ブラコン兄弟とそれに萌える姉時々友人

蒼い色鉛筆

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あぁ紙サマ! ※お下品注意

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※お下品な描写があります。
 ご注意くださいませ。

※特にお食事されてる方は
 お気をつけくださいませ。

※色々ご注意お願いします。





カラン…


「ん…?」

今、何が起こった?
便座に座った俺はよく考えた。

健康的な男子学生の俺は食後のトイレで
しかるべき目的を果たしてすっきりした。
普段から通じは良いほうだが、
習慣で大きい方はスマホを携帯して
ゆっくり過ごしている。

丁度読みたかった漫画もキリよく読めて
出した方もキリよく済ませ、
スマホ画面を見ながら
トイレットペーパーに手を伸ばしたんだ。

ない、ない。

ペーパーがない。
予備もない。
誰だ前に使って放置したやつ。
どうせ脳筋野郎の弟だろう。

「………。」

大丈夫、慌てることなんてない。
俺の右手に持ってるのは?はいスマホ~。

元凶である成長期ハチマキの弟を
お兄様がパシッてやり、ペーパーを
持ってこさせよう。

名案、自分の頭の機転のよさに
ため息が出るが、正直尻が冷えてきた。

スイスイ、シュッ、と。
電話アプリを使って弟の電話に掛ける。

♪~♪~プッ

「はい、プァルフです。」

「あ?プァルフ?お兄ちゃんだよ。
早速だけど暇だろ?トイレまでペーパー
配達ヨロシク。それじゃ」

「待って…兄ちゃん、僕も今…っ
ふん、ふんぬぬぬむ…っ!戦ってるから…」

電話越しに伝わる弟が勇ましく気張る声。
なんだよお前もトイレで電話かよ、
不衛生なやつめ。

「おいおい、どこのトイレだよ。
まさか、外出してるわけじゃないよな?」

この辺りでやや焦る。
家のトイレは俺が占拠してるはずだ。

「学校…!今、部活の途中で催して…!」

「マジか…。仕方ない、この手は出来れば
使いたくなかったが…。」

「あれ?あれっ兄ちゃん!
ここ、トイレットペーパー切れて」

「ア、ワリィデンチキレルワ。」

何か聞こえたかもしれないが、
俺は俺のことを済ませよう。

弟との通話を切るのは心苦しいが切った。
着信がなったかもしれないが、
あいつも今大変だ。
学校に迎えにいくとか本当無理…いや、
ガンバレ、大人になるんだぞ。
兄として彼に健闘を祈る。

そして着信音を無視してもう一つの手段を
使うことにした。

乾きそうなんだけど。

♪~♪~♪~プッ

「リルラ?どうした?」

「ジューニ~。お前は頼りになる友人だと
信じていたよ~。で?う⚫こしてるの?」

「え?いやー」

「よし、これから俺の家で遊ぼう!
トイレットペーパー持参な!
お礼に茶菓子くらい出すぞ!」

「いや…リルラ…。」

「おん?」

なんだ、親友のこの、悟ったような
悲壮感漂う悲しい雰囲気は。
今までにないくらい嫌な予感がした。

「う⚫こ…終わったんだよ。
紙がないの…助けて…。」

「はああ?!お前もう⚫こかよ!」

「ねぇ、お願い、一生のお願いー」

「知るかっっ!なんで電話するやつ
皆揃ってトイレでう⚫こしてんだよ!」

「待って!見捨てないで!
もう尻がかぴかぴにーー!」

プチッ!
シーン…

勢いで切ったけどガンバレ親友。
しかし怒鳴ってもペーパーはない。
く…面倒なことになったな…!
差し迫るタイムリミットにようやく焦る。
どうする?緊急事態だ。
今この家にトイレットペーパーはない。
詰まる恐れがあるがティッシュを使うか?
だめだ、すっぽんぽんで廊下を歩くなんて
俺には…俺には出来ない!
尊厳を犠牲にしました♪なんてオチだけは
回避しなくてはならない!!
なんとしても、他の誰にも思い付かない
スマートかつ、今までのように上品に!
完結出来れば?俺の株も急上昇間違いなし!

それにーーーー
あの人だけには知られたくない…!
あの人にはーーーー

ガチャ

「あっごめん。う⚫こしてたのね。
トイペ私が使いきったから買ってきたよ。」

「…!?!?!?!?」

扉から花のような女神が…いやチガウ。
義姉のキューロ…さんが…
ズボンを下げた俺の手にペーパーを
握らせてくれた。

「じゃ。尻が乾燥する前に拭くのよ。」

そう言って丁寧に扉を閉めてくれた。

「…………。」

硬直して何も言えなかった俺は…

「う、うっ、うぇ…うぇっ、ぐす…」

彼女の手の温もりが残ってそうな
ペーパーを使って溢れる涙を拭いた。

ひ、ひどいよ…紙サマ………。


一方プァルフは己の右手を凝視した。

「この手だけは使いたくなかったが…」

完全に瞳孔が開いていたそうだ。

そしてジューニは翌日…
何も聞くな、と悟りきった顔で
死んだ魚のような目をしていた。
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