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「失礼いたします!」
元気な声がして、次々に少年従者たちが入ってきた。今度は朝食を持ってきてくれたのだ。
——ベッドで食べる朝食なんて、まるで王子さまになったみたいだ⋯⋯。
王侯貴族たちはときどきベッドで朝食をとるのだ。
従者たちがカーテンをサッと開ける。寝室に朝日がいっぱい差し込んできた。
「さあ、どうぞお召し上がりください、シャルルさま」
「⋯⋯ありがとうございます」
芸術作品のような美しさのオムレツに、ジュージューと焼き音がしているソーセージ、焼きたてのパンが何種類も、それにみずみずしい葡萄やオレンジ——絵に描いたような理想の朝食だ。
「あ、あの⋯⋯。これをぜんぶ食べてもいいのですか?」
「もちろんでございます」
「あ⋯⋯、ありがとうございます!」
——なんて幸せな朝なんだろう!
夢なら覚めないでほしいと願った。
そっとふわふわのパンに手を伸ばして口に入れる。
夢じゃなかった。
ほんとうに美味しいパンだ!
「バターの香りが素晴らしいです!」
あまりに美味しくて涙が出るほどだ⋯⋯。
すばらしい朝食が終わるころになると、こんどは服を抱えた従者たちが入ってきた。
「シャルルさま、今朝はどのお洋服になさいますか?」
「あの⋯⋯、昨日と同じ服で大丈夫です⋯⋯」
「ご遠慮なさらないでください、シャルルさま! 午後の服も、ディナー用の服も、すべて陛下がご用意なさっていらっしゃいますから」
「午後の服とディナーの服ですか? そんなに着替えるのですか?」
「もちろんでございます!」
双子の少年従者は同じ顔でにっこりと笑った。そばかすがとても可愛い。
「どの服になさいますか?」
「えっと⋯⋯」
目の前に並べられたのは、どれも見るからに高級な服ばかりだ。
——ほんとうにこんなにしていただいていいのかな?
遠慮しながら、春の青空のような淡いブルーのフロックコートを選んだ。同じ色のオメガ襟がついている。
着替え終わったちょうどそのときに、まるで扉の外で待っていたようなタイミングで、アルベルト国王が姿を見せた。
「アルベルト陛下!」
——わあ、今朝もとても素敵でいらっしゃる⋯⋯。
見るたびにぼーっと見惚れてしまう。
——ご挨拶をしなくては!
と気がついて、あわてて丁寧に膝を折った。
「おはようございます、陛下⋯⋯」
「おはよう、シャルル」
早朝のアルベルトはカジュアルな服装だった。白いシャツを着ていて、そのシャツのボタンが三つも開いている。鍛え上げたなめらかな胸筋がチラリと見えている。
彫像のように完璧な体だった。目を離すのが難しいほどだ⋯⋯。
——またじっと見てしまった!
急いで目を逸らすが、胸の奥が苦しいほどざわざわとしていた。
——どうしてこんなに見つめてしまうんだろう?
自分の行動がわからない。
「よく眠れたか?」
「はい、とてもよく眠れました」
「それはよかった。どうだろうか、もしよかったら、市街地を案内しようと思うが——」
「陛下が案内してくださるのですか?」
「ああ、もちろん」
「でも⋯⋯、あの⋯⋯」
「俺では嫌か?」
「嫌ではありません!」
「では、決まりだ——」
黒髪に青い瞳の、黒豹のようなしなやかな若き王が、にっこりと笑う。
この魅力に抵抗できる人間がいるとは思えなかった。
シャルルもまったく抵抗できる気がしない。
「はい、楽しみです⋯⋯」
と答えて、またぼーっとアルベルトに見惚れた。
*****
シャルルがアルベルト王とともに城門前の広場に行くと、十数人の少年従者たちがずらりと並んで待っていた。
みんな手に小さなカゴを持っている。カゴの中には真っ赤な薔薇の花びらが入っている。
——あれはなんだろう?
首をかしげながら歩き出すと、なんと従者たちがカゴの中の花びらを撒いて、真っ赤な花びらの絨毯を作ってくれるではないか!
花びらの絨毯が馬車までずっと続いていく。
「あ、あの⋯⋯、これはいったいなんでしょうか?」
踏み出しかけた片足を宙に浮かせて、隣のアルベルトに聞いた。
「朝靄で地面が濡れていたから絨毯を用意したのだ。どうせならば花びらのほうが、そなたの美しい姿に似合うだろう?」
「え? 美しい姿⋯⋯ですか? でも、あの⋯⋯」
「薔薇が嫌ならば別の花を摘んで来させるが——」
「いいえ! そういうわけではありません!」
従者のみなさんにこれ以上お手数をおかけしたら大変だ、と思いながら、そっと花びらの上を歩いていく。
花びらの絨毯はやわらかくて、甘くていい香りがした。
アルベルトが白い馬車の扉をサッと開けてくれた。
「では行こうか?」
「⋯⋯はい。ありがとうございます」
馬車の内装はものすごく豪華だった。赤いベルベットの壁に、座席には羽毛のクッションが並んでいる。
大きな窓があり、外の風景がよく見えた。
「港町からぐるりと山の方に回ろう」
と言いながら、アルベルトが座ったのはシャルルの隣だ。
——す⋯⋯、すごく距離が近いけど⋯⋯。肩がくっつくかも⋯⋯?
あまりにも近すぎた。ものすごく緊張してしまう。
——どうしよう、ドキドキしてきた。
けれども、城門を出て街並みが見えてくると、緊張も、自分が食材だということすらも、一瞬ですべてを忘れた。
「うわあ! すごくきれいですね!」
海だった。真っ青な海原がどこまでも、どこまでも続いている。
エスタリア国は海がある国なのだ。
青い空と青い海、そのあいだに白い波が立ち、遠くには真っ白な海鳥が飛んでいく。
とっても綺麗だ⋯⋯。
「フランク国に海はないんです。海を見たのは初めてです!」
なんて開放的な風景なのだろう⋯⋯。
馬車は崖の上から港町に向かっていく。緩やかな下り坂だ。
エスタリア国は後方を山に、そして前方を海に囲まれた、風光明媚な地形だった。
山の斜面には、太陽の光に眩しく輝く白い建物がびっしりと建っていた。
まるでおとぎの国のような、うっとりする景色がどこまでも広がっている。
道の両脇には銀色がかった緑の葉を持つオリーブの木が並び、暖かい風にふわりと葉が揺れている。
オリーブの木には真っ白な花がたくさん咲いていて、その花の香りだろうか、甘い香りが馬車の中にふわりと入ってくる。
とってもいい香りだ。
「気持ちがいい風ですね!」
港町まで下りてくると、外国人らしい姿が多くなった。
「輸入や輸出に力を入れているから、商人が多いんだ」
アルベルトが説明してくれる。
商人たちはとても珍しい姿をしていた。頭にターバンを巻いた人たちもいるし、ラクダを連れた人たちもいる。
なんだかとてもエキゾチックな雰囲気で、見ているだけで気持ちがワクワクしてきた。
——きれいだなあ⋯⋯。
うっとりと見惚れた。
すると、いきなり耳元で甘い声がした。一瞬で顔がカーッと赤くなるような、そんな甘い声だ。
「——ここは美食の街なんだ」
「うわっ!」
びっくりして思わず馬車の壁に張りついてしまった。
振り向くと、アルベルトも目を見開いて青い目をキラキラと輝かせながら驚いた表情をしていた。
「どうした、シャルル?」
「い、いえ⋯⋯、なんでもありません」
——僕の顔、赤くなってないかな?
顔も首も燃えるように熱かった。急いで窓の外に顔を向けて大きく深呼吸をした。
——どうしてこんなに熱くなるんだろう? もしかしてオメガの発情?
オメガの発情のことはもちろん知っている。だけど発情したことは一度もないから、自分の体に起きている変化の意味が、あまりよくわからなかった。
——国王さまに発情なんかしたら、料理されるどころか、すぐに処刑されてしまう。しっかりしなきゃ!
なん度も深呼吸をして落ち着こうとしていると、馬車が静かに止まった。
「街を少し歩こうか?」
「は、⋯⋯はい」
馬車を降りると、そこには少年従者たちもいて、またしても薔薇の花で絨毯を作ろうとするではないか!
「あ、あの⋯⋯、どうかおやめください!」
慌てて止めた。
「嫌か?」
アルベルトがものすごく残念そうな顔をする。
「いえ、あの⋯⋯、嫌ではありませんが⋯⋯。あの⋯⋯、その⋯⋯」
口ごもっていると、アルベルトは小さく笑って従者たちに城に戻るように命じた。
「ふたりだけで歩こう」
と笑う。
——ふたりだけ⋯⋯?
ものすごく緊張するではないか!
続く
元気な声がして、次々に少年従者たちが入ってきた。今度は朝食を持ってきてくれたのだ。
——ベッドで食べる朝食なんて、まるで王子さまになったみたいだ⋯⋯。
王侯貴族たちはときどきベッドで朝食をとるのだ。
従者たちがカーテンをサッと開ける。寝室に朝日がいっぱい差し込んできた。
「さあ、どうぞお召し上がりください、シャルルさま」
「⋯⋯ありがとうございます」
芸術作品のような美しさのオムレツに、ジュージューと焼き音がしているソーセージ、焼きたてのパンが何種類も、それにみずみずしい葡萄やオレンジ——絵に描いたような理想の朝食だ。
「あ、あの⋯⋯。これをぜんぶ食べてもいいのですか?」
「もちろんでございます」
「あ⋯⋯、ありがとうございます!」
——なんて幸せな朝なんだろう!
夢なら覚めないでほしいと願った。
そっとふわふわのパンに手を伸ばして口に入れる。
夢じゃなかった。
ほんとうに美味しいパンだ!
「バターの香りが素晴らしいです!」
あまりに美味しくて涙が出るほどだ⋯⋯。
すばらしい朝食が終わるころになると、こんどは服を抱えた従者たちが入ってきた。
「シャルルさま、今朝はどのお洋服になさいますか?」
「あの⋯⋯、昨日と同じ服で大丈夫です⋯⋯」
「ご遠慮なさらないでください、シャルルさま! 午後の服も、ディナー用の服も、すべて陛下がご用意なさっていらっしゃいますから」
「午後の服とディナーの服ですか? そんなに着替えるのですか?」
「もちろんでございます!」
双子の少年従者は同じ顔でにっこりと笑った。そばかすがとても可愛い。
「どの服になさいますか?」
「えっと⋯⋯」
目の前に並べられたのは、どれも見るからに高級な服ばかりだ。
——ほんとうにこんなにしていただいていいのかな?
遠慮しながら、春の青空のような淡いブルーのフロックコートを選んだ。同じ色のオメガ襟がついている。
着替え終わったちょうどそのときに、まるで扉の外で待っていたようなタイミングで、アルベルト国王が姿を見せた。
「アルベルト陛下!」
——わあ、今朝もとても素敵でいらっしゃる⋯⋯。
見るたびにぼーっと見惚れてしまう。
——ご挨拶をしなくては!
と気がついて、あわてて丁寧に膝を折った。
「おはようございます、陛下⋯⋯」
「おはよう、シャルル」
早朝のアルベルトはカジュアルな服装だった。白いシャツを着ていて、そのシャツのボタンが三つも開いている。鍛え上げたなめらかな胸筋がチラリと見えている。
彫像のように完璧な体だった。目を離すのが難しいほどだ⋯⋯。
——またじっと見てしまった!
急いで目を逸らすが、胸の奥が苦しいほどざわざわとしていた。
——どうしてこんなに見つめてしまうんだろう?
自分の行動がわからない。
「よく眠れたか?」
「はい、とてもよく眠れました」
「それはよかった。どうだろうか、もしよかったら、市街地を案内しようと思うが——」
「陛下が案内してくださるのですか?」
「ああ、もちろん」
「でも⋯⋯、あの⋯⋯」
「俺では嫌か?」
「嫌ではありません!」
「では、決まりだ——」
黒髪に青い瞳の、黒豹のようなしなやかな若き王が、にっこりと笑う。
この魅力に抵抗できる人間がいるとは思えなかった。
シャルルもまったく抵抗できる気がしない。
「はい、楽しみです⋯⋯」
と答えて、またぼーっとアルベルトに見惚れた。
*****
シャルルがアルベルト王とともに城門前の広場に行くと、十数人の少年従者たちがずらりと並んで待っていた。
みんな手に小さなカゴを持っている。カゴの中には真っ赤な薔薇の花びらが入っている。
——あれはなんだろう?
首をかしげながら歩き出すと、なんと従者たちがカゴの中の花びらを撒いて、真っ赤な花びらの絨毯を作ってくれるではないか!
花びらの絨毯が馬車までずっと続いていく。
「あ、あの⋯⋯、これはいったいなんでしょうか?」
踏み出しかけた片足を宙に浮かせて、隣のアルベルトに聞いた。
「朝靄で地面が濡れていたから絨毯を用意したのだ。どうせならば花びらのほうが、そなたの美しい姿に似合うだろう?」
「え? 美しい姿⋯⋯ですか? でも、あの⋯⋯」
「薔薇が嫌ならば別の花を摘んで来させるが——」
「いいえ! そういうわけではありません!」
従者のみなさんにこれ以上お手数をおかけしたら大変だ、と思いながら、そっと花びらの上を歩いていく。
花びらの絨毯はやわらかくて、甘くていい香りがした。
アルベルトが白い馬車の扉をサッと開けてくれた。
「では行こうか?」
「⋯⋯はい。ありがとうございます」
馬車の内装はものすごく豪華だった。赤いベルベットの壁に、座席には羽毛のクッションが並んでいる。
大きな窓があり、外の風景がよく見えた。
「港町からぐるりと山の方に回ろう」
と言いながら、アルベルトが座ったのはシャルルの隣だ。
——す⋯⋯、すごく距離が近いけど⋯⋯。肩がくっつくかも⋯⋯?
あまりにも近すぎた。ものすごく緊張してしまう。
——どうしよう、ドキドキしてきた。
けれども、城門を出て街並みが見えてくると、緊張も、自分が食材だということすらも、一瞬ですべてを忘れた。
「うわあ! すごくきれいですね!」
海だった。真っ青な海原がどこまでも、どこまでも続いている。
エスタリア国は海がある国なのだ。
青い空と青い海、そのあいだに白い波が立ち、遠くには真っ白な海鳥が飛んでいく。
とっても綺麗だ⋯⋯。
「フランク国に海はないんです。海を見たのは初めてです!」
なんて開放的な風景なのだろう⋯⋯。
馬車は崖の上から港町に向かっていく。緩やかな下り坂だ。
エスタリア国は後方を山に、そして前方を海に囲まれた、風光明媚な地形だった。
山の斜面には、太陽の光に眩しく輝く白い建物がびっしりと建っていた。
まるでおとぎの国のような、うっとりする景色がどこまでも広がっている。
道の両脇には銀色がかった緑の葉を持つオリーブの木が並び、暖かい風にふわりと葉が揺れている。
オリーブの木には真っ白な花がたくさん咲いていて、その花の香りだろうか、甘い香りが馬車の中にふわりと入ってくる。
とってもいい香りだ。
「気持ちがいい風ですね!」
港町まで下りてくると、外国人らしい姿が多くなった。
「輸入や輸出に力を入れているから、商人が多いんだ」
アルベルトが説明してくれる。
商人たちはとても珍しい姿をしていた。頭にターバンを巻いた人たちもいるし、ラクダを連れた人たちもいる。
なんだかとてもエキゾチックな雰囲気で、見ているだけで気持ちがワクワクしてきた。
——きれいだなあ⋯⋯。
うっとりと見惚れた。
すると、いきなり耳元で甘い声がした。一瞬で顔がカーッと赤くなるような、そんな甘い声だ。
「——ここは美食の街なんだ」
「うわっ!」
びっくりして思わず馬車の壁に張りついてしまった。
振り向くと、アルベルトも目を見開いて青い目をキラキラと輝かせながら驚いた表情をしていた。
「どうした、シャルル?」
「い、いえ⋯⋯、なんでもありません」
——僕の顔、赤くなってないかな?
顔も首も燃えるように熱かった。急いで窓の外に顔を向けて大きく深呼吸をした。
——どうしてこんなに熱くなるんだろう? もしかしてオメガの発情?
オメガの発情のことはもちろん知っている。だけど発情したことは一度もないから、自分の体に起きている変化の意味が、あまりよくわからなかった。
——国王さまに発情なんかしたら、料理されるどころか、すぐに処刑されてしまう。しっかりしなきゃ!
なん度も深呼吸をして落ち着こうとしていると、馬車が静かに止まった。
「街を少し歩こうか?」
「は、⋯⋯はい」
馬車を降りると、そこには少年従者たちもいて、またしても薔薇の花で絨毯を作ろうとするではないか!
「あ、あの⋯⋯、どうかおやめください!」
慌てて止めた。
「嫌か?」
アルベルトがものすごく残念そうな顔をする。
「いえ、あの⋯⋯、嫌ではありませんが⋯⋯。あの⋯⋯、その⋯⋯」
口ごもっていると、アルベルトは小さく笑って従者たちに城に戻るように命じた。
「ふたりだけで歩こう」
と笑う。
——ふたりだけ⋯⋯?
ものすごく緊張するではないか!
続く
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