こいちゃ![R-18]

蒼い色鉛筆

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③本編↓未工事(すごいえちえち)背後注意でお楽しみください。

えねまぐらまっさ~じ 前編

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「はい、お疲れ様です…。
どうも、ありがとうございますー…。」

自宅でそわそわ荷物を待ちわびていた
由海広ユミヒロは宅配に迅速な対応をした。

半日休みに宅急便の時間を
指定しておいてよかった…。

努めて作り笑顔をキープして滞りなく
小さな小包を受け取り、サインをした。

立ち去る配達員に軽く頭を下げて…、
素早く扉を閉める!

「……っ、…!!」

玄関にへたりこみ、
小包を穴が開くほど見つめる。

荷物を持つ手がぷるぷる震えている。

か、買ってしまった…っ!
燃夏モカくんにも内緒で…!

ごくり、と息を飲む。

誰もいないのは分かっているのに
辺りを見渡し、視線を気にしながら
仕事部屋にそっと侵入する。

軽い箱に少しの不安を感じながらも
住所や受け取り表を見てして
「本物」であることを確認する。

おぼつかない手つきで表紙を破り、
箱の中身をチェックした。
「それ」を見た衝撃に一瞬息が止まる。

「……っ、」

こ、これが…、そうなのか…!

食い入るように観察して、
再度辺りを警戒する。

小さな「それ」を懐に隠して、
寝室まで身を屈めて足音を潜めて歩く。

自宅に一人だけど。

「…、こ、ここに…、うん。」

ベッド横の引き出しに、いつもある
ローションと並べて保管する。

こんなバレやすいところに
置いてていいものなんだろうか?

使うまでにモカくんにバレたらどうしよう…
…それはそれですごいドキドキするっ…。

「すぅ…はぁ、…」

興奮に胸が高鳴るのを
深呼吸で落ち着ける…。

それでも頭の中は隠した物のことて
いっぱいいっぱいだ…。

今回入手したものは…
とんでもなくて…「やばい」。

今夜の情事に期待を膨らませながら、
しっかりと引き出しを閉めた。





きっかけはパソコンで書類を捌いてる時に
ふと目に入ったえっちな広告。

ほうじ茶を味わいながら
ぼんやり見てた視線の先が「それ」だった
時は一人恥ずかしさに悶えていたが
こっそり、しっかり内容を確かめるうちに
私もやってみたくなった…。

『えっちの準備をしてたの…♡
彼氏をドキドキさせよう!』

今時の広告はんだな…。
まず、そこに驚いた。

どんな広告だったかよく覚えていないけど
売り出し文句に目を惹かれた。

「彼氏」をモカくんに当てはめたから…。

もし、もし…。私が…「する」前に
準備したりして、彼を誘ったら…?
どうなっちゃうんだろう…。

モカくんはどんな風に…、思うだろう。

そんな好奇心に誘導されて、
気がついたら別のことを調べていた。

男性用の準備ってなんだろう…と
興味が湧いて色々グッズを調べるうちに、
とあるオモチャにたどり着いた。

「えねまぐら」という前立腺マッサージ?
するというアダルトグッズだった。

レビューを見る限り、すごくいい?
らしいということで購入してしまった。

おじさん、今の今までそんな
オモチャがあることを知らなかったんだ…

よく分からないまま軽い気持ちだった。


あのときは…軽率だった…。




つづきます→
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