃない。
こそばゆい

そして、ニコ様、やめれ！私の作った時空間に
入ろうとするんじゃない。
王族がホイホイ怪しいものに入ってはいけません！

そんなこんなで結果楽しい1日でした。