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第40話
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つらい。
悠斗を拒絶した日からおよそ3ヶ月の時が経ったが、ちっとも慣れない。それどころか12月の冷たい空気に体が震えるたび、悠斗に抱きつきたくなる。悠斗に触れさえすれば、この寒さから逃れられるような気がするのだ。
悠斗も悠斗で、俺に見限られたと諦めてさっさと離れればいいのに、いつまでも俺のそばから離れず、ことあるごとに誘いをかけてくる。
そのたびに俺は悠斗に甘えたくなって、断るときには一層つらさが増す。
そんな俺の葛藤など露知らず、川島は今日も元気に声をかけてくる。
「なぁなぁ、俺ら4人でクリスマスパーティしようぜ!」
「いいね」
こんな状況でクリスマスなんて祝いたくもないが、誘われてしまったら仕方がない。
川島はお姉さんが受験生だし、村瀬も兄弟がいるので勉強会同様、またもやうちで開催することになった。
そして今日はプレゼント交換で渡す品物を探しに駅に併設されたショッピング施設にやってきた。
こうして1人で出歩くのは随分と久しぶりな気がする。中学の頃は土日も長期休暇もほぼ部活だったし、たまの休みも誰かしらに誘われていた。高校に入ってからは川島によく誘われるし、なにより悠斗とずっと一緒にいたから…
平日とはいえ冬休みでそれなりに賑わっているショッピング施設では、子どもを連れた若い夫婦やカップルが多く目に入る。そしてお互いを支え合いながら歩く老夫婦もちらほらといる。
もし俺か悠斗のどちらかが女だったら、なんの障害もなくあんな風にデートをして、将来を誓い合って家庭を築いて、歳をとっても2人で出かけたりできたんだろうか。
まぁ、それでも悠斗の気が変わらない保証はどこにも無いか。
(あぁまた悠斗のこと考えてる。もういい加減慣れろよ)
とにかく今はプレゼントを探すことに集中しよう。川島と村瀬と悠斗、誰の手に渡ってもいいように無難な商品がいい。だがセンスが無いと思われるのも嫌だ。
そんな時目に入ったのは、様々な色のシンプルなマフラーがたくさん置いてある店だった。
(このマフラー、悠斗がつけたらかっこいいだろうな)
◆◇◆◇
「メリクリ~!」
「わーい」
川島の声とともに村瀬が手を叩いて盛り上げる。俺の部屋のテーブルには様々なお菓子やジュースと、駅前でみんなで買ったケーキが並んでいる。
「食べよ食べよ!いただきまーす」
早速フォークを持ってケーキを食べ始める川島に続いて俺もケーキを口にする。甘さは感じるが、横にいる悠斗との気まづさのせいか美味しいとは感じない。
「来年も4人でクリパできるかねぇ」
「え?なんで?集まればいいじゃん」
ケーキを味わいながら川島がそんなことを言い、村瀬が疑問を口にする。
「彼女ができるかもしれねーだろ?」
「あー、そういうこと」
「モテ男が2人いるし、俺だって常に彼女欲してるんだから、いつ誰がこんなかから抜けるかわかんねーよ」
はぁ、今はそういう話題やめてほしいな。
ちらりと悠斗の方を見ると、興味無さそうに飲み物を口に運んでいる。
「もちろん俺は彼女できてもお前らと仲良くするけどな!」
「ははは」と適当に笑いながら早くこの話題が終わってほしいと願う。
「てか川島は好きな人いるの?」
「えーそれ聞いちゃう?」
村瀬の質問に川島がにやけ顔で答える。
「可愛いなーと思う人は何人かいるけど、この人!ってのはまだいないんだよなぁ」
「じゃあまだまだ彼女できそうにないね」
「んだよ。こうなったら可愛いと思ってる人全員に告白してこっかなー。1人くらいはOKしてくれるかも」
「誰でもいいんだと思われたら相手にされなくなるよ」
「あーそっか確かに」
川島のアホな発言には呆れるが、彼女が欲しいという想いは伝わってくる。そもそも好きな相手がいないのに恋人だけ欲しいという感覚が俺にはよくわからないが、この世の中はクリスマス前にカップルか増加する現象が発生するため、川島のようなタイプも多いのだろう。
俺も川島くらい軽く考えられればもっと楽になるんだろうな。
「お前らは彼女できる予定無いの?」
「「「ない」」」
「えー。村瀬はわかるけど佐野と清水はなんかあるだろ」
「おい、失礼だな」
川島の発言に村瀬がムッとする。
「今は恋愛はいいかな」
「おいおい俺たち高校生だぞ?青春真っ只中だぞ?今恋愛しないでいつするんだよ」
川島はフォークを小さく振りながら説教を垂れてくる。
そんなこと言われたって、付き合いたい人がいないんだから仕方ないだろう。
「好きな人いないし」
そう言うと悠斗がわずかに下を向いたのが見える。
「えー、清水は?気になる人いないの?」
そう尋ねられても無視を決め込む悠斗だが、川島は「なぁなぁ」としつこく問い続ける。そして徐々に悠斗の眉間にはシワがより、ついにドンッと音を立ててテーブルにコップを置き、ビクリと皆の肩が跳ねる。
「お前に関係ねーだろ」
怒りを含ませた悠斗の低い声だけがその場に響く。
「あー、ごめん…
そうだ!プレゼント交換しようぜ!」
「そ、そうだね!」
川島と村瀬はわざと明るい声を出して雰囲気を明るくしようと努める。
「んー、どうしよ、あみだくじにするか?」
「いいね。じゃあ紙とペン持ってくるよ」
川島の提案に俺は席を立ち、適当なプリントとペンを持って席に戻る。
プリントの裏側に4本の縦線とそれぞれの名前を書いて紙を折り曲げてそれを隠し、縦線の間にいくつもの横線を引いて、最後に順番に好きな線の上に名前を書く。
「よし、じゃあ村瀬からいくぞ!」
指で線を辿ってたどり着いた名前は、川島のものだった。
「おっ!村瀬は俺のかぁ。じゃあ次は清水な」
そして悠斗が辿った線の先には、俺の名前が書かれていた。
「薫からのプレゼントか。嬉しい」
「そっか、よかった」
悠斗は純粋に喜びを向けてくるが、なんとなく気まずくて目を合わせられない。
そしてそのまま全員分のプレゼント交換先が決定した。
「なんか2人でそれぞれ交換する感じになったな」
「まぁ、こういうこともあるよね」
最終的に川島は村瀬の、俺は悠斗のプレゼントを受け取ることになった。
川島は村瀬から小さめのクッキー缶、村瀬は川島から首がグニョグニョ動く謎の人形を貰っていた。
「はいこれ、薫のこと考えて選んだ」
「ランダムなのに…でもありがと。俺もはい、メリークリスマス」
「メリークリスマス」
そして俺たちは互いに似た様な、平らで柔らかいプレゼントを渡す。
ラッピングを開けてみると、そこにはベージュのマフラーが入っていた。
「はは、すげぇ。どう?似合う?」
悠斗は俺が渡した濃紺のマフラーを自分の首に巻いて嬉しそうに尋ねてくる。
「似合ってる」
「ありがと、すっげぇ嬉しい。薫もつけてみてよ」
「うん」
そう促されて悠斗からもらったベージュのマフラーを巻いて見せてみると、悠斗は満足そうな顔をする。
「すげー似合ってる。やっぱ薫はこういう色が合うよ」
「ありがと」
なんだか久しぶりに悠斗の幸せそうな顔を見た気がして、照れくさくて思わず下を向いてしまう。
「おっ、2人ともピッタリじゃん!」
「お似合いです」
川島と村瀬にも褒めそやされ、恥ずかしさが増す。
そうして解散となったクリスマスパーティ。悠斗はマフラーを大事そうに抱えて玄関から出てゆく。
「お邪魔しましたー!じゃあまた部活で」
「お邪魔しました。ばいばい」
「じゃあね」
手を振りながらエレベーターの扉が閉まるまで2人を見送る。
あとは悠斗だけだが、2人きりになると気まずくて少し距離を取ってしまう。
すると悠斗は俺の方をまっすぐ見て口を開く。
「薫が何考えてんのかわかんねぇけどさ、俺は薫のことが一番好きだから。捨てられたってそれは変わらねぇよ」
「なんの話」
「とにかく、それだけは忘れんな。じゃ」
悠斗は言うだけ言って、ちょうどやってきたエレベーターに乗って帰ってしまった。
それからしばらくして俺も家に入り、自分の部屋の片付けを始める。
俺に距離を取られて悠斗もつらそうにしているのに、どうしてずっと変わらず優しくしてくれるんだろう。なんで嫌いになってくれないんだろう。
悠斗の優しさに甘えて、周囲の目も気にせずずっと一緒にいられたらどれだけ幸せだろう。
だが俺にはそんなこと出来ない。周囲の目がなにより怖い。社会の"普通"から外れたら生きていける気がしない。
でも、そこまでして、心を押し殺しながら生きる意味ってなんなんだろう?
幸せになったら生きられなくて、生きるためには幸せを諦めて…こんな人生になんの価値があるんだろう?
そう考えていると、自然と涙が溢れて止まらなくなっていた。
悠斗からもらったベージュのマフラーを胸に抱きながら、うずくまってひたすら声を押し殺す。
悠斗を拒絶した日からおよそ3ヶ月の時が経ったが、ちっとも慣れない。それどころか12月の冷たい空気に体が震えるたび、悠斗に抱きつきたくなる。悠斗に触れさえすれば、この寒さから逃れられるような気がするのだ。
悠斗も悠斗で、俺に見限られたと諦めてさっさと離れればいいのに、いつまでも俺のそばから離れず、ことあるごとに誘いをかけてくる。
そのたびに俺は悠斗に甘えたくなって、断るときには一層つらさが増す。
そんな俺の葛藤など露知らず、川島は今日も元気に声をかけてくる。
「なぁなぁ、俺ら4人でクリスマスパーティしようぜ!」
「いいね」
こんな状況でクリスマスなんて祝いたくもないが、誘われてしまったら仕方がない。
川島はお姉さんが受験生だし、村瀬も兄弟がいるので勉強会同様、またもやうちで開催することになった。
そして今日はプレゼント交換で渡す品物を探しに駅に併設されたショッピング施設にやってきた。
こうして1人で出歩くのは随分と久しぶりな気がする。中学の頃は土日も長期休暇もほぼ部活だったし、たまの休みも誰かしらに誘われていた。高校に入ってからは川島によく誘われるし、なにより悠斗とずっと一緒にいたから…
平日とはいえ冬休みでそれなりに賑わっているショッピング施設では、子どもを連れた若い夫婦やカップルが多く目に入る。そしてお互いを支え合いながら歩く老夫婦もちらほらといる。
もし俺か悠斗のどちらかが女だったら、なんの障害もなくあんな風にデートをして、将来を誓い合って家庭を築いて、歳をとっても2人で出かけたりできたんだろうか。
まぁ、それでも悠斗の気が変わらない保証はどこにも無いか。
(あぁまた悠斗のこと考えてる。もういい加減慣れろよ)
とにかく今はプレゼントを探すことに集中しよう。川島と村瀬と悠斗、誰の手に渡ってもいいように無難な商品がいい。だがセンスが無いと思われるのも嫌だ。
そんな時目に入ったのは、様々な色のシンプルなマフラーがたくさん置いてある店だった。
(このマフラー、悠斗がつけたらかっこいいだろうな)
◆◇◆◇
「メリクリ~!」
「わーい」
川島の声とともに村瀬が手を叩いて盛り上げる。俺の部屋のテーブルには様々なお菓子やジュースと、駅前でみんなで買ったケーキが並んでいる。
「食べよ食べよ!いただきまーす」
早速フォークを持ってケーキを食べ始める川島に続いて俺もケーキを口にする。甘さは感じるが、横にいる悠斗との気まづさのせいか美味しいとは感じない。
「来年も4人でクリパできるかねぇ」
「え?なんで?集まればいいじゃん」
ケーキを味わいながら川島がそんなことを言い、村瀬が疑問を口にする。
「彼女ができるかもしれねーだろ?」
「あー、そういうこと」
「モテ男が2人いるし、俺だって常に彼女欲してるんだから、いつ誰がこんなかから抜けるかわかんねーよ」
はぁ、今はそういう話題やめてほしいな。
ちらりと悠斗の方を見ると、興味無さそうに飲み物を口に運んでいる。
「もちろん俺は彼女できてもお前らと仲良くするけどな!」
「ははは」と適当に笑いながら早くこの話題が終わってほしいと願う。
「てか川島は好きな人いるの?」
「えーそれ聞いちゃう?」
村瀬の質問に川島がにやけ顔で答える。
「可愛いなーと思う人は何人かいるけど、この人!ってのはまだいないんだよなぁ」
「じゃあまだまだ彼女できそうにないね」
「んだよ。こうなったら可愛いと思ってる人全員に告白してこっかなー。1人くらいはOKしてくれるかも」
「誰でもいいんだと思われたら相手にされなくなるよ」
「あーそっか確かに」
川島のアホな発言には呆れるが、彼女が欲しいという想いは伝わってくる。そもそも好きな相手がいないのに恋人だけ欲しいという感覚が俺にはよくわからないが、この世の中はクリスマス前にカップルか増加する現象が発生するため、川島のようなタイプも多いのだろう。
俺も川島くらい軽く考えられればもっと楽になるんだろうな。
「お前らは彼女できる予定無いの?」
「「「ない」」」
「えー。村瀬はわかるけど佐野と清水はなんかあるだろ」
「おい、失礼だな」
川島の発言に村瀬がムッとする。
「今は恋愛はいいかな」
「おいおい俺たち高校生だぞ?青春真っ只中だぞ?今恋愛しないでいつするんだよ」
川島はフォークを小さく振りながら説教を垂れてくる。
そんなこと言われたって、付き合いたい人がいないんだから仕方ないだろう。
「好きな人いないし」
そう言うと悠斗がわずかに下を向いたのが見える。
「えー、清水は?気になる人いないの?」
そう尋ねられても無視を決め込む悠斗だが、川島は「なぁなぁ」としつこく問い続ける。そして徐々に悠斗の眉間にはシワがより、ついにドンッと音を立ててテーブルにコップを置き、ビクリと皆の肩が跳ねる。
「お前に関係ねーだろ」
怒りを含ませた悠斗の低い声だけがその場に響く。
「あー、ごめん…
そうだ!プレゼント交換しようぜ!」
「そ、そうだね!」
川島と村瀬はわざと明るい声を出して雰囲気を明るくしようと努める。
「んー、どうしよ、あみだくじにするか?」
「いいね。じゃあ紙とペン持ってくるよ」
川島の提案に俺は席を立ち、適当なプリントとペンを持って席に戻る。
プリントの裏側に4本の縦線とそれぞれの名前を書いて紙を折り曲げてそれを隠し、縦線の間にいくつもの横線を引いて、最後に順番に好きな線の上に名前を書く。
「よし、じゃあ村瀬からいくぞ!」
指で線を辿ってたどり着いた名前は、川島のものだった。
「おっ!村瀬は俺のかぁ。じゃあ次は清水な」
そして悠斗が辿った線の先には、俺の名前が書かれていた。
「薫からのプレゼントか。嬉しい」
「そっか、よかった」
悠斗は純粋に喜びを向けてくるが、なんとなく気まずくて目を合わせられない。
そしてそのまま全員分のプレゼント交換先が決定した。
「なんか2人でそれぞれ交換する感じになったな」
「まぁ、こういうこともあるよね」
最終的に川島は村瀬の、俺は悠斗のプレゼントを受け取ることになった。
川島は村瀬から小さめのクッキー缶、村瀬は川島から首がグニョグニョ動く謎の人形を貰っていた。
「はいこれ、薫のこと考えて選んだ」
「ランダムなのに…でもありがと。俺もはい、メリークリスマス」
「メリークリスマス」
そして俺たちは互いに似た様な、平らで柔らかいプレゼントを渡す。
ラッピングを開けてみると、そこにはベージュのマフラーが入っていた。
「はは、すげぇ。どう?似合う?」
悠斗は俺が渡した濃紺のマフラーを自分の首に巻いて嬉しそうに尋ねてくる。
「似合ってる」
「ありがと、すっげぇ嬉しい。薫もつけてみてよ」
「うん」
そう促されて悠斗からもらったベージュのマフラーを巻いて見せてみると、悠斗は満足そうな顔をする。
「すげー似合ってる。やっぱ薫はこういう色が合うよ」
「ありがと」
なんだか久しぶりに悠斗の幸せそうな顔を見た気がして、照れくさくて思わず下を向いてしまう。
「おっ、2人ともピッタリじゃん!」
「お似合いです」
川島と村瀬にも褒めそやされ、恥ずかしさが増す。
そうして解散となったクリスマスパーティ。悠斗はマフラーを大事そうに抱えて玄関から出てゆく。
「お邪魔しましたー!じゃあまた部活で」
「お邪魔しました。ばいばい」
「じゃあね」
手を振りながらエレベーターの扉が閉まるまで2人を見送る。
あとは悠斗だけだが、2人きりになると気まずくて少し距離を取ってしまう。
すると悠斗は俺の方をまっすぐ見て口を開く。
「薫が何考えてんのかわかんねぇけどさ、俺は薫のことが一番好きだから。捨てられたってそれは変わらねぇよ」
「なんの話」
「とにかく、それだけは忘れんな。じゃ」
悠斗は言うだけ言って、ちょうどやってきたエレベーターに乗って帰ってしまった。
それからしばらくして俺も家に入り、自分の部屋の片付けを始める。
俺に距離を取られて悠斗もつらそうにしているのに、どうしてずっと変わらず優しくしてくれるんだろう。なんで嫌いになってくれないんだろう。
悠斗の優しさに甘えて、周囲の目も気にせずずっと一緒にいられたらどれだけ幸せだろう。
だが俺にはそんなこと出来ない。周囲の目がなにより怖い。社会の"普通"から外れたら生きていける気がしない。
でも、そこまでして、心を押し殺しながら生きる意味ってなんなんだろう?
幸せになったら生きられなくて、生きるためには幸せを諦めて…こんな人生になんの価値があるんだろう?
そう考えていると、自然と涙が溢れて止まらなくなっていた。
悠斗からもらったベージュのマフラーを胸に抱きながら、うずくまってひたすら声を押し殺す。
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