こいちゃ！[R-18]

③本編↓未工事(すごいえちえち)背後注意でお楽しみください。

短編 ○○の日 ※８月31日

「海さん好きです。」

「んんっ」

突然の告白に思わずほうじ茶を
むせそうになる。

どういうことだ？
今日は普通に仕事。

二人で起きて、二人で朝御飯を食べて
食後のティータイムをテーブルで
向かい合い、談笑してのんびり
過ごしていたところだ。

脈絡…ないよね？
月末告白デー？

「…燃夏モカくん、どしたの？」

彼は意味ありげにニコニコ笑ってる。
読み取れない由海広ユミヒロは首を傾げる。

「んふ、好きだなって。
ね、海さん愛してる。」

「…っ、…！」

ダイレクトな愛の告白に耳が熱くなる。
湯飲みで顔を隠してなんとか誤魔化す。

モカくんは嬉しそうに声を弾ませる。

「海さん、お返事欲しいです。」

「う、嬉しいよ…。ありがと…。」

「そうじゃなくて？」

「……、あ、あいしてるよ…私も…っ」

告白されて恥ずかしいのに…っ、
告白しかえさなきゃなんて…！

顔だけでお茶が沸かせるくらい真っ赤に
なってしまう。

「ありがとうございます♡」

ま、まあ、彼が満足そうならいいか…。
あ、もしかして

「な、何かの記念日だっけ？
ごめん、記憶力はいいほうだと
思ってたんだけど…。」

初めてキスした日？
初めて遊びに来た日？
いや、違うな…
初めて…抱かれた日…？
こ、これも違う…

というか、自分の妄想が恥ずかしい…っ

「ふふ、海さんやーらしいこと
考えちゃってます？♡」

「だ、だって教えてくれないから…」

「海さんかーわいい♡」

「むぅ…」

反応を楽しまれてるのかな…
ちょっと拗ねる。

モカくんがテーブルに差し出した手を
反射的に握る。

彼はふにゃっと微笑んだ。

「海さん知らないんですね。
今日はアイラブユーの日ですよ。」

「あい…らぶゆー…？」

「海外の告白する記念日らしいです。」

「はえぇ…」

単純に博識なモカくんに感心してしまう。

「だから、言葉にして愛の告白記念日♡」

「な、なるほど。」

にかっと眩しい笑顔。かわいいな。

月末告白デーじゃなかったのか…。
ちょっと残念…。なんで残念？

記念日を知ると、彼の行動を納得すると
同時に、やはり羞恥がこみあげる。

すきっていってもらえてうれしい…。

思わず、顔を緩めて笑ってしまう。

「海さん、今夜は覚悟して下さいね♡」

「んう？」

「たっぷり海さんの中に
『アイラブユー』注ぎますから♡」

「なっ…っ！」

雄っぽいセクシーな表情でにやりと笑って
指先を絡まされる。

ぼっ、と煙が出るほど顔が紅くなる。

「おじさんよりおじさんだよ、君…っ」

「海さん限定ですから♡」

「んん…」

そこを聞くと安心しちゃうんだよな…。

「なるべく早く帰ってきて下さいね。」

「…うん。」

今日は月末処理だけど頑張ろう…。
私も…夜が楽しみだ…。

出勤時間のアラームが鳴る。
長い１日が始まる。






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作者とりびあ

８月31日は
『アイラブユー』の日♪
調べたら理由もしっかりあるみたいですね。
あまりカップルの記念日に詳しく
ないのですが、たまに短編で時期ネタ？
色んな記念日をのろけたいなぁと
思います。

読んで下さってありがとうございました♪